• 駅伝への意気込みを語る、下と伊勢=志賀高原で(石曾根和花撮影)

  • 黙々と朝練習をこなす下

  • 先頭でチームを引っ張る伊勢

陸上部夏合宿‘16 Vol.3~駅伝勝利に向けて、チームに刺激を~

[陸上競技部](2016年08月27日 00時38分)

8月16日~9月2日の日程で、長野県(野尻湖→志賀高原→野尻湖)で夏合宿を行っている陸上部。後輩ができ、昨年までとは違った立場で合宿に挑んでいる2年生。今回は下史典(経2)と伊勢翔吾(経2)に、夏合宿の様子や、駅伝への思いを語ってもらった。

―夏合宿の調子は

下史典(以下、下):昨年は、2週目からやっと夏合宿の流れに乗れていい練習ができたんですけど、今年は1週目からいい状態で走れています。2週目のポイント練習もしっかりこなせて、疲労は少しありますけど、故障とかは全然ないので練習はしっかり積めていると思います。
伊勢翔吾(以下、伊勢):昨年全部Bチームでやっていて、今年もBチームなんですけど、去年よりはBチームの中でも余裕をもってやれています。昨日、Aチーム30kmの距離走をやったときに、やっぱりまだAチームの選手と比べて、スタミナであったり、劣っている部分があったので、自分にAでやる力はないのかなと感じました。ただ、昨年に比べたら、成長している部分はあるなと2週目までやって感じました。

―上半期を振り返って

下:5000mと1万mで両方ベストは出たんですけど、自分の目標としていたタイムには全然届いていません。でも練習自体は一個上のレベルの人と一緒に練習をしっかり積めていたので、あとは試合に結果として表れればいいかなと思っています。
伊勢:上半期は5000mと1万mと1回ずつ出場したんですけど、両方とも自分の思うような走りができませんでした。上半期はあまりよくない状態で、練習もAチームでやってできなかったりというのがあったのであまりよくなかったです。でも、夏合宿に入ってから、去年と同じように調子も上がってきたと思うので、下半期はいい結果が出せるんじゃないかなと今は自信に感じています。

―2人から見たチームの状態は

下:上のレベルでやっている中谷さん工藤さんが今走れていなくて苦労している状態なので、ここで中堅の自分たちがしっかり走って上の人たちに刺激を与えるというのが自分たちのやるべきことだと思います。でも、少し上のレベルの人と下のレベルの人の差が激しいと思います。下のレベルの人が駅伝メンバー争いをもっと本気になってやる必要があるのかなと正直思っています。夏合宿でもAチームでやっている人はいるんですけど、Bチームで少し消極的になっている人もいると思っています。Bチーム、Cチームの人がもう少し積極的に練習して、もっと上のレベルの人に刺激を与えるべきかなと思います。
伊勢:中谷さん、工藤さんが苦労している中で中堅層の自分たちがしっかり上の選手に頼らずにやっていくことがこれからすごく大事なことだと思います。上の選手どうこうよりもまず自分たちがしっかり力をつけて駅伝でまともな走りができるようにならないといけないのかなと感じています。

―特に思い入れのある駅伝は

下:全日本大学駅伝は地元開催で、また昨年唯一走れた駅伝でもあります。昨年は、思うように走れなかったので、リベンジしたいです。でも、やっぱり箱根駅伝は去年走れなくて悔しい思いもしました。今年はチームとして勝負の年ということがあるので三大駅伝3つとも優勝できるようにしたいというのは思っています。そこで貢献できる走りをしたいです。去年の全日本駅伝はつなぎの区間だったのですが今年は自分としてもチームの主力としてやっていく自覚を持っているので、主力区間をしっかり走りたいです。箱根に関しては往路での順位がそのまま総合順位にもつながっているので往路の区間を任されるような選手になりたいと思います。
伊勢:去年、箱根駅伝でぎりぎりまで区間エントリーされていて、直前の調整でうまくいかずに変更されてしまったので、その悔しさというのはこの1年すごくもっています。箱根駅伝は大学駅伝の中でも1番注目される駅伝ですし、そこでしっかり結果を出していきたいなと思っています。(走りたい区間は)具体的な区間はないんですけど、自分も往路でチームに流れを作るような走りをしたいので往路を走りたいです。

―合宿は普段の2部練習と違い3部練習だが

下:2年目ということもあり流れはわかっています。去年よりも力はついていると思うので2部練習のときより疲労はありますけど、この期間にやるべきことなので嫌ということはないですね。
伊勢:3部練自体はほかの選抜合宿とかでもやっているんですけど、夏合宿のコースは起伏がすごくあって、足に来るので普通の合宿とか2部練に比べたらかなり体にはきています。その分、足はできてきますし、スタミナの部分でもすごく強化されてくるので、すごく充実した合宿になっています。

―合宿期間中の空き時間はどのようにリフレッシュしているか

下:寝てますね(笑)。
伊勢:夜とかは時間が割とあるのでみんなでちょっと喋ったりとかはするんですけど、3部練の午後練との間とかは結構みんな寝てますね。

―1年生が加わり半年たったが変化したことは

下:今まで自分たちが一番下の学年で一番下から底上げしなくてはいけないと思ってたんですけど、下の学年が入ってきて上級生として引っ張っていかなくてはいけないという部分もあります。気持ちの面では、ただついていくだけではなくて、積極的に前で引っ張っていかなければいけないなという自覚ができてきています。
伊勢:去年は一番下でやっていて先輩たちにただ必死でついていくという感じでした。今年からは後輩もできて弱いところとか情けないところは見せちゃいけないと思っておて、練習とかにも身が入ります。後輩を引っ張っていかなければいけないという立場でもあるので、いい意味でプレッシャーは感じています。

―これからの抱負

下:夏合宿は去年に比べていい練習を積めています。最後の1週間まとめの期間に入るので、そこでしっかり練習を締めくくりたいです。その後、1か月もしたらすぐに駅伝が始まるので気持ちの面でも徐々に上げていきたいです。今年は自分が主となっていくべきだと思うので、合宿が終わって1か月で、できるだけいい状態に仕上げられるようにしたいです。チームの目標は三大駅伝で勝つことなので、そこに貢献できれば一番いいかなと思っています。
伊勢:残りの1週間でしっかり練習を積んで、出雲、全日本、箱根と、その駅伝で少しでも優勝に貢献できるだけの力をつけていけたらなと思っています。

次は3年生の特集です!お楽しみに!

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