• 第1セット先取して、コート内の選手が喜びを分かちあった=ウイング・ハット春日部で(石曽根和花撮影)

  • 常に安定して得点を稼ぐ谷平(岡田あおい撮影)

  • アタックとサーブが躍動した橋本(元井可奈子撮影)

  • 得点する度に喜びを爆発させた谷崎

それぞれの選手が躍動!!4試合ぶりの勝利

[男子バレーボール部](2018年04月23日 17時46分)

平成30年度春季関東大学男子1部バレーボールリーグ戦、対明大戦が4月22日、ウィングハット春日部にて行われた。結果は以下の通り。

<スコア>
☆駒大3ー1明大
1set(25-23)
2set(20-25)
3set(25-21)
4set(25-21)

<スターティングメンバー>
2 丸山航(国4)
4 宮崎敬(歴4)★
7 遠藤樹(G4)
11 谷平拓海(現3)
13 齋藤浩貴(歴3)
18 山田大悟(経2)
19 森田凌雅(営2)
22 山根晏輝(G2)★

★はリベロ

<最多得点>
谷平拓海 22得点 {アタック 39本中18本(決定率46.2%)、ブロック 1本、サーブ1本}

森田のアタックによる駒大の先制点で幕を開けた、今試合。第1セットは3点以上の点差がつかない、取って取られての接戦となった。序盤は齋藤がアタックで存在感を見せ、中盤からは谷平も順調にアタックを決めていく。最後は丸山と山田のブロックで、長いラリーを制してこのセットをものにした。
第2セットは相手に先制点を奪われすかさず齋藤が決め返すも、連続で得点を許してしまう。谷平や途中出場の橋本直幸(政3)らのアタックで巻き返しを図るが、相手の攻撃を拾いきれずに押される展開に。20-25でこのセットを失った。
 第3セットから、齋藤に代わって橋本、遠藤に代わって谷崎晃平(商2)がスタメン入り。序盤は相手にリードを許したが、橋本のアタックや谷崎のブロックが躍動して中盤からは優勢を保つ。リベロの宮崎が相手コートの隙をついたボールを放ち得点する場面も。最後は、エースの谷平がアタックを決め、第3セットを獲得した。
第4セットは橋下のバックアタックや谷平、森田のアタックなどスパイカーの攻撃が順調に決まる。長いラリーもしっかりとものにして相手に1回もリードを許すことなく、危なげなくセットを手に入れた。これにより、セットカウント3-1で明治大に勝利。
4試合にぶりの白星となった。

◆鈴木淳平監督
「(今日の総評)駒大が、どれだけしっかり各選手が自分自身のプレーをして、しっかりとプレーできるか。当然トライをしながらミスをコントロールしないといけないし、気持ちのムラもコントロールしないといけない。状況的には連敗をしていて、下向きになりがちだが、目の前のことをしっかりしないと勝てるものも勝てないから選手は粘り強く我慢してくれた。落としたセットに関しては相手の出方次第というのもあるが、こちらのテンションが少し緩んでミスが続いた部分があった。それ以外に関してはこちらが粘り強くやることで相手にミスをしてくれている部分もあって非常に助かった。こちらがそういう姿勢でやり続けることによって相手が崩れて自滅する方向に向かってくれるのであれば、ゲームのやり方としてはひとつ意図していたことなので、大成功だと思う。昨日は、スコア以上に力量差を認めざるを得ない試合だったので、試合後にいろいろと細かいかつ厳しい指摘をした。それについて選手もしっかり受け止めて改善しようという気持ちで取り組んでくれていたのではないかと思う。それについてはすごく嬉しい。(第3セットからスタメンを交代したが)明治のサーブは、サービスエースを取れるほど強くはない。全体的にスピードが緩い。フローターサーブのキレは何人かいいサーブを打っていたが、全体的にサーブは少し弱かった。それに対して駒大のレシーブはそう崩れていないが、若干短い。そういうネットから少し離れたパスをクイックで遠藤や山田が打つのはそんなに得意ではない。特に遠藤はブロッカーとして非常に頑張ってくれていてアドバンテージになっているが、攻撃面でパスが少し短くなってクイックを使えないという状況に加えて、少し得点力が低い森田にトスが集まってという2重に苦しい状況になってしまっていた。2セット目の途中からそういうことがあって、『もう少しパスをしっかり返しなさい』 
と言うのがいいのか、遠藤を代えるのがいいのかという判断を迫られてきた。また、齋藤へのトスもネットから離れた割れたトスが多かった。クイックに比べたらアタッカーにトスが行くまでに時間があるが、齋藤にも少し助走を調整して打ち切れるような入り方をしてほしかったが、トスもあまり良くなく齋藤の受け方も良くなかった。途中でそれのアドバイスをしたが、セットを落とすまでになってしまったので、思い切ってスーパーサブで控えている橋本に代えてみるのがいいのではないかと。これまでいくつかのピンチを救ってきてくれていて、完ぺきではないが、スタートの斎藤が上手くいかなかったら橋本が出るというのは駒大にとって決まり事なので。今日はそれが上手く機能して、勝利に結びついたので、もちろん先発した2人も良く頑張ったが、冷静に状況を判断して代わって出た谷崎と橋本は良くやってくれたんじゃないかなと思う。後から出てくるというのはすごく難しいということであるが、2人とも良くやってくれたなと思う。(橋本がスーパーサブと言われるのは)本当は(齋藤と橋本が)どちらが出てもおかしくない、それぞれの個性がある。特にサーブと攻撃面で2人は秀でている。オポジットはそういうポジションであるが、たくさん打ってたくさん点を取る。その代り、たくさん打つからたくさんミスをするという難しいポジションであるが、それぞれ2人は身長が低いながらブロックとかレシーブ面に難がありながら良くやっている。本当は2人がコート中に共存するような形を取れればなおいいが、今は谷平、森田という両エースがしっかりと軸になっているのが、そこまでではない。先発した人が最後までゲームを作って逃げ切るのが理想的ではあるが、あまりその形にこだわっているよりは誰でもいつでもコートの中に投入される、という緊張感を持って準備していくように言っている。(来週の慶応大と順大との試合に向けて)慶應は今日勝って、順大も悪くない。それぞれの特徴を捉えて、うちが対応できることを最大限コートでできるように準備をすることと、注意していれば防げるイージーミスから失点にならないように、細かく厳しく指導していきたい」

◆谷平拓海
「(今日の調子は)僕自身の調子は良くて、みんなも見る限りでは調子が良さそうで体の準備も出来ているような感じだった。(今日の試合は)第2セットは取られたが、夢中でやっていたのであまり覚えていない。分からないくらい無我夢中でやっていた。その時に監督からは「ブロックの位置取りと形だけしっかりしろ」と、僕はブロックが下手なのでそういうことを言われた。第3セットはセットを取られた後だったので、「しっかりと気を引き締めてやろう」と言ってやった。そうしたら上手くはまって、勢いを取り戻せた。(第3セットでメンバーチェンジがあったが)元々、補欠の谷崎はスパイクに爆発力があった。代わった遠藤さんは今日あまり機能してないというかブロックの手に引っかけられていたので、変わったのだと思う。(4試合ぶりの勝利だったが)勝てたことに対してはとりあえずホッとしている。ただ、こういういきいきとしたプレーをリーグ戦の最初からしたかったなと思う。(次戦に向けて)全てのプレーにおいて未完成というか、伸ばせると思う。ただ、1週間で全部やろうと思っても無理なので、今日のような雰囲気で来週も望んでいきたいと思う」

◆橋本直幸
「(4試合ぶりの勝利だが)素直に嬉しい。自分も頑張ったが、周りも支えてくれたのでのびのびとプレーが出来た。(自身の調子は)今日は起きた時から調子が良くて、出れたら良いなと思いながら準備をしていた。(試合を振り返って)スパイクは決めることが出来て良かったが、サーブやレシーブが雑だった。調子が良かった中でも荒さが出ていたので、次までの課題が見えた。(第2セット後半から出場して、第3セットから優勢になったが)自分が入ることで盛り上げられるように取り組んだので、それが上手くいった印象が第3セットからはあったと思う。(自身の持ち味は)思い切りの良いプレー。特にスパイクとサーブ。(持ち味のサーブにみられるルーティン的なものは)ルーティンではないが、線から7歩歩いて、深呼吸するというようなことは毎度同じ形ができるように作っている。(入る前に監督やコーチからは)入る前ではないが、試合中、試合後にスタッフ陣からは基本的に自分が入ることでチームが躍動するように言われているので、常に意識している。(順大との次戦に向けて)相手のチームはブロックが良いので、スパイクが通らなくなってチームが回らなくなることがあると思う。そういう時に自分が出て、チームを躍動できるようにしていきたい」


次戦、対順大戦は 4月28日(土)11:00~ キッコーマンアリーナで行われる予定。

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