• 最高の状態でラストシーズンを迎える奥山

奥山飛龍「秋は一発かます」

[硬式野球部]ラストシーズンに賭ける男たち②(2005年09月12日 00時27分)

 大学最後の夏、奥山がひと回り大きくなった。オープン戦8試合に登板してなんと自責点ゼロ。直球、変化球のキレが格段に増し、相手に的をしぼらせないピッチングで六大学や社会人の強打者もほぼ完ぺきに抑えこんだ。奥山は好調の要因を「体調がいいから全体的にレベルが上がった」と分析する。
 何に対しても妥協しない性格で、見事に野球と学業を両立。すでに卒業単位を取得した。一般学生よりも優秀な成績の科目も多く、教員免許も取得間近だ。もちろん、いま体調が良いのにも理由がある。「ビタミン不足を常に補い、暑くても冷房をしないで長袖を着て寝る」。毎日の練習と、徹底した自己管理が実を結んだのだ。
 3年の春から登板機会を与えられ始めたが、左のワンポイントとしての起用がほとんどだった。それが今では「むしろ右打者のほうが投げやすい」と自分のピッチングに自信を持っている。多くの武器を身につけた奥山がマウンドに上がったとき、それは勝利の方程式となるはずだ。
◆奥山飛龍(おくやま・ひりゅう)
1983年4月4日、東京都生まれ。都立八丈高-駒大。投手。左投げ左打ち。169センチ、65キロ。

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