• 自身の今季初ゴールを含む全3得点に絡んだ高橋=東金アリーナ陸上競技場で(宮下 響撮影)

  • ルーキー・荒木はデビュー戦で堂々としたプレーを見せた

  • ライバル対決となった一戦で得点を決めた薬真寺はこのゴールパフォーマンス(石曽根 和花撮影)

  • 中原は開幕から2戦連発。終盤での得点は無尽蔵のスタミナが生む

  • デビュー戦で上々のパフォーマンスを見せた真下

今季初の"TJ砲"炸裂!!3発快勝で今季初白星!

[サッカー部]R東日本カップ2018 第92回関東大学サッカーリーグ戦 第2節・東国大戦(2018年04月14日 22時45分)

JR東日本カップ2018 第92回関東大学サッカーリーグ戦 第2節・東国大戦が4月14日、東金アリーナ陸上競技場にて行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。


【スコア】

☆駒大3ー0東国大

【得点者】
64分:[駒]薬真寺 孝弥(高橋 潤哉)
75分:[駒]高橋 潤哉(中原 輝)
81分:[駒]中原 輝


【メンバー】

GK 1 角井 栄太郎[4年=三浦学苑高]

DF
2 須藤 皓生[4年=駒大高] 
3 星 キョーワァン[3年=矢板中央高]
4 伊勢 渉[4年=神戸国際附高] 
28 真下 瑞都[2年=矢板中央高]

MF
6 大塲 淳矢[4年=藤枝東高]
16 薬真寺 孝弥[2年=長崎総科大附高] 
10 中原 輝[4年=ルーテル学院高](→90分 13 鈴木 隆作[4年=駒大高])
12 高田 和弥[4年=C大阪U-18](→60分 18 矢崎 一輝[2年=駒大高])


FW
9 高橋 潤哉[3年=山形ユース]
11 室町 仁紀[4年=東京Vユース](→84分 31 荒木 駿太[1年=長崎総科大附高]

【SUB】
GK 21 松村 優太郎[3年=長崎総科大附高]
DF 5 鈴掛 涼[4年=清水桜が丘高]
MF 14 坂本 和雅[4年=聖和学園高]
MF 39 横山 玄徳[3年=千葉U-18]


開幕連敗だけは避けたい状況で迎えた東国大戦。トップチームデビューとなる真下が左サイドバックに入り、右サイドハーフには約2年ぶりに高田を先発起用した。序盤から相手の裏を狙うボールを放り込む展開が続くが、オフサイドトラップにかかる場面が目立った。前半をスコアレスで折り返すと、後半は一転駒大の独壇場に。攻め込む展開の中で、65分に均衡が破られる。東国大・宇高魁人との元チームメイト対決に挑んだ薬真寺が先制点を奪う。さらに、このゴールをアシストした高橋が75分に追加点をゲット。ペナルティエリア中央の後ろ寄りで相手を背負って反転し、左足を振り抜いた。リードが2点に広がった段階でルーキーの荒木を投入。投入直後に決定機を迎えるなど手応えのある"大学デビュー"となった。この試合締めは2点目をアシストした中原が高橋のシュートのこぼれ玉を押し込んで2戦連発。守備陣も無失点で終え、昨年インカレベスト4の相手に完勝を納めた。次戦は天皇杯予選となり、JFLに所属する東京武蔵野シティFCと対戦する。


◆秋田 浩一監督
「(真下の起用について)アンタルヤ(トルコ遠征)に行ってる時、最初は真下を起用していた。でも、3試合目で全然ダメだった。それで変えちゃったんだけど、鈴掛をボランチから(サイドバックに)下げたら良かったので。(真下も)ダメではなかったんだけど、連戦が続くとダメになっちゃう。(今日のパフォーマンスは)普通。良くもなければ悪くもなかった。(真下のどこに注目して欲しいか)体が強いし跳ねれるし、ロングスローもある。あれはかなり飛びますよ。今日風があったのと、もうちょっとサッカーの頭が良くなればいいんじゃないですか。身体能力は高いので。(前半、攻め込みながら得点を取れなかったが)淡白だった。駒大の良さは頑張ったり、追いかけたりするのが大前提。その部分がどうだったのかなって。風が吹いていたので、ディフェンスはまあ、それなりに。前半うまく0点で抑えられたのが良かった。(後半の3得点ではチームの攻撃の核となる選手が得点を挙げたが)1点目はあの形でやれたのが良かった。さらに走ってきたのが薬真寺だったのも良かった。やればできるというのを経験したので、次も(うまく)いくんじゃないですか。2点目は潤哉の良さですよ。左足のシュートは(足の)振りが小さくて、あれが彼の一番の武器なんです。去年の筑波戦で挙げたゴールもそうだったんですけど、左足はいいんです。あれを右足もできればもうちょいいい選手、スーパースターになる。キーパーも反応できなかったので。3点目は中原輝が頑張って走ったおかげ。それが良かった。(荒木駿太について)運動量もあるし、速さもあるし、テクニックもある。ちょっと体は小さいけど。でも、そういう意味では楽しみ。1点取らせて挙げたかったけど(笑)(次戦は天皇杯で社会人となるが)ごまかされないで、速さと走力で勝負したい」

◆大塲 淳矢(法4)
「(今日の試合を振り返って)本当に勝たなければいけない試合だったので、とりあえず勝ち点3取れてホッとしている。(今日意識していたこと)相手がどうこうというよりも、自分たちのサッカーをすれば勝てるという自信があったので、自分たちがプラスをかけて、出来るだけ相手の裏にボールを飛ばして、相手(のディフェンス)をひっくり返すということを意識してやった。(中盤の激しいチェックについて)相手も比較的に縦に速いサッカーをしてくるチームだったので、中盤のセカンドボールの争いや、球際の部分で負けたら完璧に相手のベースになってしまうので、本当に自分と(薬真寺)孝弥で絶対セカンドだけは負けないでやろうと意識していった。(無失点について)本当に無失点で終われたことは良かったこと。前半押し込まれたが、風下ということもあったので、ここを防げば絶対後半(チャンスが)来るからと言うことはずっと話していた。そこで守備の意識が高められて、無失点で1試合終えられたことということは、大きかったかなと思う。(風の影響について)前半は風下だったのでこっちのクリアも上手く飛ばせないし、相手のロングボールも思ったより飛んでくるので、どうしても押し込まれる状況というのは分かっていた。この状況を耐えるんだと言うことは意識していた。後半自分たちが風上に立って、自分たちのロングボールもちゃんと飛んで、相手(のディフェンス)をひっくり返せたので、風も利用していけたかなと思う。(ロングボールの目標)セットするところ以外は、まず裏に飛ばすことを意識していた。セット(プレー)の時は室町と高橋潤哉両方居るが、高橋潤哉の方に大きい選手が付いていたので、室町に蹴って反らせられたらいいのかなと思って蹴った。(1週間の練習で意識してきたこと)慢心しないこと。あそこ(法大戦)で負けたので、慢心は無いが少しゆるい部分などもあったので、そこでコーチや周囲の人達も結構厳しく言ってくれたので、厳しいイメージを作れたのかなと思う。(天皇杯予選について)天皇杯は力試しみたいな部分が大きいので、もちろん勝ちに行くが、大人の社会人相手に自分たちのサッカーがどこまで通じるのかということも楽しみ。勝ちには行くが、それよりも大事なのはリーグ戦。1週間空くのでいい準備をしていきたい。(次節の相手の専修大の印象)上手いチームという印象。ショートパスをつないでくるし、何よりも3トップが強力。ウィングがいい位置を取って、サイドバック高い位置を取ってくるのでそこを気をつける。こっちのサッカーに持っていければ必ず勝てるので、自分たちのサッカーに持ち込めるようにしたい。(意気込み)ここで2勝できたら本当に良いと思う。連勝しなければいけない相手だし、勝ちにいきたいと思う」

◆中原 輝(経4)
「(今日の試合をふり返って)前半は風下で、自分たちのやりたいサッカーをやろうとは思っていたが、風の影響があって難しかった。前半ゼロでもいいので、『みんなで耐えよう』とやっていた。チャンスはあってそこで決められたら良かったが、しっかり(前半を)ゼロで耐えて後半は風上でしっかりやろうと話していたのでできて良かった。(風の影響は)けっこう強かった。だが、練習中のグラウンドも風はけっこう強いので慣れていた部分はあった。風下と風上はぜんぜん違うので、そこは上手く対応できたかなと思う。(攻撃の中心の役割を担っていたが)サイドは駒大の中で生命線だと思うので、しっかり運動量を増やしてチャンスメイキング、ゴールに関わる仕事をできるようにいつも意識している。今日も多少はできたと思う。(2試合連続ゴールについて)特に今日はラッキーな部分が多いが、あれだけ走りこめていたので数字として結果を残せているのは嬉しい。続けていけるようにしたい。(1シーズンで2得点以上獲得したのは初めてだが)2年、3年から試合は出ていたが、得点の形はなかった。今のところ2点取っているが、もっとチームが勝てるように頑張りたい。(来週の天皇杯予選に向けて)駒大は天皇杯にずっと出ていないので、自分らの代で出てプロのチームを倒すという目標があるのでしっかり準備していく。(次節、専大戦は)まだ1勝しかできていないので、連勝できるようにしっかり切り替えてやっていきたい」

◆高橋 潤哉(営3)
「(前半、オフサイドトラップ等もあり思うように攻められなかったが、前半を振り返って)風の流れもあったが、スカウティングで最終ラインの高さとその背後を狙おうという話はしていた。繰り返しやる事が大事だと思った。後半はラインをあげてくるタイミングもわかってきたので、自分なりにタイミングを掴めればチャンスになると思っていた。そこを狙い続けていた(後半は3得点全てに絡んだが)1点目のアシストは、ボールに行くところであったり、球際のところで負けないようにと話していた。そこで相手より先に触れて結果的にアシストになったという形。結果に繋がって良かった。2点目は割と落ち着けていたので、相手も見えていた。ファーストタッチで角度をつけて自分の形にできて良かったと思う。3点目は…決めなきゃダメです(苦笑)まあでも、詰めてくれたので感謝したい。(得点シーンについて監督は左足の精度を高評価していたが)両足関係なくゴールを決められなくてはいけないというのが一つと、あとは自分は左足のゴールが多い。左足の方が集中している。枠に入れるとか、右足だと考えてしまう事が多いので、それが左足で決められる要因だと思う。それがうまくはまった形ですね。(今日のシュートはこれまでのゴールに比べて遠目の位置からだったが)自分としてはとにかくいろいろな形からゴールを決められるFWにならなくてはいけないと思う。なので、ゴールの形というのは武器として欲しいなあと思っている。ゴール前に常にいる事が大事だと思っているので、そこでボールを持ったり触ったりできればて得点につながる。とにかくボックス内で相手より先にゴールに向かうというのを意識していた。(天皇杯予選も含めて、4戦目で今季初ゴールとなったが)練習の時も含めて、形も作れていたし、シュートも入った。焦りというよりはチャンスがくれば決められると思っていた。今日はそのチャンスが多く来ていて、1点だったが、得点の確率も自分の中で上げて行ってゴールを積み重ねられればと思う。(天皇杯予選に向けて)やることは変わらなくて、前線で体を張るところだったり、守備でチームとしてまとまって行くことをやるのは当たり前。あとはFWとしてゴールという結果を出すことに集中して勝ちたい。(リーグ戦の次戦について)シーズンは長いので、最終目標として『インカレに出る』というのをブレさせないで積み重ねることに集中したい」

◆薬真寺 孝弥(市2)
「(試合を終えて)勝てたのでよかった。(意識したことは)勝つことを大前提に、点を取れたらいいなと思っていた。(風が強かったが)最近の練習も風が強い中やっていたので、そこは全然問題なかった。小さいことをしたら風で流されるので、大きくということを意識した。(ゴールもあったが)相手には高校のチームメイト(宇高魁人)もいたので、点を取れて良かった。(意識は)あった。前々日の夜も、今日の朝も連絡を取った。『バチバチやろう』と向こうが言ってきて、お互い頑張ろという感じだった。(冷静に流し込んだが)いいボールがきたので、当てるだけだった。(次は社会人との対戦だが)普段あまりやらない相手なのでいい経験ができると思う。全力で頑張りたい。勝つことを意識してどんどん得点に絡めるような仕事をして、守備も貢献できたら。(次節に向けて)この勢いで連勝できたらと思う」

◆真下 瑞都(政2)
「(今日の試合を振り返って)リーグ戦には初めて出たが、チームが勝てたことが一番良かったことだと思う。(意識していたこと)とりあえず、1対1で負けないということを意識してやった。(ロングスローの目標)室さんと高橋潤哉さんを目標に投げた。(インターセプトについて)自分で意識してやった。(後半の前に監督に言われたこと)自分がスローイングの時に早く付けろと言われていたが、風があったので、中に投げても良いかと言う指示だった。(風の影響)前半は風で少しミスしてしまった部分があったので、後半は前に前にボールを送ることを意識してやった。(無失点について)自分だけではなく、チーム全員の無失点だったので良かったと思う。(天皇杯予選について)社会人の人と対戦したことがないのでどうなるかは分からないが、自分たちの持っている力を出して行ければ勝てると思うので頑張りたいと思う。(次節の相手である専修大の印象)つないでつないでくるイメージが強い。これからの試合を見て自分で分析してやって行ければ良いかなと思う。(次節はどのようなプレーがしたいか)今日のように相手に負けないことと、得点につながるようなボールをつけられるようなプレーをしたい。(意気込み)今日勝って良い流れなので、次も勝って2連勝できればいいと思う」

◆荒木 駿太(市1)
「(試合を終えて)緊張して決められるところを決められなかった。次もしチャンスをもらえたら、そのチャンスをものにしたい。(出場直後にいきなり決定機を作ったが)(中原)輝さんが突破した時に利き足ではない方で蹴っていたので、ニアにくるかなと思って、ニアに突っ込んだら(ボールが)きた。あそこで決められるのがいい選手だと思うので、その1つのチャンスをものにできなかったというのは課題だと思った。(メンバー入りを言われたのは)昨日。(緊張は)昨日の夜はなかったが、試合に出る前、ピッチサイドに立った時は緊張した。だが自分なりにやればできるかなとは思っていた。(出場前に監督からは)残り時間が少なかったので、ディフェンスをしっかりしろと言われてた。(高校の先輩の薬真寺選手などが得点したが)先輩(薬真寺)が(得点を)取ったので、自分が出たら自分も取りたいと思った。相手にも先輩がいて、先輩の前で点を取りたいというのはあった。次チャンスがあったら絶対先輩の前で点を決めたい。(次の試合に向けて)次の試合は出られるかわからないが、出られたら今日みたいな1つのチャンスをしっかりものにして、チームに貢献できるような走りをして、勝ちにつなげられるようにしたい」

なお、次戦は天皇杯予選準決勝となる。4/22に味の素フィールド西が丘にて13:00から東京武蔵野シティFCと対戦する。

◆味の素フィールド西が丘
・都営地下鉄三田線「本蓮沼」駅より徒歩10分
・JR「十条」駅より徒歩20分
・JR「赤羽」駅西口より「池袋」行、「日大病院」行バス乗車、「国立西が丘競技場北門」下車、徒歩5分、または「トンネル経由 赤羽車庫」行、「王子駅」行乗車、「国立西が丘競技場」下車、徒歩3分

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