• 判定が出た瞬間、顔を歪める鬼倉=福井県産業会館で(田上佳雅撮影)

  • 相手選手の気持ちに押された試合となった

  • 表彰式では、悔しさを押し殺した表情を見せた(増田昇悟撮影)

鬼倉、全日本準優勝!大会を通して見えた課題とは

[ボクシング部]第87回全日本ボクシング選手権大会(2017年11月26日 21時30分)

アマチュア最高峰の大会、全日本ボクシング選手権大会が、福井県福井市にある福井県産業会館で行われ、駒大陣営から唯一、決勝進出をしたミドル級の鬼倉は準優勝となった。
今回の全日本選手権の結果を受けて、林田太郎コーチ(12年卒)に話を伺った。

【ミドル級】

●鬼倉龍大(17年卒)〔WP1-4〕○森脇唯人(法大)


 駒大を今年卒業した鬼倉が駒大陣営の中から唯一、決勝に駒を進めた。相手はこれまで4勝1敗の相手で、鬼倉が優位との評価も多かった。しかし、失うものがない相手は強かった。序盤から積極的な攻め込みで、鬼倉が一撃を与える隙を見せない。まさに、挑戦者たるもの。気持ちの面で差が出た。

◆林田太郎コーチ(12年卒)
「(この大会を通して)田中と鬼倉に関しては勝たせてあげられなかった、こちらの責任も感じている。けれど、現役選手のこととなると、おおむね合格点。
(鬼倉について)相手は元々素質のある選手で、これまでの(鬼倉の)勝利もギリギリで、実力が拮抗していた。これまで勝てたのがたまたまだった。元々鬼倉は防御動作が弱い。しかし、パンチ力の強さで勝ち上がってきた。同じ100%でもその最大値が違った。元々100%の力を出してきた鬼倉と、ようやく実力を出せるようになってきた森脇。その違い。
(田中亮明のまさかの敗北について)(堤駿斗を)警戒しすぎた。もっと手を出せれば良かった。両者ともに、一発が命取りになることが分かっていたから慎重にいっていた。しかしそれでも大事に行き過ぎた。田中に関しては、高校生を潰しにいく勢いじゃないとダメだった。
(南出について)攻守ともにバランスの良い中野選手に対して100%の力を出せた。パンチも強いし、防御もうまい。そこをどう崩せるかだった。いつも前に踏み込んでワンツーを打つのが彼のスタイルだったが、今回はショートの距離をを保つようにと言った。ショート(=接近戦)だとクリーンヒットした場合に審判が判断しづらいが、中野選手は腕を伸ばして攻撃する選手だったので(その対策に)。やろうとしていたことはできた。勝ち負けでは負けだが、内容としては良いものだった。
(藤山について)100%の力は出せた。2回戦の2R目で拳を痛めたと言っていて、そこから気持ちが弱くなってしまったが、言われたことはできていたし、スタミナでも勝っていたし、とりあえず合格点。
(佐々木について)元々国体準Vの実力がある選手。今回は気持ちの弱さが出た。それは、同じ学年の長谷部を見ていても分かる。(相手の)平仲はもともとパンチが強い選手。お父さんもプロ選手で。ただ、ボディは効いていた。一定の収穫はあった。
(杉山について)今回は100点に近い出来。この先も十分に勝てる力を持っている。全日本トップレベルの実力があると言っても過言ではない。(長谷部との実力差について)キャリアの長さを考慮しても、やはり杉山の方が実力がある。練習でやれたことを出せるか。試合を意識した練習をしているか。そこの違い。
(全体を通じての課題)全体的に成長を感じた。しかし、何か一つ足りない。今回実力がある選手は「戦術」が言えた。それに満たない選手は基礎的なことを言わなければいけない。南出のレベルでもまだそう。鬼倉に関しても「流すな」と言っていただけだし。良いパンチが打てるのは当たり前。当たり前のことができれば全体としてリーグ優勝も狙える。今の4年生の代が築いてきた勝ち星は大きい。そこをカバーできるように選手が成長すれば結果は見えてくる」

※掲載が遅れましたことをお詫び申し上げます。

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