• キャプテンとしてチームを引っ張ってきた山本=日体大世田谷キャンパスで(田中碧撮影)

  • 得点時に喜ぶ選手たち(中川達夫撮影)

  • ベンチの選手たちも全員で盛り上がる

  • 4年生たちは笑顔で最終戦をおえた

引退特集!~2度の入れ替え戦を戦ってきた4年生たち~

[女子ラクロス部](2016年11月01日 22時48分)

練習場所も練習メニューも練習試合の相手も全部自分たちで探し、取り組んできたラクロス部。また、ラクロスはほとんどの選手が大学から始めている。そのような環境の中、去年まで4部でだったチームが2部3部入れ替え戦まで上がってきた。その原動力となった4年生にラクロス部生活を振り返ってもらった。

◆山本めぐみ(市4)
「(試合を振り返って)最初からみんな雰囲気がよくて気持ちはすごく出ていたと思う。(4年間を振り返って)今年が3部で戦うということと自分がキャプテンということもあり、1番思い出に残っているし、濃い1年だった。つらかったことも多かったけれど、自分たちがやりたくてやっている。監督がいないこともあり、メニューとか練習場所とか練習試合の相手を全部自分たちで探してくる。そういった環境もあり、大変というよりもやりたいからやっているという感じだった。(1番成長できた部分は)技術とか以前にどうやったらみんなが主体的に動くようになるかということの伝え方だとか『人間として』という部分が1番だと思う。(後輩へ)伝えたいことはたくさんあるが、チームの一員としての存在意義を自分から見つけ出せるようになってほしい。(2部に上がることはかなわなかったが)後輩たちは気持ちの強い子が多いし、ラクロスが好きな子が多い。今年以上の練習や練習試合をして、リーグ戦の結果を出してくれると思う。」

◆坂巻真由(現4)
入った時はサークルみたいだったが、後輩が増えていってちゃんと部活になって、メンバー争いも激しくなっていった。辛いことや大変なことも多くて何回も辞めたいと思ったりもした。それでもやっぱりここまで続けてこれたのはいろんな人の支え、特に1番はそばで支えてくれた同期がいたから。最後までみんなで笑って終われた。みんながいてくれてよかった。(2年連続で入れ替え戦と駆け上がった1年だったが)1個上の代で3部に昇格したが、その代のリーダーシップがすごくてその先輩たちにずっと引っ張ってもらってきた。自分たちが4年になってからは先輩らしくないとずっと怒られていたが、後輩たちの力もあって入れ替え戦までこれた。後一歩手が届かず悔しい。(4年間で最も学んだことは)努力をすること。継続して努力することの大切さを学べた。(後輩たちへ)2部昇格とは言わずにもっと上を目指せるやる気というか、覇気があると思うのでどんどん上を目指していってほしい。

◆内山はるか(G4)
「(試合を振り返って)前半に2点先に取られてしまった。すぐそのあとに同点にまで追いつけたが、後半に続けて相手に点を取られてしまった。ディフェンスが甘かったなと思う。(ラクロス部での生活を振り返って)引っ張る力もなかったが、後輩がしっかりしていて、すごく頑張ってくれた。同期もいつも色んなところで支えてくれた。コーチもたくさんサポートしてくれた。周りの人たちのおかげで、ここまでやってこれた。(印象に残っていることは)幹部をやっており、たくさんミーティングをした。今まではなんとなく練習にきて、なんとなく毎日を過ごしていたが、メニューについて考えたり、チームのことを考えたり、どうしたら試合で勝てるかを真剣に話し合ったりする時間を持てた。幹部の人と話してきた時間はとても印象に残っている。(2年連続での入れ替え戦だが)自分たちの代で2年連続昇格したいという気持ちを強く持っていたが、周りには行けないんじゃないかと思っている人もいたと思う。そこで強く気持ちを持っていくことが難しかった。そういった気持ちがあって、最後は相手に負けてしまったと思うので練習のうちから気持ちを出していくという事を後輩たちには大切にしてもらいたい。(後輩に伝えたいことは)後輩たちはプレーでも気持ちの面でも強い。心配はしていない。今年の悔しい思いを忘れずに絶対昇格してほしい。自分にできるサポートはたくさんしてあげたい」

◆江頭梨世(営4)
「(試合を振り返って)勝ちきれなかった部分があったので悔しい。それでも最後まであきらめずにゴールを目指した姿勢は駒澤のチームとして、良かったと思う。お客さんに、見ていて楽しかったと言ってもらえたのがうれしかった。あとは結果として残すだけだったと思う。(4年間を振り返って)1年生の頃は、土手などで練習する環境だった。2年生から今のコーチについてもらい、コーチとの出会いがすごく大きい。そこからラクロスに対する姿勢が変わった。これまでもラクロスは好きだったが、好きなことにプラスして、楽しさも教えてもらった。コーチと3年間やってきて、私たちの代で入れ替え戦の舞台を後輩たちに準備することができた。幹部もやっており、軸になって働かなければいけなったが、まだ気持ちに甘い部分があって、出てきてしまったのかなと思う。それでも日々の中で、後輩と全力で接してきたつもりなので、それを後輩が受け継いでくれればうれしい。(印象に残っていることは)今年のリーグの東京女子大戦。東京女子大は自分たちのブロックの中で一番強い大学で、勝てば入れ替え戦の試合だった。自分が先制点を決めることができ、チームの流れを作れた。その試合で勝ちきれたからこそ、今日の舞台に立つことができた。(後輩に向けて伝えていことは)楽しむことと気持ちを全面に出すことを大切にしてほしい。気持ちを全面に出すことに中途半端なところがあったから、今日こういう結果になってしまったと思う。練習から気持ちをしっかり持って、その中で全員が同じ目標を目指せる環境作りをすれば、自然と2部に上がれると思う。 勝ち切るところまでがスポーツの世界だと思う。しっかり結果まで出すことを期待している」

◆米永美里(経4)
「(今日の試合は)4年生は勝っても負けても今日が最後なので、やり切るという気持ちで試合に臨んだ。50分しかない中で先制点を取られてしまったが、気持ちを切らさずに戦いきることができて悔いはない。(2年連続で入れ替え戦だが)今年しか味わうことのできない喜びだった。(4年間を振り返って)1年生の時はサークルのようだった。コーチが変わって、だんだん部活になってきて部員みんなが本気で練習に取り組むようになった。振り返ると、この4年でチーム全体がかなり成長したなと感じている。(ラクロス部に入って成長したことは)ラクロスの技術の向上はもちろんのこと、4年生になってからはチームを引っ張っていこうという気持ちが強くなり、リーダーシップを発揮できるようになったこと。(後輩たちに向けて)今年は3部残留で終わってしまったが、来年は絶対2部に昇格してほしい。私たちが1年生の時からチームがどんどん強くなってきているので、私たちができなかった2部昇格という目標を達成してくれることを信じている」

◆酒匂里奈(市4)
「(今日の試合を振り返って)前半は厳しい試合展開の中、同点まで追いつくことができた。後半は気持ち次第と思っていたが、相手から立て続けに得点されてしまった。そこから焦ってしまい、チームで動けなくなってしまったことが敗因。(2年連続で入れ替え戦だが)リーグ初戦で負けてしまい、もう後がない状態だったので、最後の最後まで入れ替え戦に挑戦できるかわからなかった。諦めずにリーグを戦いきれたから入れ替え戦まで行けたのだと思う。(4年間を振り返って)最初の1、2年はサークル感覚でただ練習をこなす日々が続いていた。今思うとその時間が勿体なかった。ラクロスでも他のことにしても、やるからには徹底してやることが結果に結びつくと実感した。これから社会人になって、やるからには徹底することを頑張りたい。また、後輩たちにもこの大切さを伝えていきたい。(ラクロス部に入って)つらい時に誰かが見てくれているのだと感じることができた。(後輩たちに向けて)細かいミスが試合の勝ち負けに繋がってくると思うので、練習の時から1本1本大切にして、来年に向けて頑張っていってほしい」

◆小西夏帆(G4)
「(4年間を終えて)2部昇格はできなかったが、この2016チームで、このメンバーでやってこれて最高だった。(ラクロス部での活動は)楽しい時も辛い時もあったが、自分が成長できたと思える場所だった。(1番成長できた部分は)今まで個人プレーしかやってこなかったので初めてのチームプレーだった。最初は自分自分となっていたが、チーム全員で同じ目標に向かって取り組めるようになった。(後輩に伝えたいことは)すごく技術もあって頼れる後輩で、本当はその皆と一緒に2部昇格したかったが、残念な結果になってしまったので、これからさらに厳しい練習になると思うが頑張ってもらって果たせなかった2部昇格とさらにはその上の1部昇格をどんどん目指していってほしい」

◆赤間唯(G4)
「(今日は)悔しかったというのが最初の感想。でもやっぱり1年間やってきて、勝てなかったけれど、全員1点に向かって最後まで突っ走れたのはこのチームで良かったと思った。(ベンチでかなり声を出していたのが印象的だったが)トレーナーなので、私にできることはフィールドと同じぐらいベンチメンバーが気持ちを高めること。まずは自分が声を出さないと他の人にも声を出そうよと言えないので、まずは自分が先頭に立てるように声を出し続けた。(この4年間は)最初は男子ラクロスのマネージャーをやったりして、入って2年間プレーヤーだったが、怪我が多くなって最後の年でサポートする側を選んだ。最初はフィールドにいる人達が輝く場所だということしか考えていなかったが、最後の1年間でサポートしてくれる人がいるからこそ、応援してくれる人がいるからこそ、信じられる仲間がいるからこそフィールドの人が輝けるんだなということを学べた。みんなのサポートができて、最高の1年だった。(苦労したことは)今年初めてトレーナーをやることになり、みんなのサポートがなかなかできなくて苦戦していたが、今ではサポートしてくれてありがとうとか、あの声が良かったよと言われる。この1年が1番大変だった。(後輩に伝えたいことは)Bチームだから、Aチームだからじゃなくて全員が駒大なんだから全員がもっと胸を張って毎日楽しくプレーしろと言いたい」

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