• 躍動感あふれるフォームで速球を投げ込む秋山

秋山章悟「投げて貢献したい」

[硬式野球部]ラストシーズンに賭ける男たち⑤(2005年09月14日 01時25分)

 エース候補と言われた大型右腕も、ついにラストシーズンを迎えた。140キロ台の直球は威力十分で、落差の大きなカーブもある。ただ、常に『制球』という課題がついて回った。投手陣の軸として期待された今春、7試合に登板したものの先発はわずか2試合。いずれも3イニングを持たずに降板している。この不本意な成績に「首脳陣から信頼を得られなかった」と投手陣崩壊の責任を誰よりも痛感している。
 この夏、野村コーチが投手力強化のために付きっきりで指導。秋山も走り込みやフォームを修正しながら、課題の克服に取り組んだ。その効果はすぐに現れ、オープン戦では投手を中心とした守りの野球で結果を出した。「六大学のチームに勝ったのは自信になる。4年間の中で今が一番充実している」。最後の秋に向けて準備は整った。
 「昔はマウンドでイライラしていた」という秋山が、今ではチームメイトから「(秋山は)以前とは比べものにならない」と評されるまでに成長した。この4年間で太田監督から『心』を教わったのだ。「とにかく、投げて貢献したい」。すべてのマイナスをプラスにするため、求めるものは結果だけだ。
◆秋山章悟(あきやま・しょうご)
1983年4月26日、香川県生まれ。観音寺一高-駒大。投手。右投げ右打ち。181センチ、80キロ。

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