• 待望の勝利を収めた二木・渡井ペア=所沢市民体育館で(田上佳雅撮影)

  • この日トップで起用された西村も気迫のこもったプレーを見せた

  • タイムアウトの際、喜納漢裕(法2)(中央左)らと話をする村上

リーグ戦2日目は二木・渡井ダブルスが団体戦初勝利

[卓球部]平成30年度秋季関東学生卓球リーグ戦1部(2018年09月15日 17時36分)

 リーグ戦2日目となった15日、駒大は中大と対戦した。結果は以下の通り。

駒大1ー4中大☆

【T】●西村星哉(商1)0-3(7-11、10-12、10-12)一ノ瀬○
【2】●二木啓太(経3)1-3(9-11、11-8、4-11、10-12)柏○
【3】●村上莉羽(営1)0-3(4-11、7-11、5-11)伊丹○
【M】○二木・渡井3-1(11-9、6-11、11-7、14-12)一ノ瀬・弓取●
【5】●渡井2-3(12-10、11-5、8-11、5-11、11-13)弓取○

 この日、相手にしたのは春リーグで4位だった中大。トップで起用された西村がまず貪欲にどんなボールも拾う鬼気迫るプレーで相手主将にプレッシャーをかける。スコアとしては0-3だがこの戦いがチームに良い流れを引き寄せる。続く二木は相手のミスも見逃さず、ラリー戦に持ち込み得点につなげる。だが、相手はダブルスでペアを組む渡井を大逆転で破った粘り強さを持つ。第4セットで左右に振って相手を翻弄していた矢先、7-3の場面でサーブミスで連続2失点をしてしまう。こういったミスを見逃さないのが1部リーグ上位校だ。直後7-6でタイムアウトを取るが流れは完全に相手のものとなり、敗れてしまう。続く村上は今季初出場だったが、自分のプレースタイルがうまくはまらず続けて敗れる。
 この崖っぷちを持ちこたえたのがダブルスだった。手元を突く厳しいコースのボールに苦戦しながらも、1球ごとに丁寧に打ち分けていくことで着実に得点を重ねていく。二人が得意とするブロック、そしてサーブやレシーブの質の高さが勝利への鍵となった。後続のシングルスが倒れたことで試合の決着はついてしまったが、ダブルスの団体戦初勝利という次につながる収穫を得た一戦であった。
 大会第3日目に対戦するのは早大と筑波大。春リーグでは早大には4-2で勝利、筑波大には3-4で惜敗しており、上位校と対戦したことで得た収穫がどこまで生かせるかが試される。


◎ダブルスに待望の勝ち星がついた。今春に結成されてから実に11戦目にして勝ち名乗りを上げた。前日の専大戦、明大戦はともにチームとしてはストレート負けを喫したが、学生界のトップ選手と戦う機会を無駄にしなかった。今回の勝因の一つが前日の試合だ。
 今年のインカレで準優勝を遂げた明大のペアを相手にフルセットまで粘る戦いを通じて自分たちの課題を見つけた。サーブの質の高さ、レシーブミスの少なさが二人の武器であり、これが1部でも十分に通用することが証明された。
 リーグ戦は、前回のリーグの結果によって組み合わせが決まり、駒大は春リーグではリーグの下位だったため、前半に上位校と対戦し、後半にかけて実力差が少なくなっていく競技日程になっている。そのため、前半は苦しい戦いを強いられるが、そこでいかに粘れるかが後半にかけて重要になってくる。レベルの高い選手と戦うことで、自分の課題が明確に見えてくることがある。まさに今回のダブルスの勝利こそがそれにあたる。
 さらに、奇しくも二人にはダブルスの戦いではではなく、シングルスにも共通点が見られた。サーブミスなどの単純なミスからセットを落としていることだ。特に渡井は関東新人戦以来、再び2セット先取からの逆転負けを喫しており、残留に向けてはこうしたミスを無くすことが必要であることが浮き彫りとなった。1部上位校の選手はミスが非常に少ない。今のところは苦戦が続くが今後、よりミスを減らしていくことで明日以降の結果が変わっていくことは大いに考えられる。


◆長崎隆志監督
「(試合は良い流れで推移していったと思うが)最初の西村が気持ち入っていたと思うよ。ベンチから見てても『勝ってやるぞ』という意思が強く出ていた。とやかく言わないで試合の展開に関する選手の発想力に今日は魅力を感じた。良い意味で『こういう場面でそういう選択肢もあるのか』ってね。ベンチから見ていて少し感心した。そういった意味では明日からも楽しみ。(西村選手は粘り強くボールを拾っていたが)西村の本来の良さはラリーができるところ。守れるし攻めれるし攻守一体というのが良いところ。今日はそういう姿を随所に見ることができた。明日も楽しみにしている。(二木選手はラリー戦の展開に持ちこめたところが見られた一方、ミスも見られたが)残念。1試合勝ち切るというのがどれだけ難しいことか。今までは良かったのが急にプレーが変わってしまうというのはよくあることで、二木も渡井もそう。自分が圧倒的に優勢な展開だけれどもちょっとしたことで流れが変わってしまう。気づいたらセットオールになっている。団体戦は流れが勝敗を左右するものの一つ。目に見えないものがある。そこで大事になってくるのは選手の集中力、発想力。明日も良い試合ができるように期待している。(今季初出場の村上選手について)全日学予選では相手とうまく戦えたけど、今回は自分の中で戦ってしまった。相手より、自分がどういうプレーをしているかというのが重要になってくる選手。卓球は自分がどういうプレーをしたいかというより、相手とどういう戦いをしたかというスポーツ。課題はそこ。相手が強いのは言わずもがな、分かっていることだから。(各セット序盤には連続得点をしていたが)そこからリズムや攻め方を変えられなかった。(ダブルスは春から通じてリーグ初勝利だが)リーグ戦11戦目にして初勝利。うちのダブルスは団体戦において入替戦含めて春リーグで8戦全敗、7月のインカレと昨日の結果を含めて10蓮敗中だった。今日の勝利は内容がどうであれ春リーグからの課題だったので嬉しかった。いつもマネージャーがスコアをつけていてミスした種類とかを記録しているんだけど、それを見てみると二木・渡井のダブルスはレシーブミスが少ない。渡井はシングルスのイメージだと派手そうだけどダブルスの時はしっかりレシーブを入れる。チキータ(バックハンドの一種)はやりたがる人多いけど、ダブルスではリスキーなもの。サーブとレシーブの質が高いのがあのペアの良さ。(その直後の渡井選手のシングルスは惜敗だったが)負けたからしょうがないけど、渡井はシングルスでは勢い重視の選手だから大量リードもすれば、逆転負けもするだろうし多少は目をつぶる。ただリードした時にプレーが縮こまってしまうと球を置きにいってしまう。そうすると相手につけこまれてしまう。10点取ると誰もが『相手がミスしてくれないかな』と思って本当は攻められるのに守ってしまったりする。それが適している選手もいるんだけど渡井の場合、点数は気にしない方が良い選手だからあまり点数は気にしないでプレーしてほしい。どうしても勝ちが成功ってことを意識すると自分にプレッシャーがかかってしまう。そんな簡単には勝てない。試合を通してちょっとでも春と比べて成長してくれれば。ダブルスは春より成長しているわけだから。勝ち星は無いけど成長していればそれはそれで良いと思う。(3日目は春季リーグで勝利した早大、惜敗した筑波大相手だが)春に勝ったっていうのは終わったこと。春に勝ったからまた勝てるというわけではないので。ただ今日は流れが悪くなかったから、この流れをしっかり出して午前中の試合から集中していってほしい」

◆島村直道(2017年度副主将)
「(卒業生としてチームを見て)後輩が活躍していると聞いて応援に来た。自分が現役の時は社会人といsて忙しいところを休みの日に来ることが想像つかなかったが、活躍していることを聞いて(応援に)来る気持ちが分かった気がした。(リーグ戦を実際に観戦して)自分が1~2年生の時よりも応援が大人しくなってしまったような気がする。これは学連の指示もあることだろうからうまくいく話ではないと思うが、もう少し派手にやっていっても良いのではないかと思う。応援を前面に出してほしい。(戦況を見て)3日目を迎え、疲労が溜まりつつああるとは思う。全般的に受け身になってしまっている展開が多いと感じた。もっとチャンスが来たら攻めの姿勢を出して良いと思う」

◆二木啓太
「(ダブルスが待望の初勝利だが)前日の明大戦で惜しいところまでいって、慣れてきたと思うところがあったので自分たちが自分らしくプレーできれば大丈夫だろうと思っていた。(二人の打ち分けがよくされていたが)自分がコースを突いて渡井が決めるというのが攻めの形。昨日の明大戦で自分たちがすべきことが見えた。(合宿ではどういったことを意識したか)お互いになかなかダブルスの練習をする時間が無くて、その中でもダブルスは強化してきた。サーブとレシーブを重点的に取り組んだ。(シングルスでは渡井選手が関東新人選手権で逆転負けを喫した柏選手だったが)あの試合は2階席から応援していた。粘り強い印象があった。そこで自分がその粘りに屈しないようにしようと臨んだ。(4セット目の7-3から連続失点もあったが)単純にリードしていて『このセットを取らないといけない』と気持ちが先走ってしまったのがサーブミス2連続につながってしまった。(3日目は善戦した2校が相手になるが)リーグ戦は勢いが大事だが、それだけだったら、追い詰めても最後に逆転負けということがあるので、大事なところでは冷静になって粘れるようにしたい」

◆渡井丈人士
「(ダブルスは団体戦初勝利だが)駒澤の課題としてダブルスの団体戦での未勝利があった。団体戦はダブルスが大事だと思うし、練習でもダブルスを強化してきた。でも正直なところリーグ戦の前の調整の段階では勝てるイメージが無かった。けど上位校の選手にズタボロにやられてからは『1球1球粘り強くいこう』と1球に集中した。お互いに粘り強くプレーしたら二人で一本を取っている実感がした。お互いの良いところが粘り強さやコース取りだったりブロックが得意なのでそういうところを出していった。相手は台上の技術があったので、追い込まれた展開からお互いに一本ブロックしてコースを作っていくことが効いていた。ようやく良い状態になってきた。初勝利だったので嬉しかった。明日も自分のシングルスは大事だが、ダブルスで勝てばチームに良い波をもたらすと思うので。(シングルスではあと一本が遠かったが)自分が関東新人で負けた相手が二木さんの相手だったが、自分のスタイルとしては勢いを出していくスタイルなので、そこで最後決め切れるかどうか。自分次第だと思うし、そこで一本を取れる何かをまだ持っていないので、そういう意味ではもっとチームに良い影響を与えなければいけない。自分とか西村はそういう役割があると思うので。(勝ち切るには何が必要になってくるか)ラリーがどうこうよりも簡単なミスであったりが強い選手は少ない。無駄なところでミスが無いからリードしていて決め切れるわけで。練習で一本に対する軽い気持ちが結果に響いてくると思うので、練習から見直したい。(相手の弓取選手はけがをしていたようだが)序盤は故障明けのブランクを感じたが、ブランクがあっても高校時代からのキャリアもあって元々持っている技術があるので、自分よち全然上の存在。試合の駆け引きもうまく、戦術変更をしてきた。そこに自分のミスが重なってしまった。打っているボールも強かった。(3日目は春季に勝利した早大、惜敗した筑波大が相手だが)明日以降はもっと気合いを入れて、惜しい負けが多いのでそういうところも取らないといけない。とはいえ筑波も早稲田も駒澤より格上なので、挑戦する気持ちや向かっていく気持ちを忘れずにいきたい」

*秋季リーグ3日目、早大戦が16日(日)11時から、筑波大戦が15時30分頃から所沢市民体育館で行われます。(西武新宿線 新所沢駅東口徒歩10分)

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