• 駒大らしいバレーでリーグ最終戦を白星で締めくくった=専修大学生田キャンパスで(石曽根和花撮影)

  • 戸嵜はチームのキャプテン、エースとしてリーグ戦を戦い抜いた

  • 第2セットのピンチを救った次期エース候補・谷平(兵頭美紀撮影)

  • チームの勝利に貢献した駒大のオポジット・齋藤(石曽根和花撮影)

リーグ最終戦、駒大らしいバレーで笑顔のストレート勝ち!!!

[男子バレーボール部](2017年10月16日 11時27分)

平成29年度秋季関東大学男子1部バレーボールリーグ戦、対慶應大戦が10月15日、専修大学生田キャンパスにて行われた。結果は以下の通り。


<スコア>
駒大☆3-0慶大
1set(25-16)
2set(26-24)
3set(25-21)

<スターティングメンバー>
♯1戸嵜嵩大(経4)
♯5土井友登(仏4)
♯7遠藤樹(G3)
♯11谷平拓海(現2)
♯13齋藤浩貴(歴2)
♯23山田大悟(経1)
♯27宮崎敬(歴3)★
♯33山根晏輝(G1)★

★はリベロ

<最多得点>
戸嵜嵩大 16得点 {アタック 25本中14本(決定率56%)、ブロック 1本、サーブ 1本}


秋季リーグ最終戦は、ともに2部から昇格してきた慶大と対戦。前日の試合で1部残留は確定したものの、リーグを白星で締めくくるためにも負けられない1戦であった。
第1セットは滑り出しから好調。コート内外で多くの声が飛び交い、元気なムード。セッター・土井の采配が光り、多角な攻撃で次々とポイントを得る。終始駒大ペースで第1セットを先取。
第2セットでは、一転して接戦の展開に。シーソーゲームのまま両校ともに20点台に突入。23-23で相手選手のノータッチエースを受け、23-24とセットを失いかける。そこで、谷平の鋭いスパイクが相手陣に突き刺さり、24-24と同点に追いつく。さらに、谷平のサービスエースにより25-24となり逆転。次期エース候補・谷平の活躍により、デュースを制して2セット目も手にする。
勝利が懸かった第3セット。序盤は相手にリードされる展開となったが、戸嵜がノータッチエースを決め、同点に追いつく。遠藤のブロック、クイックの2連続得点で慶大をさらに突き放す。相手サーブに崩されることもあったが、決して食い下がることはなく駒大らしい多彩なプレーで得点を重ねていく。そして、リーグを締めくくるこの戦いをストレートで勝利した。
1部復帰後初のリーグ戦は、5勝6敗、8位で終結した。




◆鈴木淳平監督
「(今日の試合は)大きな課題の1つは、セッターが攻撃陣をどうコントロールするかということだった。相手のブロック、ディフェンスに対して効率よく得点をするにはやはりセッターの配給が重要だと思うので。今日はその点について工夫や改善が見られた。相手にディフェンスの的を絞らせずに3セット攻撃をできていたと思う。こちら(駒大)が大きく崩れる場面も無く、連続失点も最大で4点が1回あったくらい。デュースになったり逆転されたりした場面もあったが、ゲームの内容としては駒大がコントロールした試合になったのではないかと思う。(リーグ戦を締めくくる試合だったが)勝って締めくくろうというのは事前に言ってあった。力をある程度出すことができて、課題も克服できてきて、締めくくりとしては良い内容であったと思う。また、今後につながる試合だったと思う。(5勝6敗でリーグ戦を終えて)勝ち星、順位を見てそれがすべてと言えば、我々の実力に見合った妥当な位置だと思う。ただ、結果的に負けた試合でもセットを取れていたりするので、そこはもう1点もう1セットを取るチャンスをしっかりポイントにできていたら結果は少し違っていたと思う。逆に勝った試合では、フルセットになったりセットを落としたりした試合があるので、セットを落としながら勝てているのならばセットを落とさずに勝てたのではないと考えたらきりが無いが…。1つ大切な考え方としては、負けた試合では本当に惜しかった、悔しかったと思う。ただ、それで済んでしまっているところがあり、勝ったら勝ったでそれで済んでしまっているところがあるのが、監督としてはもったいない。どちらにしても学ぶポイントがあり、改善するポイントがある。それを試合の中ですぐに気づいて、ギアを変えながらスピードを変えながら何とか相手と知恵比べで勝ち抜けるということが本当にやらなければいけないことなのではないのかと思う。負けた試合は、相手の実力が上回っていたと言えるが、どちらかというと自滅に追い込まれて自らの力を発揮できなくて負けてしまった試合が多いと思う。「勝てたはずだったのに」「もったいないな」という言葉は相応しくなくて、「負けて当然だ」「勝てなかったのには何が足りなかったんだ」という考え方にしていかないとリーグ戦で勝てない。このレベルで戦えるのだと十分証明できたので、目の前の1試合1セット1点をいかに知恵を絞って取れるか、リードしているゲーム、セットを先取しているゲームでいかに逃げ切れるか、それがもう少しできるようになると結果も違っていたのかなと思う。(リーグを終えた駒大の実力は)大きく変わってはいない。はっきり言えるのは、悪くはなっていない。ケガがなく、コンディションを大きく崩す人もでず、チームの士気が下がることもなかった。コンスタントに力を発揮していたということから言えば決して悪くなかった。ただ、手放しに良かったと喜べるような強さを発揮したわけではないと思う。試合で練習以上の力を発揮できるというのが1部のリーグだと思う。実際にそういう場面を何度か見て、そういうのも期待してコートに立っている。練習で間違ったことはやっていないので、まじめにしっかり取り組んで、試合で練習の成果以上の力を出してほしい。上手く言葉では言えないが、試合の中で他のチームにはないような誰もが驚くプレー、「駒大ってすごい」「アドリブがきくな」というところから、うまい、すごい、といった人の心を動かすようなプレーがもっともっと出てほしいなというのが希望。(次の試合となる全日本インカレに向けて)いろいろと相談して、検討した結果として、4年生は全員エントリーして、全員が試合に出ることを目標にして頑張ろうということを決めた。チームとして、それをサポートしていく。リーグでここまで力を出せたので、それ以上を狙おうということで、チームの戦い方やメンバーにしてもより洗練させて、最後の最後は4年生が今まで頑張ってきたことを集大成として試合で出し切ってほしい。試合に出る人、出れない人は出てくるが、コートの中で暴れる人、コートの外で暴れる人が一体となって戦うというのが駒大がずっとやってきて目指している姿なので、最後の最後までそうやってみんなでみなさんに見せつけてほしい」


◆戸嵜嵩大
「(自身の調子は)良かったほうではあるが、勝負所で決められなかったり、途中で気が抜けてしまったところがあった。(チーム全体の調子は)周りはすごくよかった。100点。(セットごとを振り返って)今までは、あまり機能してなかったように見えるセンターブロックが今日(の試合で)はブロック本数をとても取ってくれて、谷平がいつも通り決めてくれて、斎藤もコンスタントに決めてくれて、一番勝ちパターンの駒大らしい試合ができて、勢いのまま、1、2、3セットといけたなと思う。(最後の試合をストレート勝ちで締めくくれた今の気持ちは)最後の一点を決められなかったことにとても悔いがあるが、ストレートで勝てたということはとても嬉しいことなので、やはり最高。(全日本インカレに向けて)少し自信がついてきたので、ダークホースとして準決勝、決勝ぐらいまでは頑張っていきたい」

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