• 先頭で練習を引っ張るAチーム=志賀高原で(石曽根和花撮影)

  • 藤田コーチが並走するBチーム(田中碧撮影)

  • 談笑しながら走る選手たち(伊藤大志撮影)

陸上部夏合宿’16 Vol.1~駅伝に照準を合わせ…勝負の夏合宿〜

[陸上競技部](2016年08月26日 13時27分)

8月16日(火)~9月2日(金)の間、例年通り長野県(野尻湖、志賀高原)で夏合宿を行っている陸上部。今回は志賀高原での練習を1日半取材した。

<スケジュール>

【26日】

5:50  朝練習

10:30 午前練習

13:00 昼食

16:00~自主練習

18:30 夕食

【27日】

5:45  朝練習

10:30 午前練習


 涼しい気候に暖かい日差しがさす中、26日早朝、朝練習は行われた。夏合宿も後半にさしかかっているが、選手たちは疲れをみせず10㎞のジョギングをこなしていた。
 午前練習はA、B、Cの3つチームに分かれそれぞれ練習が行われた。AチームとBチームは400mのインターバル走を15本。苦しい表情を見せながらも、監督・コーチからの激に応えるような力強い走りをしていた。少し空気が冷たくなってきた午後の練習は、ジョギングや体幹といった自主トレーニングを選手たちが各自で行った。

 前日の穏やかな気候から一転。27日は冷たい雨が強く降る中、朝練習が行われた。監督・コーチの並走のもと、選手たちは13kmの集団走を黙々とこなした。朝食をはさみ行われた午前練習。少し雨が弱まり、澄んだ空気の中、選手が各自でコースを決めて思い思いに走っていた。選手たちは時折笑顔を見せ、和やかな雰囲気の中で練習を進めていた。

◆大八木弘明監督
「(夏合宿の様子は)主力選手の調子があまり良くない。大塚祥平(営4)以外の4年生の主力がいまひとつ。下の学年の選手はまずまずのでき。(チーム全体の雰囲気は)いまひとつ。主力選手が合宿をしっかりできていないことで盛り上がりに欠けている。全体で頑張っていこうという、活気が足りない。(浅石主将は)故障していたが、合宿で少し良くなって徐々に練習が出来てきており、調子を上げてきている。主将として、生活面で言うべきことをきちんと言ってくれている。雰囲気をよくしていこうという努力が感じられる。(選手の調子は)大塚が練習を引っ張ってくれている。4年生では、中村佳樹(G4)、広瀬匠(法4)。3年生では、藤木悠太(営3)、紺野凌矢(歴3)、中西亮貴(地3)、高本真樹(経3)。2年生では、下史典(経2)。1年生では、中村大成(法1)、中村大聖(政1)。この選手たちの調子が上がってきていて、今後期待できる。中堅の選手がチームを引っ張っている。(上半期のシーズンを振り返って)トラックシーズンは、少し物足りない感じがあった。それから、1年生が慣れるまで少し時間がかかってしまった。ようやく、夏合宿で1年生が慣れてきてくれている。(今後駅伝シーズンに向けて)中堅どころが頑張ってくれれば、箱根に向けて、出雲・全日本駅伝で試してみたい選手を起用したい。やはり、箱根で優勝することが目標なので、出雲・全日本で3番以内に入るようにしていきたい(夏合宿はどのように終わりたいか)今回の合宿は、駅伝に照準を合わせている。けが人が少なく、しっかり走り込みをできたかどうかが夏合宿の課題。今のところ走り込みはきちんとできている。このままの状態を続けて、いい状態で終わりたい」

◆藤田敦史コーチ
「(夏合宿の様子は)中堅から下の学年が頑張ってくれている印象がある。チームの核にならなければいけない上級生が情けなく、故障や体調不良で走るべき人間が走れていない印象。そんな中で大塚は、しっかり練習をこなし、精神的にも雰囲気的にもチームを引っ張ってくれている。主将の浅石も、だいぶ走れてきており、二人が中心になって引っ張ってくれている。浅石は、主将としての意識が強く私生活の部分でしっかりと引っ張ってくれている。 (学年ごとの雰囲気は)やはり4年生の元気が足りない。2年生あたりは雰囲気もいい。3年生は、工藤(政3)が不在の中で高本が自分が引っ張っていかなければならないという自覚がある。練習はAチームでそこまで余裕はないと思うが、自分がやらなきゃいけないという自覚はありがたい。 (上半期を振り返って)一番結果として現れたのは中谷の関東インカレ1万m優勝。それ以外良かった点は、中堅どころの選手が自己ベストを出したこと。中堅どころの選手が伸びてきたことで、上の人間が自分も、うかうかしていられないという危機感が生まれる。そうするとチームとしても緊張感が生まれてくる。そこに関しては、中堅どころの選手が伸びたことがよかったと思う。その一方で、もう少し記録を出してほしかった選手が出し切れなかった部分がある。よかった点、悪かった点、半々の状態。(駅伝シーズンの目標)箱根駅伝で勝つことが一番の目標。箱根で勝つためにということを念頭に置くことが大切。その部分は、監督がミーティングで何度も言っている。自分のダメな部分を感じることは誰でもできる。そこから、弱い部分をどう立て直すか、具体的にどう行動に移すかが勝てるかどうかに繋がってくる。今のチーム内では、弱い部分を感じても直せない選手が多い。そこをいかに目を背けずに取り組めるかどうか、これが出来るかによって箱根で勝てるかに関わってくる。(夏合宿はどのように終わりたいか)これだけ、長く合宿をやっていれば体に不調がでることはある。その中でも練習をつなげることが大切。体調が悪いなら、チームを変えたり、一本練習を抜いてでも次の練習をしてつなげていけばいい。しかし、ぎりぎりまで練習をしてしまっては、故障をしてしまい練習を積めない。選手には練習をつなげなさいと言っている。練習の中で波が出来るのはしかたない。今回の合宿ではつなげることを求めている。練習をきちんとつなげていくことが出来れば、結果につながっていくと思う」


また、各学年注目選手の夏合宿の様子から今後の抱負をまとめて更新していきます。ぜひ、ご覧ください!

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