• 第3位として表彰状を受け取った日野と田村=岐阜メモリアルセンターで(岡田あおい撮影)

【男子】”王者”相手に完敗…ベスト4でインカレ終える

[硬式テニス部](2018年08月26日 16時04分)

 平成30年度全日本学生テニス選手権大会(本戦)の準決勝が8月20日、岐阜県メモリアルセンターで行われた。結果は以下の通り。


<男子ダブルス・初戦>
●日野勇人・田村迅 0(1-6、1-6)2 ○坂井勇仁・田中優之介(早大)


【日野・田村】
 第1シードである早大との対戦となった準決勝。相手のスピード、コースなど超強力のサーブに翻弄される。今までの戦った相手とは段違いの強さに圧倒され、ボールに触ることすらできない場面も見られる。結局、第1ゲームを日野がキープした以外にゲームを取ることができずに1−6で第1セットを落とした。
 セカンドセットも相変わらず早大コンビの強烈なショットに押される。相手もどんどん勢いづき、ストレートを抜くスーパーショットやボレーなども冴え渡る。第2ゲームで田村がサーブでサービスエースを決めてゲームをキープしたものの、相手の方がやはり一枚上手。その後のゲームを全て取られ1−6でセカンドセットを落とし、準決勝で敗退した。


◆出井章雅コーチ
「(今日の試合は)対戦相手が第1シードで、昨年のインカレインドアでも優勝している相手で、あのペアでは2人は戦ったことがなくてどういった作戦かがわからない中、試合の中で色々考えながらやってくれてはいた。だが、全体的にショットのショットの精度、スピード、技術やメンタル総合的に今の2人より2枚も3枚も上だったなあという印象があった。彼らには話したが、ポイントのどこかで半ば諦めというかそういう気持ちがあったのであれば、それはすごく残念なことだし、戦う以上ベスト4という輝かしい成績を出したわけだから、もっと堂々と自分たちが試合中に考えてプレーできるように取り組んでもらえれば指導者としても非常にありがたいと思う。ちょっと半ば諦めてたところがあったんじゃないかと感じるところは残念であった。駒大としてベスト4に入ったということも含めて、彼らが史上初の快挙を成し遂げているし、技術とメンタルの面は昨年と比べれば向上はしている。ただベスト4以上、決勝とか優勝をしたいのであれば全体的な底上げをしていかなければ厳しいのかなとは思う。だが、現役時代自分はベスト16までしか行けなかったのでそれよりさらに上を彼達が作ってくれたのは指導者として嬉しいですし、自分が知らない世界を味あわせてくれた2人には感謝している」


◆日野勇人(営3)
「(今日の試合の感想は)完敗。球一つ一つの精度に関しても、相手が上で、身体的にも相手の方がきついはずだが、ピンピンしていた。(試合を振り返ってみて)大体の敵とは戦える自信があったが、この試合をやってみて、上には上がいるというか、自分のステージの一つ上に相手がいるなと思ったし、そのステージに自分はまだ立てていないなと思った。普通のストレートラリーなのに相手のボールに押されてふかしてしまうボールがあったり、サーブの速度が桁違いだったした。(ダブルフォルトで自身のサービスゲームを落としたが)終わったなと思った。セカンドセットはブレイクは相手のサーブが凄すぎたのでできないなと思っていて、キープしてタイブレークまで持ち込んだらなんとかなると考えていたが、そこでブレイクされてしまった。(ブレイクすることは考えていなかったか)ブレイクは難しいだろうなと思っていた。昨日戦った相手も、サーブ悪くはないが、それよりもさらに強い、スピードもコースも角度も良くて取れないところに来るサーブもあった。(この結果は)駒大初の快挙と言われてすごく嬉しかったが、この試合の結果を見るとまだまだだなあと思う。頑張らないといけないなと思う。(今後は)シングルスの方がインカレの予選で負けるというひどい結果だったのでそこはもっと練習していかないといけないと思う。去年は2回戦まで行ってシード選手に相手に競っていたのでまずはシングルスの実力を身につけたい」


◆田村迅(経3)
「(試合の率直な感想は)実力を見せつけられたというか完敗の一言。正直自分たちが持っている戦略を全て出し切った。それを1枚も2枚も上回ってきたのでさすが早稲田だなと思った。あと10試合、20試合やれと言われても同じような感じで技術の差を見せつけられると思う。割と自分たちはブレイクして盛り上げていくペアだが、相手のサーブも素晴らしく良くて食らいつくので精一杯だったので、ブレイク出来たらラッキーというのを話していた。だがなかなかブレイクさせてくれなかったので、悔しかった。(今大会の結果は)ベスト4には入ったが上には上がいるし、あのレベルを倒さないと優勝はできない。あのレベルについていけるように、早稲田さんや慶應さんの選手を目標に、またそれを上回れるように日々の練習でイメージして常に頭の片隅に浮かべつつ、来年こそ優勝目指して頑張りたい」


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