• 逆転サヨナラ打を放ちチームメイトに祝福される長谷川=あきる野市民球場で(富岡亮弥撮影)

  • 長谷川は5打数5安打2打点の大活躍

  • 3失点ながらも試合を作った渡邉(右)と投手交代時に労をねぎらう西原(左)

  • 長谷川と同じく2打点を挙げた山名

長谷川逆転サヨナラ打!! 入替戦の決着は第3戦へ

[準硬式野球部]東都大学準硬式野球秋季リーグ2部3部入替戦対帝大2回戦(2017年11月14日 07時19分)

東都大学準硬式野球秋季リーグ2部3部入替戦対帝京大2回戦が11月13日、あきる野市民球場で行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。


帝京大 300 000 000=3
駒 大 000 200 002×=4

      打安点
(3)岩 崎 520
(9)長谷川 552
(8)山 下 410
(2)田 中 400
(D)中川賢 300
(6)浅 井 300
(4)山 名 422
(5)加 園 300
 5西 原 000    
 H伊 藤 000
(7)川 原 300
H谷 口 000
    計 34104
二塁打:長谷川(9回)

      回   打安責 奪三振 四死球
 渡 邉  61/3 3293  6   4
◯小林正  22/3 910  4   0

 9月13日以来2カ月ぶりの先発となった渡邉直輝(市3)は、初回にいきなり安打と四死球で3失点と立ち上がりに失敗したが、2回以降は調子を取り戻し変化球を低めに集めた投球で相手打線を抑えた。6回途中に1死一、二塁のピンチで降板するも、代わった小林正人(法3)が後続を中飛、三振に抑え無失点で切り抜ける。投手陣は試合を通して安定した投球で、初回に帝大に向いた流れを駒大に戻した。打撃陣は4回に2死一、二塁の好機で放った山名開登(仏2)の打球が、一塁を強襲。中継プレーの間に一塁走者も生還し、走者一掃の2点適時打となった。山名は9回にも遊撃への内野安打で出塁。犠打とバントなどで2死一、二塁とし、今日の試合でこれまで4打席全出塁を果たしている長谷川陽祐が打席に入ると、左方向に放ったライナー性の打球が
左翼手の横を抜け、一塁走者も還ってくる逆転サヨナラ打となった。
 投で3年が、打で2年が躍動し、この試合に勝利したことで対戦成績を1勝1敗とし、決着は第3戦にもつれた。何としても2部に残留するためにしぶとく戦う。

◆中川 賢人学生監督(現3)
「(初回にいきなり3失点をし、厳しいスタートからのサヨナラ勝利だったが)1戦目も2戦目も先制点を取られたくない中で取られてしまったので、そこは3戦目への課題かなと思っている。しっかり得点するところは得点をして、最後の最後でしっかり逆転できたというのは、チームの力になると思うのでそこは良かった。(試合前にチームに何か話をしたか)特にチームにというのはないが、3年生で試合前に集まってこのチームを引っ張っていくのは3年生なんだ、という話はした。(1戦目では采配のミスを反省していたが今日の試合では投手交代のタイミングなど采配に良いところが見えた印象だったが)まあよくピッチャーが投げてくれた。攻撃面でもバントであったりランエンドヒットであったり、自分の心の中にやりたい野球というのがあるので、それをあまり迷わずに思い切ってたやれたかなという感じ。(打順のオーダーで山名選手と岩崎選手で打順を変えていたが何か意図は)山名がどうこうということではないが、少し1番が得点に絡んでいないなと思っていたので、打順の変更が起爆剤になればいいかなと思って変えてみた。(サヨナラ打を打った長谷川選手は)後輩なんですけど良く打ってくれたなと凄く思うし、長谷川に繋ぐまでの攻撃陣もよく繋いでくれたなと思います。(今日勝ったことで第3戦に繋がったが)1戦目をとられたが、2戦目に勝ってこの勢いのまま3戦目を迎えることができるのは、こっちの流れになってきていると思うのでしっかり流れに乗って。次勝てばスベタが報われると思うので、しっかり勝てるように頑張りたい。」

◆山下 翔主将(経3)
「(初回にいきなり3失点からのスタートで守りながら最後にサヨナラ勝ちという結果だったが)勝ったのはすごく良かったが、全員で試合の立ち上がりを意識しようという話をしていた中で、終盤で走塁ミスだったり先頭バッターにフォアボールをだしたり、ということがあったのでサヨナラで勝ったが今日のような展開にならないようにすることは十分にできたと思うので、そこは反省していきたい。(先発の渡邉選手については)まあ、初回は抜きにして上手く立ち直れたなと。今日は最後のサヨナラ打が一番光ると思うが、投手陣の渡邉、小林が相手打線を抑えていたことが勝利の要因かなと思う。(今日の得点に繋がった要因としては)チャンスを無駄にしないように、というのを初回から言っていた。今日は凡退するような打球を打っても全力で一塁を駆け抜けたり、というような新チームになってからずっと言ってきていることを、徹底してみんなできていたので、相手のミスに付け込んで次の塁を狙えたことが得点に繋がったと思います。(サヨナラ打を打った長谷川選手については)自分は長谷川の次の打席だったが、本当に自分に回ってくるなと願っていたので本当に決めてくれて良かった。来年は2年生の代になるので、入替戦で今まで全打点を2年生が挙げて3年生が眠っているので、長谷川には本当に感謝しているのと、これから2年生に3年生がもっと恩返ししていこうと思った。(入替戦第3戦にむけて)相手からしたら、こっちが今日勝って勢いがあって、ものすごく嫌な雰囲気の中で試合をすると思っている。そこに付け込んで次こそ先制点を取れるように、今日は自分たちが狙っていた形での勝利ではなかったので、先行逃げ切りで勝てるようにやっていきます。」

◆渡邉 直輝(市3)
「(今まで中継ぎ登板が多く、今日の試合は久しぶりの先発だったが)初回からいつも通りでやっていこうと思っていたが、案の定立ち上がりが悪くて、悪いなりに頑張ろうかなと2回から切り替えていった。(上手く2回から切り替えられることができたということで何か意識を変えたりしたか)まず、違うアンダーシャツを着ていたので、いつも着ているアンダーシャツに着替えた。初回はストレートで押そうと思っていたが、すぐ配球を変えて変化球主体で行こうという風に変えた。(着るものが代わると調子が変わるのか)いや、最初は暖かく分厚いシャツを着ていて、なんか体が重いなと感じていたので、2回から薄手のシャツに変えました。今日は朝寒かったですね(笑)。(三振を多く奪っていた、投球の中で意識していたことは)三振を取っていたのが、ツーシームとカットボールが多くてキレがあったので、それで結構三振を取れていたと思う。流れをつくる投球というのができてよかった。(3戦目に向けて)結構短いスパンで試合で投げているので、今日明日でしっかりケアをして次の試合も投げられるようにしていきたい。(個人的には)水曜日はロングで投げることがわかっているので、それなりの準備をすることと、期間が無いので試合の良いイメージを作って望んでいければいいなと思う。」

◆長谷川 陽祐(経2)
「(今日は大活躍でしたね)ありがとうございます(笑)(素直な感想は)最後打ててよかった。自分が打てなかったら最後のバッターになってしまったので、本当に打ててよかったです。(今日は全打席出塁だった)とりあえず次に繋ぐことを意識してやっていた。やっぱり負けたらもう終わりなので意地で全部打った。(最後の場面はチャンスで回ってきた。サヨナラは狙っていたか)サヨナラを打とうとは思っていなくて、普通に単打でセカンドランナーを返そうと思っていたくらいだった。(打つ方向などは考えていたか)ボールが来た時に外角に来たので、普通に流そうと思ってレフトに打った。そしたらちょうどいい感じに飛んで、野手も飛んでくれたので抜けてよかったという感じ。(チーム全体の力というか押し上げる力もあってのサヨナラ打だったと思うが)そうですね。やっぱりみんなが繋いでくれて、最後一、二塁のチャンスを作ってくれたので、いい形で終われてよかった。(これで3戦目に持ち込むことができたがそこに向けて)2戦目勝って勢いに乗っていると思うので、この勢いのまま3戦目も勝ちたい。(個人的にはどういったことを3戦目でやりたいか)場面場面に応じたプレーをやっていって、勝てたらと思う。」

※次戦、対帝京大3回戦は11月15日(水)より朝霞中央公園野球場にて行われる予定。(時間は詳細が分かり次第掲載いたします)

□東武東上線朝霞駅南口下車徒歩約15分
市内循環バスわくわく号膝折・溝沼線図書館入口下車徒歩約2分
または根岸台線図書館下車徒歩約3分

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