• 雄たけびを上げる沖島輝=後楽園ホールで(寒川朋子撮影)

  • WP5-0で勝利した嶋田

最終戦勝利で飾る!新シーズンへの大きな一勝

[ボクシング部]第70回関東大学ボクシング1部リーグ第5週(2017年07月08日 19時55分)

第70回関東大学ボクシング1部リーグ第5週が7月8日、後楽園ホールで行われた。結果は以下の通り。

○駒大6ー3東洋大●

【LF】○杉山広将(営2)[WP5-0]○豊嶋海優

【F】○市川春希(営3)[WP3-2]●福井勝也

【B】○嶋田淳也(歴2)[WP5-0]●村地翼

【B】●阿部宏斗(商3)[WR0-5]○渡来美響

【L】●中村玄貴(現3)[RSC(2R2分12秒)]○木村蓮太朗

【L】○齊藤陽二(営4)[WP3-2]●中村晃洋

【LW】○沖島輝(経4)[WP5-0]●久野将太郎

【W】●牧野拓矢(政4)[WP0-5]○原田直樹

【M】○沖島翼(法4)[WP4-1]●松野晋久

※RSCはReferee Stop Contestの略で、負傷などにより試合続行不可能と判断したとき、レフェリーが行う勝敗宣告のこと
※WPはWin on pointの略
※ABDとはチーフセコンドによるリングへのタオル投入(棄権)のこと

 最終戦を勝利で飾った。LF級の杉山のWP5―0勝ちでチームを勢いづける。F級市川、L級の齊藤はWP3―2と辛勝だったが、B級の嶋田、LW級の沖島輝、M級の沖島翼はWP5―0で勝利し圧倒的な強さを見せた。試合中盤は格上相手に敗れ苦戦を強いられたが、流れを引き戻し、今年のリーグ戦を準優勝する相手に6―3の大勝を成し遂げた。

◆中島成雄総監督
「準優勝の東洋にこれだけの差をつけて勝てるとは実際思わなかった。ポイントゲッター(南出仁、藤山義憲)が2人ほど休んでいるが、そのうえで最後の試合を勝てたということ(は良かった)。沖島兄弟もけがしている。でも最後の試合だからと言って頑張って出てこれだけの成績をあげた。立派だと思う。そういうけがや離脱がないにしても、あったとしてもこの成績で勝てるとは思っていなかった。今日は出来すぎといったら失礼だが、チームが一丸となっていたということは事実。4年生の最後を飾ろうということで軽量級の下級生も頑張っていた。(ここから新しいシーズンが始まるが)この秋に向かって来月から予選が始まる。今度は個人戦だからそれぞれこれをいい勉強にして全国に向かって頑張ってもらいたい」

◆沖島輝主将
「(今日を振り返って)1R目はどんな相手か分からなかったのでとりあえず様子を見ようと思った。2R目からは距離取った方がかみ合うと思ったのでそういう感じに試合を構成して運んだ。(こちらが押してる試合に見えたが)やっている方は別にそんな意識はしていなかったが大丈夫だろうというのはあった。集中できていたかなというのはある。(途中ガッツポーズも見られたが)勝っているだろうということで。自分が勝てば(5勝以上で)決まりだったのでそういうプレッシャーもあったので安心のガッツポーズ。(リーグ戦全勝だが)全勝はできたが強豪ばかりと試合をしていたので自分的にはほっとしている感じ。(4年間無敗では…?)いやそこまでではない。1年生の時には手術をしていたので出ていなかった。2年生は全勝して、3年生の時にはトレーニング症候群になってしまって、2戦やって2戦勝っていたが3戦目からは出ていない。(ここで4年生は一区切りだが)まだ今後のことは迷っている。(国体、全日本あるがそれに向けて一言)優勝します」

◆杉山広将
「(今日を振り返って)1R目に相手の頭と当たって目を切ってしまって、途中で止められてもおかしくないなと思ったので、1R目はがむしゃらに行った。(終始リードを保った試合に見えたが)相手の先手を取って、自分から先手を打っていったら勝てると言われていた。先手を、左ジャブを意識してやった。(これからに向けて一言)来年のリーグ戦に向けて、自分がトップバッターになると思うので、そこで良い流れをつくれるように頑張っていきたいと思う」

◆市川春希
「(今日を振り返って)勝てて良かった。4年生最後のリーグ戦だったので絶対勝ちたいな、負けられないなと思ったので勝てて良かった。(試合中闘志あふれるような表情に見えたが)僕が負けたら(チームが)負けだというような気持ちで行ってたので、絶対負けられないなと、ただそれだけ。絶対勝ってやろうと。(試合後涙が見えたが)もうなんか良かった、安心したというか、4年生最後だったので4年生の前で絶対負けたくなかった。勝てて良かった。安心の涙だった。(ここを一区切りとして始まると思うが)前回、今回勝てたのも、監督、コーチの言うことを素直に聞いたから。これからも素晴らしい監督とコーチの言うことをしっかり聞いて更なるレベルアップをしていきたいと思う」

◆嶋田淳也
 「(今日を振り返って)このリーグ戦の5戦の中で一番落ち着いて戦えたかなと思う。(最後涙を見せる場面も)やっぱり4年生の先輩方にはすごいお世話になった。4年生と一緒に戦うのが最後なので泣いてしまった。(またここを区切りとして始まっていくと思うが意気込みを)10.11月に国体と全日本があって、その結果が来年のリーグ戦につながっていくと思う。来年は僕が引っ張っていけるようにしっかり結構を残せるように頑張りたい」

◆中村玄貴
「(今日を振り返って)もう少し気持ちを前に出してればもっとやれたのかなと。相手が強いと分かってたので、ちょっと弱気になったというのはあります。(最後涙を見せていたが)最後までやり通したかった。4年生最後の試合だったので自分も格好いい姿を見せたかった。(次に向けて一言)来年からは僕らの代が主体となるので、後輩に格好いいところを見せられるようにみんなでチームを盛り上げて行きたいと思う」

◆齊藤陽二
「(今日を振り返って)正直やる前からあまり負ける気はしなかった。相手が俺に今日勝てば全勝だったが、でも別に倒せると思っていた。どちらかというと(このスコアでの勝ちは)悔しいくらい。同期最後のリーグ戦だったので4年生で勝って決められてよかったと思う。(相手が体格のいい選手だったが)1階級上の背が高い選手が階級を落としてきた。階級を落とした分、パワーが全然違かったので不利な感じではなかった。(前回は敗れてしまったが)間に個人の試合を一試合挟んでいた。とりあえず練習でやったこと、練習でどう倒すか考えて、最後みんなで勝ちたいというのがあったので本当気持ちだけで最後は戦っていた。(ここで一区切りだが今後は)一応まだ個人戦(国体、全日本)があるので、ちょっとだけ休んで。これまでとあまり変わらない。(リーグ戦を振り返って)今日だけだったらまだ良いと思ったが、全体通したら悔しかった。もっと後輩につなげられた内容ができたのではないかなと思う」

◆牧野拓矢
「(今日を振り返って)勝てなかったのは残念だった。(4年生の最後の試合として気持ちは)国体と全日本がまだあるのでそれに向けてまた前向きにやっていくしかない。(リーグ戦振り返って)今年、4年になって1戦目はじめてリーグ戦に出てそこで負けてしまった。次出て勝てるようにと頑張っていたがまた負けてしまい、残念だった。(試合始まる前に沖島主将から声を掛けられていたが)自分のできることをやれと言われた。(今後は)消防士目指します」

◆沖島翼
「(今日を振り返って)今日は監督などがここ(の選手で)は試合を獲りたい、ここ(の選手で)は難しいと話していた中で、勝てる選手はちゃんと勝って、微妙なラインにいる選手もちゃんとポイントを取ってくれたおかげで、良い流れで僕まで回ってきてくれた。その流れで僕も戦うことができた。落ち着いてやることができた。(笑顔が見える試合だったが)4年生最後の試合だったので、今まで勝ちを意識しすぎてたが、中島会長が『最後好きにやれ』と言ってくれて自分の好きに試合ができた。(”自分のボクシング”は出来たか)自分の流れで自分のボクシングができたと思う。(前回は敗れたが)前回の一敗がなかったら全勝できた。前回の負けもカットのせいで負けてしまったので、悔やまれると言えば悔やまれる。(これからは)けがも持っているのでそれと相談しながら決めていきたいと思う」

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