• 7位入賞を果たした駅伝主将の堀合=相模原ギオンスタジアムで(菅野真由子撮影)

  • 惜しくも9位で入賞を逃した中村大聖(長井孝樹撮影)

  • キャプテンとしても、チームとしても課題を挙げた物江(太田悠介撮影)

  • ラストスパートで追い上げられなかったと語ったエース・片西(石曽根和花撮影)

  • 関東インカレ初出場は苦しい戦いとなった小島(大黒哲志撮影)

堀合がハーフ7位入賞! 入賞者2人で関東インカレ閉幕

[陸上競技部](2018年05月27日 20時10分)

第97回関東学生陸上競技対校選手権大会4日目が5月27日、相模原ギオンスタジアムで行われた。結果は以下の通り(上位3人と駒大のみ)。
※駒大は2部校

【ハーフマラソン決勝】
1位 サイモンカリウキ(日薬大)1:03′09
2位 畔上 和弥(帝京大)1:03′49
3位 横井 裕仁(帝京大)1:04′06
7位 堀合 大輔(国4)1:05′26
9位 中村 大聖(政3)1:05′30


【5000m決勝】
1位 レダマキサイサ(桜美林大)13′49″86
2位 小山 直城(東農大)14′01″23
3位 浦野 雄平(国学大)14′04″51
9位 物江 雄利(地4)14′20″67
15位 片西 景(地4)14′31″50
30位 小島 海斗(市2)15′01″26


ハーフマラソンには堀合と中村が出場した。
スタート後は、集団の真ん中で並走。青学大の選手を先頭に競技場を4周し、12周の周回コースへ進む。レースは、留学生選手が首位を独走する状態に。帝京大の2人が後を追い、上武大、青学大、神大が続いた。
堀合はその後ろを中学大と並走し、9位に位置。残り2周でレースが大きく動くと、青学大2人と7位集団を形成。競技場に入るとゴール手前で前の選手をかわし、7位入賞を果たした。
一方、中村は競技場の外に出ると、先頭集団に離される形に。3周目で集団に追いつくも予想外のペースに苦戦を強いられる。残り2周で堀合を含む7位集団に続く中、中学大、創価大に先行を許し、駿河台大選手と並走しながら前を追った。最後、8位の中学大に迫る場面もあったが、3秒及ばず、惜しくも9位で入賞を逃した。


5000m決勝には片西、物江、小島が出場。物江は集団前方、小島は中程、片西は後方に位置取る。
物江は先頭集団に食らいつくも、留学生選手らのペースにつけず、徐々に順位を下げてしまう。最後の1周で意地のラストスパートを見せ、1人を追い抜いたものの、入賞には一歩届かず。9位でレースを終えた。
片西はレースプラン通りじりじりと順位をあげるも、最後にスパートをかけきれず15位。
小島は、中盤ペースを落とし、後退。そのまま順位を上げることができず、30位でレースを終えた。
今年度の関東インカレは3000mSCで大西峻平が6位、ハーフマラソンで堀合大輔が7位の成績を収め、入賞者2人という結果で閉幕した。




◆大八木弘明監督
「(今年度の関東インカレは)状態が良くなかった選手が多かった。下(史典、経4)も出られなかったし、せめて入賞者はもう少し出てほしかったなという感じ。5000mも、10000mとかも9位。その辺のところが、やはり今のチームのまだまだ弱さというか、底上げしなければいけないところだと思う。もう少し上位に入れるようなチーム作りをしないと、やはり箱根駅伝の予選会も含めて厳しい状況になるんじゃないかなと思う。もう1回立て直して、やっていきたい」


◆堀合大輔
「(駅伝主将からみた今年の関カレは)今回、4年生が主なメンバーとしてそれぞれの種目を走った。上位入賞を期待できる選手がいたわけだが、実際に入賞出来た選手が少なかったことに加え、勝たなければいけない相手に勝ちきれなかった。やはり、暑い中の試合というのは、力不足などがはっきり出てしまうレースだと思う。そういったことはしっかり練習を積み重ねて夏合宿であったり、秋のシーズンに活かしていかなければいけないので、チームとしての課題が見つかったと思う。(次の試合は)ホクレン・ディスタンスチャレンジ。(次戦の意気込みは)次のトラックも10000mを走ると思う。自分は10000mをそんなに回数走っていないので、これからまた2ヶ月弱ある期間を有意義に使って、しっかり28分台を出したい。自分自身が納得できる結果を出せるようにしたいと思う」


◆中村大聖
「(レースプランは)遅いペースで行くのかなと考えていたから、後ろの集団の様子を見て行こうと思っていた。レースプランと全然違う展開だったので、うまく対応出来なかった。最初離れていて、合流出来たが、ペースが速かったから後ろで様子を見る展開になってしまった。(今日の結果は)途中、中だるみをしてしまったので、そこを直せば入賞できたと思う。周回もあって『あと何km』とすごく考えてしまったこともあって、少し厳しい走りになってしまい反省している。(レースの課題は)涼しいハーフは走れる自信があるので、監督にも言われた通り暑いレースや勝負レースで積極的に前で進めていけるようにしたい。(次のレースは)次は北海道でやる学連記録会の10000mでトラックに力を入れていこうと思う。28分台が求められてくると思うからそれを1つの目標に練習していきたい」


◆物江雄利
「(調子は)4月の金栗記念の3日前に発熱してしまい、無理してレースをした。金栗は最低限まとめることが出来たが、その後さらに体調を崩してしまった。日体大記録会10000mの部も練習がてらやり、4月は結構きつかった。5月はゴールデンウィークに菅平合宿に行かせて頂いて、そこでしっかりと練習が出来た。今回の調子としては、自信を持ちながらレースに臨めたと思う。(スタートから集団前方にいたが)去年1500mと5000mに出させてもらい、1500mで入賞は出来たが、5000mでは17位と、全く歯が立たたず悔しい思いをした。そのレースでは、積極的に前に行けず中盤を走り、最後はダラダラと終わってしまった感じだった。今回は5000mだけだったのもあるが、キャプテンなので、背中で見せるレースをしたいと思っていた。積極的に前の方でレースを進めるというのは、始まる前から決めていた。(結果は)取ってはいけない順位。入賞出来ないというのは、自分の弱さだと思う。キャプテンがこれでは話にならない。自分の理想とするキャプテンである安西(秀幸、08年卒)さんは、10000mで2位に入賞していた。自分はキャプテンとしても選手としても全然目標に達していない。悔しい。(この1ヶ月の練習は)体調を崩してしまい、それを戻すことを考えながらやっていた。菅平で合宿をして、GGN(ゴールデンゲームズinのべおか)もそれで棄権していたので、関カレだけに集中して練習していた。(普段の練習と変えたところは)自分はスピードをガンガンやっていくよりも、長い距離から距離を落としていくという感覚で5000mに臨んだ方がいい走りが出来ると思っていた。距離走を多く行い、スピードよりも距離というのを今回は考えながらやっていた。(最後気持ちが伝わる走りだったが)チームがラスト150mくらいのところで集団で応援していた。最後の関カレであり、キャプテンとして臨む関カレでもあったので、悔いを残さないように、最後出し切るという思いでラストの方は走った。(主将という立場から見て今年の関カレは)自分が9位で、10000mの片西と小原が9、10位で入賞を逃した。3000mSCの大西は頑張ってくれた。ハーフで堀合が7位、大聖が9位ということで、チームとして、監督もおっしゃっていたが、いまいちだったなと思う。ここで9、10位を取っている選手が、1つ2つ順位を上げれば入賞者が3人4人と増えていた。それを考えればチームとしてまだまだだと思う。『悔しさを忘れない』ということを1月に監督言われ、それをチームのスローガンにして、みんなが気持ちの中に持っていたと思う。しかし、応援してくれている方々は、今回の結果を見て、口だけの集団だと思ってしまうだろうと感じる。悔しさを忘れないと言っているのにこの成績か、いうのが意見だと思う。個人的に、2部でこのような成績なので、危機感を持った。キャプテンとして、さらに自分に厳しくやっていく姿を見せないと、チームは更に上に行けないと思う。もっともっと自分に厳しくやっていきたい。そういう背中を見て、チームは付いてきてくれると思う。自分がいい方向にチームを持っていければという思いを持った。(次戦は)6月の試合にはエントリーせずに、7月のホクレンの方に2試合出たいと考えている。そこをしっかりターゲットにして、記録が出せるように、チームの雰囲気を良くできる走りをしたいと思う」


◆片西景
「(今日は)(関カレ初日に)10000mを走ったので、疲労は多少あった。しっかり気持ちも切り替えて、5000mは5000mで集中してやろうと思ってやった。(10000mを走った影響は)無いわけではないと思うが、神大の選手や、1部だったら順大の選手も10000mから5000mを走っているので、言い訳にはできないなと思う。(今日のレースでの目標は)後ろから入賞圏内に入れたらと思っていたが、追い上げきれなかった。物江(雄利)のところくらいまでは行きたかったが、ラストで上げきれなかった。(レースを振り返って)後からしっかりいくというのはできたので、落ち着いてレースの展開はできた。だが、結果が結果なので、良くはなかったと思う」

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