• 優勝にもう一歩だった海老沢=Shonan BMW スタジアム平塚で(鈴木花奈撮影)

  • 途中までレースを引っ張った山口

海老沢が表彰台に上り、大会は閉幕

[陸上競技部]2017日本学生陸上競技個人選手権大会(2017年06月11日 14時49分)

2017年日本学生陸上競技個人選手権大会が6月9日から11日にかけて、神奈川県のShonan BMW スタジアム平塚で開催された。結果は以下の通り(上位3名と駒大のみ)。

〈3000mSC〉
【総合順位】
1位 藤崎真伍(流経大) 8:53:20
2位 海老沢太郎(歴3) 8:53:75☆
3位 滋野聖也(道都大) 8:55:73
19位 山口優希(政3) 9:18:37

☆は自己ベスト

 3000m障害に駒大からは海老沢と山口が出場。レース序盤、2人は様子を見ながら集団後方につけると、2000m付近で集団の2、3番手に浮上する。そのまま海老沢は首位争いに入る。最後は流通経済大の藤崎との激しいデッドヒートを演じた。だが、惜しくもわずか0.55秒差で優勝を逃した。一方の山口は途中まで先頭でレースを引っ張ったが、後半大きくペースを落とし、組の中では5位、総合順位は19位に終わった。これで今年度の日本学生陸上競技個人選手権の全日程が終了した。

◆藤田敦史コーチ
「(今日の走りは)海老沢に関しては、勝てたレースだった。その中で勝てなかったということはレースの中での駆け引きができていなかったということ。イーブンペースでいってラスト1000mで勝負という流れで、レースとしてはそこまで難しいものではなかった。スパートするタイミングが悪かった。自己ベストが出たので、タイムとしては良いものだが、あくまで選手権であって記録会ではなく、順位を狙う大会であることを考えると、その中で2位ということは反省する点はまだあったと思う。(大会3日間を振り返って)1500mの物江に関しては予選である程度走れたかとは思うが、2本揃える力は無かった。予選では走れてて、決勝でも上位につけていた選手、例えば優勝した館澤選手(東海大)は2本走ってあれだけの結果を出せている。ああいった、2本揃える力が無かった。5000mに関しては調整練習無しで臨ませていて、そこまで結果は求めていなかったが、それにしても結果が良くなかった。暑くなってきて、体の疲労も溜まりやすくなっているのかなとは思うが、その中でもまとまった走りを期待していた。まとめきれていなかったという印象。(現在のチームの状態は)関東インカレも含めて最近は結果を出せていないところがあるので、選手の中では練習が結果につながっていないのかなという雰囲気が少しはあるのかもしれない。だがあくまで、目先の試合というよりは、もっと先のレースを見据えて練習をやっている。今は疲れが出ているかもしれないが、その後のレースを見据えるにはある程度継続した練習をやっていなければいけない。(今後は)7月の世田谷記録会と、一部の選手をホクレン・ディスタンスチャレンジに選手を派遣する予定なので、それに向けた練習になる。それに向けて、もう一回仕切り直して練習していきたい」

◆海老沢太郎
「(今日の結果は)関東インカレと違い、タイムにこだわらず勝てるレースをしようと思い臨んだ。(レースプランは)神奈川大の荻野選手や、東海大の三上選手などの力のある選手がいることにより、ハイペースなレースになると思っていた。また、棄権者が6人いたことで、勝負のレースだと思いタイムは気にせず挑んだ。(レースの終盤に並んだが)ラスト一周で焦ってしまった。ラスト200メートルで前に出る事が出来れば良かった。気持ちの弱さが最後出てしまった。(今後の目標は)全日本インカレに出ることが出来るのであれば、二本走るスタミナを夏の練習でつけたい。関東インカレの1部と2部の選手では全然力が違うと思うので、1部の選手と戦うことが出来るように、また日本選手権の標準を目指して頑張りたい」

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