• 不調を乗り越え順位を2つあげる活躍を見せた原嶋=長野県信濃町黒姫高原で(奥田葉月撮影)

  • アンカーを担った1年生の荻原(石曽根和花撮影)

  • 陸上競技部後援会から贈られたタオルを持つ(写真前列右から)花崎・市澤・原嶋・藤田ヘッドコーチ・佐々木・江口・荻原、(後列右から)島津・大西・小林・青山・谷・林

3年連続の入賞ならず…課題を胸に夏合宿へ

[陸上競技部](2018年08月19日 18時44分)

第3回黒姫・妙高山麓大学駅伝大会が8月19日、妙高高原(新潟県)から黒姫高原(長野県)を結ぶ全6区間47.0kmで行われた。結果は以下の通り(上位3校までと駒大のみ)。

【総合成績】
1位 帝京大A 2:26′17
2位 亜大A 2:26′30
3位 国学大 2:27′40
7位 駒大 2:28′51

【個人成績】
1区(8.1km) 花崎悠紀(市1)26′55[7](7)
2区(5.9km) 市澤長太(歴2)18′19[8](8)
3区(10.2km) 原嶋渓(社3)31′38[3](6)
4区(8.0km) 佐々木聖和(営3)26′45[6](6)
5区(8.0km) 江口大雅(仏2)23′58[5](6)
6区(6.8km) 荻原颯太(歴1)21′16[9](7)

※[]は個人記録、()は総合記録


今年で3回目の開催となった今大会。前回大会の4区間全長28.7kmから6区間全長47.0kmに変更され、一層標高差が特徴的なコースとなった。駒大は故障明けの選手や、1年生を含むフレッシュなメンバーで挑んだ。
1区には、4月の新入生インタビューで山上りの区間への希望を語っていた花崎悠紀が出走。大学駅伝初出場ながら序盤は前方でレースを進めるも、起伏にとんだコースに苦戦。ラストで勝負をかけられず、7位でタスキをつないだ。
最短区間となる2区では、これまで中距離で活躍してきた市澤長太が力走。もらった位置でのタスキリレーを最低限の目標と掲げるも、攻めの走りを見せられず。8位という結果に終わった。
最長区間の3区を担ったのは、原嶋渓。得意の上りで前の選手の背を捉え、その差を確実につめていく。上級生らしい見事な走りで順位を2つあげ、区間3位の活躍を見せた。
最も上りが厳しい4区を走ったのは、佐々木聖和。険しい山道を粘って上り切ったものの、攻めの走りをできず。6位をキープして江口にタスキをつないだ。
最も急な下りのコース・5区では、江口大雅が黒姫の山を駆け下りた。タスキを受け取って2キロほどは、上りのコースに苦戦。その後、長い下りコースを懸命に下り順位をキープしてアンカーにタスキを託した。
アンカー・6区を任されたのは、1年生の荻原颯太。初めての夏合宿中で疲労がある中だったが、終盤まで拓大選手に食らいつき並走する。だが、最後の上りで離されてしまい、スタミナ不足を今後の課題として挙げた。
3年連続の入賞を逃し、7位で今大会を終えた駒大。だが、レースからそれぞれ課題も見つかった。今大会で手にした課題を胸に、険しい山道を駆けた6人が試練の夏合宿に挑む。


◆藤田敦史ヘッドコーチ
「(例年より早い(8月4週目→3週目)開催となったが)夏合宿が始まってすぐという形になったので、終盤にやるよりは前半にやったほうが選手はフレッシュな状態でやれたのかなと思う。若手中心の布陣になったので、どこまでやれるかという思いを持ってやったが、最後アンカーの荻原が順位を落としてしまうという形になってしまったのが残念だった。(区間が6区間に増えたが)主要区間というような1区だとか3区、また上り下りの4区、5区という形で、ある程度監督のほうで適材適所に配置をした。まだ区間順位を見ていないが、上級生の佐々木が少し情けなかったかなと思う。そこでしっかり踏ん張れれば、上位に食い込むことができたのではないかというのがあるのと、2区の市澤がしっかり攻めることができなかったというところ。それ以外の区間に関しては、ある程度攻める走りというのができていたと思うので、2区、4区がもう少し攻める走りをしてほしかったなと思う。(1年生からも2人出場したが)1区・花崎は途中見ていたときは余裕があったので、後半勝負できるかなと思ったが、できなかったという部分。後は、6区・荻原も一緒。前半良い形で競り合っていたが、最後の最後で置いていかれてしまったというところで、花崎にしろ、荻原にしろやはりそういうところのスタミナ。課題が見えたかなとは思う。ある意味そういうものが見えたということは、この後の夏合宿でやるべき課題が明確になったということでもあるので、その部分を重点的に本人たちが自覚を持ってやれるかどうかだと思う。(今年の夏合宿のテーマは)いかに上のレベルの練習や選手に対して下のレベルの者がそこを見て追いつく努力をするかということ。今年の箱根駅伝は予選会からということになってしまっているので、やはり中間層の底上げだけではなくて全体としての底上げという部分を考えてやらないとダメだと思う。そうは言っても、いきなり下のレベルの者がAチームに追いつけるかといったら追いつけないと思うので、選手たちに合宿の初日に『今の自分よりも、3週間終わった後に自分はここは頑張ったんだ、ここは成長したんだと、そういうことが言える合宿にしよう』という話はしていて、力の差はあるけれども自分の中で課題をもって、それにしっかり取り組んで、3週間経ったときに自分はやる前よりも成長したという部分を持てるようにという話をした。それぞれが課題はあると思うので、その課題から目を背けることなく向き合って、どれだけやれるかだと思う。それができれば全体の底上げという形ができると思うので、そこがテーマかなと思う」


◆花崎悠紀
「(大学駅伝初出場だったが)緊張はあまりしていなかった。付き添いの人にリラックスさせてもらって、力むことなく走ることができたが、1区は流れを作るので、自分は順位が悪く、チームには申し訳なかったと思っている。(上りの区間だったが)結構アップダウンが得意というのがあって、今日は上りがずっときつかったが、自分的にはどちらかというと下りのほうが良いイメージで走れた。後半の下った後の上りがやはり少し足が止まってしまって、あまり動かなかった。(レースを振り返って)最初はコーチと相談して、序盤は抑えて後半仕掛けるというレース展開をしようと思っていたが、日体大と創価大の選手が中間点過ぎくらいから何度も仕掛けてきて、後ろにいたら危なかったのでそれで中盤は先頭付近でレースを進めていた。しかし、後半その2人が仕掛けたときに対応できず、やはりそこは力の無さを感じた。(夏合宿の目標は)自分は特に飛び抜けているところがなく、逆に言えば平均的なので、スタミナだったりや、アップダウンに強いというような自分の強みというのをしっかり磨いて、自分の弱い気持ちの部分であったり、生活面であったりを強くできるように頑張っていきたい」


◆市澤長太
「(今日の調子は)夏合宿が始まって序盤で、1週目は脚づくりという形で距離を踏むことが多かったので、足のほうは結構きてるなという感じはあった。(目標としていたところは)やはり駒大のユニフォームを背負っているので、最低限もらった位置でタスキを渡すということと、それ以上上げていくというのを目標にしていた。(レースを振り返って)走った結果としては順位を1つ落としてしまって目標通りの走りができなかったので、良くなかったと思う。(夏合宿の目標)夏合宿を通しては、スタミナ不足というのはずっと言っているが、やはりまだまだ足りない部分。また、夏合宿明けには全日本インカレがある。そこでの結果を自分は1番求められていると思うので、そこに向けてしっかりやっていきたい」


◆原嶋渓
「(今日の調子は)夏合宿に入る前の7月から8月の頭にかけては調子がすごく悪くて、自分の中で気持ち的にも落ちていたが、1回帰省期間でリセットして、帰省明けからはしっかり走れていた。今日も上級生としてしっかり走らないといけないなという気持ちを持ってやった。(レースを振り返って)最初上りがスムーズに入れて、下りはあまり得意ではないが、しっかり前を追って走れた。前に人が見えていたのでそれを追っていく形で上手く前半走れた分、後半もしっかり前の選手を追えて、抜けたのでそこは良かったと思う。最後はやはり練習できていなかった分、スタミナ切れでラスト少し落ちてしまった。これからの夏合宿あと2週間あるので、そこを補って秋につなげていけたらなと思う。(残りの夏合宿は)今Bチームでやっているので、しっかりその練習をこなして、まずそこで自信をつけて秋につなげていきたいのと、やはりチームとしてもAチームの人が結構頑張っているが、Bチームより下の人たちがまだまだ力が無いので、そこの中で自分がもっとしっかり引っ張っていくくらいの気持ちでやっていきたい」


◆佐々木聖和
「(今日のレースの目的は)練習の一環として出るというのは、監督やコーチから言われていた。最低限自分のところで、後の5区6区は1、2年生が走るので上級生である自分が楽なところで走らせてあげたいと考えていた。(今日のコンディションは)故障明けで2日前にポイント練習を再開したばかりなので良くはなかった。(4区を走って)最初は、1区と4区で自分と花崎がどちらを走るかということだったが、自分はあまり集団走が得意でないということで決まった。アップダウンもあまり得意ではないが、登りはしっかり粘って走れたかなと思う。(今年の夏合宿は)個人的な目標としては、夏合宿に来るまでぜんぜん走り込めていなかったので、走り込みをメインにする合宿を考えている。チームとしては、予選会を控えているわけなので、全員しっかりスタミナをつけて予選会を誰が走ってもいいような層の厚いチームにできればなと思う」


◆江口大雅
「(今日のレースの目的は)自分はレースにあまり出ていなかったので、とりあえずしっかり走ればいいかなという感じだった。駅伝が久々で、レース自体は7月に一度出たが、駅伝はチームを背負っているという感じがして、けっこう気負いというか考えすぎたところがあった。走り始めたらきつかったが、少し軽くなって走れるようになった。(5区を走って)最初の2キロくらいがずっと上りできつくて、『大丈夫かな』と思った。下り始めるともう足が追いつかないくらい下って、後ろから藤田コーチから『いいよ、いいよ』と言われたので、それで乗れるような感じで走ることができた。(今年の夏合宿は)去年1年間ずっと故障していて、思うように走れなかった。ちゃんと走り込めるときは走り込んで、故障がないように自分で考えながら、体を見極めて体と向き合いながら合宿を走り切って秋につなげていきたい」


◆荻原颯太
「(今日のレースの目的は)監督からポイント練習の一環と言われていた。合宿で疲労がある中だったので、きつい中でもベストを尽くすことを意識した。(今日のコンディションは)筋肉痛などがあって良くはない。(6区を走って)自分の区間は他の区間よりは少しアップダウンが少なかったので、追いついてから付かなくてはいけないところでここぞという時に行けなかったことが心残り。(今日のレースを振り返って)タスキをもらった時点で前が見える位置だったので早い段階で追いつきたかったが、突っ込みすぎると後でペースが上がらなくなってしまうと考えすぎてしまい、入りが予定より遅くなってしまった。その後に拓大が来て付いていったので、いいペースでいけたが、付いていくのに精いっぱいになってしまって最後の登りで離れていってしまった。もう少しいけたかなと思う。(今年の夏合宿は)この合宿は距離を稼ぐ合宿。自分はスタミナが足りないと思っているので、この合宿で距離を稼いでスタミナをつけて今日みたいに動けなくなってしまう部分を改善できるようにしていきたい」

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