• 右サイドからの攻撃をシャットアウトし、決勝弾を決め、攻守にわたり貢献した鈴木=江戸川区陸上競技場で(宮本拓実撮影)

  • リーグ通算4ゴール目の大谷「いつも通りの練習の成果が出た」

粘っこい試合運びで絡み取った 鈴木決勝弾で”背水の陣”制す

[サッカー部]第90回関東大学サッカーリーグ戦・第13節・対順天堂大戦(2016年09月14日 19時02分)

第90回関東大学サッカーリーグ戦・第13節・対順大が9月14日、江戸川区陸上競技場で行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。


☆駒大2-1法大
   (1-1)
   (1-0)


【得点者】
11分:[駒]大谷
18分:[順]小松(旗手)
65分:[駒]鈴木(中原)


【メンバー】
GK輪島 稜[3]
DF宮坂 瑠[4]、熱川徳政[3]、鈴木啓晃[4]、伊勢 渉[2]
MF種岡岐将[4]、大塲淳矢[2]、中原 輝[2](→76分小田俊介[3])、大村英哉[3](→89分小川礼太[1])、吉岡雅和[4]
FW大谷真史[4](→67分大塚光一郎[3])

【SUB】
GK角井栄太郎[2]
DF初芝政弘[3]
MF児玉卓也[4]
MF安藤 翼[2]
※[ ]内数字は学年

降格圏内脱出へ向け背水の陣となったこの試合。先にスコアボードを動かしたのは駒大であった。前半11分、吉岡のシュートからこぼれ球を大谷が左足で流し込み先制に成功する。ところが、直後18分、相手コーナーキックからゴール前の混戦を決められ試合は振り出しに戻る。迎えた後半、試合の運命を分けたのは、敵陣奥深くでのファールであった。65分、熱川のフリーキックから中原が頭で繋げ、最後は鈴木が頭で押し込みヘッドトゥヘッドで試合の均衡を破った。最後は猛攻を仕掛ける順大攻撃陣に決定機を与えず、試合終了。リーグ戦第8節ぶりの勝利となった。

◆秋田浩一監督
「(今日は)ダメなところもいっぱいあったが、一生懸命やっていたのでそれは評価できると思う。(ハーフタイムでは)今日は15分間しっかりディフェンスをすることと、チャンスがあれば両サイドで速いボールを出すこと、最後に支持の声を出すようにと指示をした。(評価している選手)皆一生懸命やっていたと思うが、ディフェンスは今日は粘っていた。もう少し粘っこくいってほしいが。この前と比べれば吉岡もよく動いたし、今回は大谷が”ターゲットマン”だったのでやりやすかったと思う。(後期初出場の大谷は)まだまだじゃないか。久しぶりに一生懸命やったのもあるだろうが60分や70分でばてちゃ、、、サッカーは90分間なので90分間やれる選手であってほしい。でも1点取ってくれたので差し引きゼロだと思う。(背水の陣だったが)気持ちの面で調整をやってきた。今までやってきたことの積み重ねで結果は出る。チームや仲間のために戦うことは恥ずかしい事でも何でもなくて、素晴らしい事なんだということ。そして試合では”オレたち”がやってきた練習しか出来ないということ。自分たちの強みであるそれをやり続けて自信を持ってプレーしようと鼓舞してきた。(次へ)ばててる選手も多いので誰を使うかはこれから決める。相手は2連勝で点も多く取っているので相手の試合を見て粘っこい守備をしなくては」


◆鈴木啓晃(4)
「(今日は)点を取られた時も、前線は後ろのために、後ろは前線のために動いていたので、雰囲気良くできたと思う。前半は攻撃の面でミスが多かったが、後半は少ないチャンスの中、決定的な場面を作ろうとしていたので結果に繋がって良かった。(決勝点は)良いボールが来て、6番の種岡が前に繋いでくれたおかげ。決まって良かった。夏合宿では覚悟を持ってやろうと話してて、一人ひとりも気持ちの部分で強化できたと思うので、そのあとの調整合宿でも、勝つための調整が出来ていたと思う。前節ではそれが欠けていたので、それが修正されて結果が出た。(ロングスローで意識していること)駒大でやろうと決めていることがあって、チャンスや武器になることを徹底してやっていこうと。変えるつもりはなくて、ずっとやっていこうと思っている。(今日の勝利の要因)前回は、みんなバラバラと言われていたが、今日は守備でも攻撃でも、みんな上手く動けていたからだと思う。(次戦に向けて)キツいというのは言ってられないと思うので、総力戦で頑張りたい」

◆大谷真史(G4)
「(今日は)降格圏内にいたので、チャレンジャーとして腹を括って挑まなければならなかった。泥臭く駒沢のスタイルを貫いて試合に臨んだので、そういった意味では立ち上がりは良かったと思う。 (先制後の同点)絶対に粘ろうと意気込んだしキャプテンの種岡を始め皆で声を出して意思統一出来た。声がないと駒大のサッカーは出来ないので、まず気迫を出してプレーに繋げたから今日の試合勝てた。(得点は)よく順大戦では自分にボールがこぼれてくる(3節対順大戦でもこぼれ球を押し込みゴール)が、詰めの意識を持つ練習をずっとやってきたことがそのまま出た。(次へ)前節までは11位で自分たちにとってどこも手ごわい相手なので、今日と変わりなく気持ちでプレーするし、戦術的には足が止まることが多いので皆ともう一度確認して連動して動けるようにしていきたい」

輪島稜(経3)
「(今日は)良い形で先制できたが、セットプレーのところで集中が切れて失点してしまい、でも、そこで崩れなかったのが今日の良かったところ。後半は立ち上がりが良かったから、追加点を奪えてみんなで団結して、粘って守りきれたこそ勝てた。(セービングは)そこは自分の強みなので自信を持ってやっているが、ゼロで抑えたかったのが正直なところ。(夏合宿は)2つあって、1つ目は走り合宿で、ひたすら走るという、今までに走ったことのない異次元な感じの陸上部かと思うぐらいで、自分にはきついメニューだったがみんなに支えられながらなんとか乗り切った。2つ目は調整合宿でこの試合に向けて戦術的な部分などを確認して疲れも取りながら、うまくいかない部分とかも試合に向けてみんなでまとまっていこうという合宿だった。(次戦は)今日の勝ちが無駄にならないように、今日の勝ちは今日の勝ちで切り替えて、次戦勝てるように、次の試合まで短いができることをしっかり練習していきたい」


なお、次節は9月18日、日立市民運動公園陸上競技場にて14:00から明治大と対戦する。
【会場へのアクセス】
・JR常磐線「日立」駅中央口より日立電鉄「平和台」行バス乗車、または「常陸多賀」駅より「日立駅」行バス乗車、「運動公園前」下車

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