• 優勝こそ逃したが、物江は入賞を果たした=日産スタジアムで(田中碧撮影)

  • 10位でフィニッシュした工藤

  • 2年連続で1万mに出場した下

  • 大学初1万m出場となった小原

  • 市澤の初関カレは悔しさが残った(伊藤大志撮影)

関カレ開幕…物江決勝進出も5位にとどまる

[陸上競技部](2017年05月25日 19時45分)

第96回関東学生陸上競技対校選手権大会1日目が5月25日、日産スタジアムで行われた。結果は以下の通り(上位3名と駒大のみ)。
※駒大は2部校

〈1500m予選〉
【1組】
1着 前川優月(東国大) 3:52:90
2着 田村岳士(帝京大) 3:53:27
3着 石川佳樹(拓大) 3:53:69
9着 市澤長太(歴1) 3:56:54
市澤は予選敗退(※)


【2組】
1着 渡辺拓巳(大東大) 3:50:82
2着 物江雄利(地3) 3:51:04
3着 中村祐紀(青学大) 3:51:58
物江は決勝進出

【4組】
1着 生方敦也(青学大) 3:52:78
2着 井上弘也(上武大) 3:53:03
3着 幸村亮太(帝京大) 3:53:41
11着 杉山秀樹(経3) 3:58:69
杉山は予選敗退
(※)予選3組2着+4名が決勝進出


〈1500m決勝〉
1着 井上弘也(上武大) 3:51:84
2着 渡辺拓巳(大東大) 3:52:71
3着 駒山魅都(日薬大) 3:52:74
5着 物江雄利(地3) 3:53:78

〈1万m決勝〉
1着 サイモンカリウキ(日薬大) 28:00:66
2着 レダマキサイサ(桜美林大) 28:21:61
3着 タイタスワンブア(武蔵野学大) 28:28:91
10着 工藤有生(政4) 29:10:56
21着 下史典(経3) 29:36:41
30着 小原拓未(政1) 30:03:15

1500mの予選に市澤、物江、杉山の3人が出場。市澤と杉山は集団でレースを進めたがラストスパート勝負でそれぞれ遅れ予選敗退。一方で物江は最近の勢いそのままに終盤先頭に立つと、ラストは力を抜く余裕も見せながら2番目にゴール。決勝進出を決めた。
決勝はスローペースでスタート。「中距離の専門の選手もいるのでラスト勝負にはしたくなかった」という物江のプラントは対照的に、ラスト1周勝負の展開となる。物江もスパートで必死に食らいついたが、力及ばず5位でレースを終えた。

男子2部1万m決勝には工藤、下、小原の3名が出場。外国人留学生3名が先頭で圧倒的な速さを見せる中、駒大は第2集団に工藤、下が、第5集団に小原がつく形でスタート。その後第2集団は縦に伸び、駒大勢も徐々に遅れだしたが、工藤は青学大・森田、神大・鈴木に食らいつく。6000mで鈴木が前に出ると工藤は青学大・森田とレースを進め、10位でゴール。下は序盤工藤より前につく場面も見られたものの徐々に失速し、21位でのフィニッシュとなった。小原は第5集団が分かれた後もしっかり前方につく形でゴールした。

◆物江雄利
「(レースを振り返って)予選に関してはあまり体が動かなくて、ただ予選というのを踏まえて、決勝に行かなければ話にならないのでラストは後ろを見つつ流して、2着になることを最優先に考えていた。(決勝は)1500mだと800mや1500m専門の選手も出てくるのでなるべくスローな展開にはあまりしてほしくなかった。1週目がゆっくりで余裕があったが望む展開にはならなかった。(1日で2回レースをするという難しさは)インターハイからその日程で組まれているので特に苦ではなかった。2本ともそろえて走るということの大切さ難しさはあるし、2本をそろえないと勝てないというのは改めて実感した。(順位は)優勝は狙っていた。1組目の外国人留学生が棄権した。そういった意味でもチャンスはあったので悔しい。(最終日の5000mにむけて)今回は入賞できたが5000mでも入賞しないと力があると証明できないと思う。去年西山さんも入賞している。5000mは1万も走っている工藤さんも出場するので、工藤さんにも勝つくらいの気持ちで5000は望んでいきたい。(関カレ以降は)日本選手権の標準は突破できているので日本選手権を目標にやっていきたい。駅伝シーズンも始まる。自分は出雲駅伝から出場を狙っているので出雲から全日本、箱根とつながるように5000m、1万m、ハーフと中距離だけでなく、長い距離でも力があるんだと証明できるようにしたい」

◆杉山秀樹
「(今回のレースは)走る前にラストまでしっかりついて、ラストで持ち味のスピードを生かそうと走っていたが、三週のあたりでできつくなってしまいラスト勝負ができなかった。(監督からは)ラスト勝負になるからそこまでついて、最後しっかり勝負するよう言われた。(コーチからは)今出せる最善を尽くせと言われた。(レース展開は)スローペースでラスト勝負になることはわかっていたが、それまでに離れてしまい勝負できなかったことが今回のダメなところ。(よかった点は)序盤は先頭について走れていたところ。(明後日の800mでは)今回の失敗を生かして準決勝決勝と勝ち上がり3本のレースを走りたい。(今後の目標は)自分はスピードが持ち味なので1500mや5000mでしっかり結果を出していきたい」

◆市澤長太
「(今日は)悔いの残る内容で納得いかない、悪いレースだった。走ってみて余裕があまり感じられられず、体のどこかがきついのだなと思った。(最近のレースで自己ベストを更新していたが)日体大記録会で自己ベストを大きく更新した。そこから一週間ごとに1500mに絞って出てきたが、どのレースにあわせていくかが不明確だった。その結果一番大切な大会に合わせてこられなかった事が自分の弱いところだったと思う。(次回からは)大事なレースで勝てるようにもっと考えて試合に出たいと感じた。(監督・コーチからは)余裕を持って、ラスト200m勝負するようにと言われていた。(今後は)スタミナが足りないと思ったので走り込みをしっかりしたい。(初めての関東インカレを終えて)大きい舞台で走れたということはすごく楽しかった。今後も1500mは走っていく。(これからの目標は)夏合宿でしっかりとスタミナをつけて3分45秒くらいを狙っていけたらと思う」

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