逆転勝利は夢へと消えほろ苦いドローに
[サッカー部]第90回関東大学サッカーリーグ戦・第11節・対慶應義塾大戦(2016年06月13日 00時39分)
第90回関東大学サッカーリーグ戦・第11節・対慶應義塾大戦が6月12日、味の素スタジアム西競技場で行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。
駒大2-2慶應大
(0-1)
(2-1)
得点者】
06分:[慶]豊川(望月)
55分:[駒]伊勢(児玉)
62分:[駒]大村
79分:[慶]山本(松木)
【メンバー】
GK輪島稜[3]
DF初芝政弘[3]、熱川徳政[3]、須藤皓生[2]、伊勢渉[2]
MF児玉卓也[4](→82分桑原智[4])、金大生[4](→59分大村英哉[3])、中原輝[2]、吉岡雅和[4]
FW大谷真史[4](→62分小口大司[3])
【SUB】
GK角井栄太郎[2]
DF東史弥[4]
DF深見侑生[1]
DF小川礼太[1]
※[ ]内数字は学年
今季駒大の課題である立ち上がりの守備力は今節でも顔をのぞかせる。前半6分相手左CKからの混戦を頭で押し込まれる。その後は持ち前のハイプレスやで相手のサッカーをさせず前半を折り返す。迎えた後半、ここ数節鳴りを潜めていた攻撃力が戻ってきた。後半55分、児玉の直接FKから伊勢がつま先で合わせ2試合連続ゴールで勢いに乗ると、62分には途中出場の大村が相手GKの弾いたこぼれ球を頭で押し込み逆転に成功する。ところがそれ以降は相手のパスサッカーに翻弄され防戦一方の苦しい展開となる。迎えた79分、相手のパスワークで守備陣がまごつき同点弾を献上。そのまま試合は終了した。
◆秋田浩一監督
「(今日は)一生懸命よく頑張っていたと思うが、少しもったいなかった。センターバックの二人は初めて組んだし、児玉も初めての試合だったが、頑張っていた。(気持ちの面は)走り負けないようにしようとしていたが、相手の方が走っていた。最初の失点がもったいなかった。あれを凌げれば、耐えることができたかもしれない。(得点後の守備は)選手たちは目一杯だったと思う。(前期を総括して)もったいない試合が多かった。負け試合を引き分けにできそうなのもあったし、引き分けの試合も勝てそうなものもあった。全然ダメだったのは明治戦と流経戦だけだった。あとはけが人が多いなりに頑張っていた。順位は下の方だと思うが、例年よりはこてんぱんにやられる試合もないし、勝ち点もそんなに離れてはいないので、ひと夏頑張ればまだ楽しみがあるということだけ良い。(中断期間で詰めていきたいところは)90分間戦える走力とディフェンス力。ここ6試合かは2失点以上しているので、個々の守備力とチームとしての守備力を上げていかないといけない。(アミノバイタルに向けて)怪我人がいっぱいいるので大変だが、今年は8チームが予選通過できるので、久々に予選通過したい。2勝すればいけるのでやれるだけやりたい」
◆種岡岐将(地4)
「(故障あけの試合だったが)久々の試合だった。迷惑をかけた分やろうという気持ちがあったが、結果に表せず申し訳ない。最後の試合に勝って良い流れでアミノバイタルカップにつなげたかったが、相手がどうこうというより自分たちが勝てなかった。(最後におしこまれて追いつかれてしまったが)ああいうところの弱さがある。辛い時全員で頑張るというところが今の駒大にはまだ足りない。チームの能力が高いわけではないし、苦しくなった時にもっと一人一人が頑張らないと勝てない。(前期全体をふりかえって)最初は良かった。トータル的に良いところはあったが、それを継続できず後半悪くなってしまった。怪我人が出るなど難しいところもあって、結局きつくて諦めてしまうところがあった。今日も昔の駒大であれば相手に走り勝てたところを自分たちも疲れてしまった。一人一人の戦う気持ちが弱い。(アミノバイタルカップに向けて)やることは変わらないので、あとは気持ちの部分。戦う気持ちや、走り勝つという気持ちを持つこと。あと2週間あるので良い準備をして挑みたい」
◆児玉卓也(法4)
「(今日は)今季初めて出場したが、いつもとやることは変わらずに前線からのプレスと裏への攻撃を徹底してやろうした。自分の役割としてはバランスを取りつつ、セカンドボールを拾って裏にパスを出すことと、落ち着かせるところではサイドチェンジをすることだった。あとは監督から言われていた球際の部分と走力を意識してやった。(自身の評価は)まだまだ納得のいくプレーをしてチームに貢献できたとは思っていない。でも今まで試合に出ていなかったが、自分が出ることを想像して練習やチームのサポートをしてきた。常に試合に出たいという思いは持ってやっていた。今日最終的に足をつってしまったので、走力の面でこれから上げていかないといけない。(チームに還元できたことは)自分の持ち味は正確にパスを出すことやロングフィードなので、自分のところにボールが収まったときに正確に出して、攻撃の起点になれたらと思っていた。(後半のバー直撃のロングシュートは)良いボールを大谷が落としてくれて、最初はサイドを見ていたが、キーパーがすごく出ていたのでゴールを狙って蹴ったら、入らなかったが、ああいう形になった。(声掛けは)監督にも暑い時こそ声掛けをして相手を勝ろうと言われていたので種岡と二人で掛け合っていた。かみ合わない部分とかでまだ声掛けが足りていなかったところもあるので突き詰めていきたい。(この夏で詰めていくところは)立ち上がりで失点しない集中力や夏場に向けて走力をつけて準備していきたい」
◆大村英哉(国3)
「(今日は)サブからの途中出場だったが、監督からは前に出ろと言われていて、点はとれたが悪い流れを絶ちきることができなかった(前期リーグ戦振り返って)チーム的には勝ちきれないことが多かった。改善点や弱いところが沢山あったので後期に向けてやっていきたい。次のアミノバイタルカップに向けては、まず試合に出て、優勝することが目標。1試合1試合大事に戦っていきたい。(どういうところを直していきたいか)波をなくすこと。また、球際強気で行き、勝負どころで逃げないようにしていきたい」
◆熱川徳政(歴3)
「(今日は)立ち上がりで失点してしまい、試合の入りがよくなかった。連敗していたので不安がよぎったが、後半は自分たちのサッカーで逆転できた。それでもそのリードを守り切れなかったのは自分たちの実力だと思う。(相手のパス回しの対処は)自分たちの高い位置でのプレスをかければ、相手もそれほどいい動きをしているわけではなかったので、早くプレスをかけて攻撃につなげることを意識した。 (前期フル出場、振り返って)自分の調子が上がらないときがあってチームに迷惑をかけたこともあった。自分の守備もまだまだ改善の余地がある。 (アミノバイタルカップへ)自分は初出場だが、チームはこの後の全国大会で日本一になることを目標としているので、まずは勝って弾みをつけていきたい。(中断期間は)失点しなければ負けることはないので、とにかく守備を向上させていきたい」
なお次の試合は6月25日、「アミノバイタルカップ第5回総理大臣杯予選関地区戦」静岡県の時之栖スポーツセンター裾野グラウンドにて行われる。
にて、
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