• 今試合最多の3得点でチームの勝利に貢献した家城=駒沢オリンピック公園総合運動場第一球技場で(石曽根和花撮影)

  • 江口はコート内で常に声を出し続け、チームを鼓舞した

  • 引退試合を果敢に戦った鈴木

  • ベンチからの熱い応援がコート内の選手の背中を押した

  • ベンチメンバーと応援席が一体となって2部昇格に歓喜した

悲願の2部昇格!!笑顔と涙に包まれる中で4年生引退

[女子ラクロス部](2017年11月19日 07時44分)

第30回記念関東学生ラクロスリーグ戦女子2部⇔3部入替戦が11月18日、駒沢オリンピック公園総合運動場第一球技場で行われた。結果は以下の通り。

○(3部)駒大 9-1 一橋大(2部)●
   (7-0)
   (2-1)
【得点者】家城怜愛(3)、篠子朱里(2)、岩根琴未(2)、大谷蒼衣、佐々木比奈子


一昨年のリーグ戦で3部昇格、昨年は3部昇格からわずか1年で2部・3部入替戦の舞台へ。だが、入替戦で惜しくも敗れ、あと1歩のところで昇格はならなかった。
1年を経て、再びリーグ戦を制し、2部・3部入替戦を戦う権利を得る。
迎えた一戦。前半から連携が噛み合い、積極的に相手ゴールへ迫る。開始早々から家城と篠子が2得点ずつ決め、4点のリード。そこから3点を追加し、7点リードで前半を折り返す。
後半は、立ち上がりから積極的にシュートを打つも、なかなか決まらず。だが、7点リードの状況で選手に焦りはなく、時折笑顔を見せ、のびのびとプレーをする。また、リードする展開でも一切油断はない。後半15分、岩根が1点追加。相手に1点返されるも、今試合最多得点の家城が再び取り返す。9-1の圧勝で試合終了。ついに、チームの目標であり、創部以来初の2部昇格を果たす。試合終了後、フィールドには「2部昇格!」のコールが鳴り響く。会場が笑顔と涙に包まれる中、女子ラクロス部4年生は引退した。


以下、4年生の試合コメントと引退コメント

◆佐藤好恵主将(英4)
「(今日の試合を振り返って)1人ひとりが常に勝ちたいという気持ちを持ち続けてくれていて、全員がチームのために戦おうという意識が勝利につながった試合だったと思う。(2部昇格が決まった心境は)決まった直後は実感が湧かなかったが、応援に来てくださった方々や部員と喜びを分かち合った瞬間に2部昇格が決まったんだなと喜びが湧いてきた。(1年間主将を務めて)今年は今までで一番人数が増えて50人を超えた中でまとめるのは大変だったが、私だけではやってこれなかった。部員みんながそれぞれいろいろな形で協力をしてくれて、今のチームを作ってこれたと思う。(4年間のラクロス部生活は)財産。朝早くからの練習などつらいことはあったが、1日1日が濃くて、充実していて、本当に幸せで、ラクロス部に入れたことを誇りに思っている。(4年間で一番の思い出は)今日。念願の目標を達成したので、やっばり今日は4年間で一番思い出に残る1日。(同期へ)感謝。5人しかいない代で人数が少なくて大変だったが、全員が強い信頼関係で結ばれていて、私も主将としてやってこれたと思っているので、本当に「ありがとう」という気持ちでいっぱい。(後輩へ)後輩にも感謝。後輩の存在なくしてここまでやってこれなかった。感謝と今後に向けての期待。(今後は)ホテルに就職することになったが、その中でも部活で培ってきた多くのことを生かしていきたい。また、ゆくゆくは日本一を目指すチームになってほしいので、仕事と両立しながらOGとしても応援やサポートをして、ずっとチームの一番の味方でいたい」

◆江口遥(国4)
「(今日の試合)先制点が取れて、最初から流れが良くていつもの駒大らしい試合ができた。(2部昇格について)まだ実感できてはいないが、今まで4年間頑張ってきたことを全て出せたことが昇格につながったと思う。また、後輩のためにも絶対昇格して来年2部で戦ってほしいと思ってたので、嬉しい。(4年間は)1年生当初は玉川キャンパス使えず、グラウンド状況が悪かったが、先輩や学生部の方々が掛け合ってくれて今の玉川キャンパスが使うことができた。また私たちの代は5人だったが、後輩が50人近くもたくさん入ってきてくれて、入替戦では良いチームでプレーできたと思う。(一番の思い出は)入部当初は4部だったところから先輩方と一生懸命にやってきて3部に上がり、駒大で初めて2部に行けた今日が一番の思い出。(同期へ)本当にお世話になったと思う。自分が何回も辞めようと思った中、頼り甲斐のある同期たちのおかげでここまで来れたと思う。(後輩へ)自分が頼りない中、勢いのある子が多くて、来年2部でも活躍できると思うので、1部、全国を目指してほしい」

◆宮坂夏実(法4)
「(2部昇格の気持ちは)入部当初は4部だったので、2部は夢の舞台だと思っていたが、引退最後の試合で後輩たちが来年2部の舞台で戦えると思うと非常に嬉しい。(4年間は)正直辛かったが、いま振り返ると頑張ってきて良かったと感じる。(一番の思い出は)やはり、昇格できた今日が1番の思い出だと思う。(同期へ)全然頼りなかったと思うが、今日まで支えてくれてありがとう。(後輩へ)うまい子が多くて、後輩に教えられる部分も多かったので、ありがたい存在だった」

◆鈴木乙音(商4)
「(今日の試合は)前半に先制点を駒大が取れたことが一番の勝因だと思う。(2部昇格の気持ちは)勝った瞬間は昇格という実感が湧かなくて、真っ白だった。終わった後、応援席に行って昇格したんだと確信した。(4年間は)私たちの代は5人という少ない人数でやってきたので、下の子たちの力でここまで来れたと思うから、後輩には感謝しかない。(後輩へ)来年は2部の舞台で戦うので、1部を目指してより強いチームになって戦ってほしいと思う。(同期へ)私たちの学年は少ない中、1人1人がしっかり役割を果たして、昇格まで来れたと思う。1人でも抜けてたら、この17チームは成り立ってなかったので、同期には本当に感謝してる。この同期じゃなかったら2部昇格は実現できなかった思う」

◆大野瞳(政4)
「(今日の試合を見て)マネージャーなので、選手を勝利に導くために私が平常心でいないといけないと思っていた。笑顔だけど、常に冷静に試合を見ていた。選手が本気でがんばっていたので、私たちマネージャー陣も全力でサポートしようと思っていた。(2部昇格が決まったときの気持ちは)感動。嬉しかった。今までの集大成がこの試合だったので、。(4年間のラクロス部生活を振り返って)1年生のときは、玉川キャンパスで練習することもできなかったが、年々チーム強くなってきて良い環境で部活をやらせていただいたので、その環境や支えてくれていた方々にも感謝。また、今まで同期が少ない中でがんばってきて良かった。(マネージャーとして)先輩や後輩のマネージャーがとても頼もしい存在で、私も楽に仕事ができたなと思う。(4年間で一番の思い出は)今日。(同期へ)少ない人数でやってきたが、みんなが自分の役割を果してくれて、2部昇格という結果も出してくれて、感謝の気持ちでいっぱい。(後輩へ)来年は津よう選手がいっぱいいるので1部昇格に向けて全力でやってほしい。(今後は)マネージャーとしてやってきて学んだことは社会人になっても絶対生かせると思うので、それを生かしてがんばりたい」

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