• 春季キャンプを打ち上げた硬式野球部=坊ちゃんスタジアムで(中川達夫撮影)

  • 最後は酒井良樹主将(中央)が一本締めを行った

  • ランナーをつけてノックを行う新垣コーチ

  • 実戦的な練習も数多く取り入れ、攻守のレベルアップを図った

大倉監督「選手の意識がものすごく高くなった」。充実の松山キャンプ打ち上げ

[硬式野球部](2018年02月15日 13時28分)

硬式野球部は2月14日、愛媛県松山市で行っていた春季キャンプを打ち上げた。例年より気温が低い中での練習となったが、13日間(オフ1日)のキャンプでは基礎的な練習に加え、様々な状況を想定した実戦的なメニューも数多く取り入れた。練習中は全員が声を出し、活気にあふれる一方、中途半端なプレーなどには厳しい声が飛び、緊張感も漂っていた。
練習後の円陣で大倉監督は「お疲れ様。よく頑張った」と選手たちを労いながらも、「ここからだぞ」と気を引き締めた。最後は全員がマウンドで円を作り、酒井良樹主将(法3)の音頭で一本締め。今後は東京に戻り、紅白戦、オープン戦などを行う予定だ。

◆大倉孝一監督
「(キャンプの手応えは)少し寒かったが、やりたいことは一通りできた。選手たちはよく頑張ったと思う。(昨年より実戦的な練習が多かったが)実戦的といってもここで完成させるわけではなくて、課題を再確認するための内容にしてきた。精度は(東京に)帰ってから上げていこうと思う。(新4年生の意気込みは感じるか)感じる。やっと1部上がって、4年生が引っ張って今年の春、秋(の優勝)を取るんだという気持ち、勢いをものすごく出していると思う。頑張っていると思うよ。(特に目立った選手は)誰だろう。個人的に誰というのはいないけど、新1年生も7人入れているので、全体で活性された中で新しく勢いを出していると思う。(新1年生については)それなりにみんなしぶとい。ただ、彼らは慣れるのが精一杯。まだまだこれからでしょう。(守備位置などもいろいろ試しているように感じたが)試してはいるが、全く白紙。これからオープン戦でイメージを固めていこうかなと思う。固定しているのは長(壱成、政3)ぐらい。(選手の成長は)1番成長しているのは取り組む意識。ものすごく上手くなったとか、レベルが上がったという手応えはないけれど、やろうとする意識がものすごく高くなった。(具体的には)声のかけ方とか。(帰ってからやりたいことは)やることはずっと一緒だけど、今のウチの戦力でどういうポジションをしていくか。パズルのようなはめ込みをオープン戦のときにやっていく」

◆酒井良樹主将
「(仕上がり、満足度は)1部になってしのぐゲームが多くなると思うので、それを想定して取り組んでいる。まだ発展途上なので仕上がりどうこうはないが、方向性はだいぶ見えてきている。考え方はみんなが理解しているし、今年は土台がある程度あるので去年よりはやりやすいと思う。(走塁への意識が高いと感じたが)入替戦で足を使って2勝できた。みんな足はすごく重要になるという意識があるんだと思う。(盛り上がりとチーム内競争が高いレベルで両立しているように見えたが)チーム全体でやるときはチームのことが優先。そこは上手くできていると思う。(昨年のチームから引き継ぎたいものは)変えることは何一つないが、強いていえば明るさ、1球に対する執念、気持ち。駒大は昔からこういう野球だったので、そのスタイルは変えるつもりはない。(4冠という言葉が聞かれるが)目標が日本一というのは絶対ぶれない。(最上級生としての臨んだキャンプ。これまでとは違った気持ちはあったか)チームのことを最優先に考えるし、どういうチームに持っていこうかという思いは過去3年間に比べると強く持っている。(同期を見て変わっていると感じることは)周りを見れるようになってきている。自然にチームのことを見てくれるので助かっている」

◆白銀滉大(法3)
「(キャンプの手応えは)体がきつい部分はあるが、春のリーグ戦に向けていい感じできている。(特に力を入れているのは)スタミナをつけるために筋肉量を増やすこと。去年は長いイニングを投げると体がきつくなって抜け球が多くなった。そういうところを修正しないと1部では打たれると思うので、スタミナはもっと必要かなと思う。(チームの雰囲気は)最初監督に声が出てないと言われたが、そこからみんな意識的に元気を出すようにして盛り上がってやっていけている。今は自分たちから声を出せるようになってきた。(最上級生として臨むキャンプだが)今までは先輩がいて頼れたが、今は自分たちが1番上になって、自分たちがやらないといけないという思いはある。(それは同期からも感じるか)みんな自分で引っ張っていこうと感じる。(オープン戦や開幕に向けて)去年は抑えたいところで球が走っていたり、投げたいところに確実に投げられたのが良かった。去年以上に感覚を鋭くして、それを越えていきたい。(希望進路は)プロ。小さい頃からずっとプロになりたいと思っていた。(そのために必要だと思うことは)全部。球速アップ、スタミナ、より精密なコントロール、キレ。全て大きくなっていかないとプロには通用しないと思う。(今季の目標は)日本一になりたい。個人では東都1部で最優秀防御率を取ること」

◆久堀耕平(法2)
「(キャンプでは)まだ掴んでいるものはないが、ストレートの質を求めてやっている。(昨年のリーグ戦を経験して)どうようにバッターと勝負したり、どういう気持ちで投げないといけないか学んだ。(監督から言われたことは)常にリーグ戦で投げることを想定しながら練習しろと言われている。(先輩の姿を見て学ぶものは)コントロールだったり、気持ちだったり、たくさんある。(今季の目標は)ベンチ入りして、リーグ戦でしっかり投げること」

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