3000SC 詰めの甘さ、課題残し個人選手権閉幕
[陸上競技部](2016年06月12日 21時36分)
2016日本学生陸上競技個人選手権大会が6月12日、神奈川・Shonan BMW スタジアム平塚で行われた。結果は以下の通り(上位3名と駒大のみ)。
〈3000SC〉
【2組】
1位 宮城 壱成(東海大)8:51.79
2位 工藤 海良(国士舘大)8:56.19
3位 滋野 聖也(道都大)8:57.43
4位 海老沢太郎 (歴2)8:57.99 ☆
山口 優希(政2)DQ
※☆は自己ベスト
駒大からは海老沢と山口の2名が出場。関東インカレで自己ベストを更新している2人は、前半から上位でレースを進めた。海老沢は自己新、山口は最後の水濠で転倒し失格となるもベストに近い走りをした。一方で大会結果としては惜しくも入賞を逃す悔しい結果となった。
◆藤田敦史コーチ
「(海老沢・山口の今日のレースは)2人とも調子がよかったので、駒大の歴代記録である8分53秒を切ろうという話をしていた。先頭に食らいつけていれば、成し遂げられていたし、それだけの力はあると思っている。1位でゴールした東海大が飛び出たときに2人が追えなかったことが敗因。3000SCへの出場はしばらくないが、今後の5000mでスピード感や脚力を生かしてほしい。(2年生が伸びてきているのは)一昨日の物江をはじめ、力がものすごくあるとは言えない選手たちが果敢に勝負に挑む姿、その結果が周りにいい影響を与えている。学年が活気付く、いい相乗効果になっていると思う」
◆海老沢 太郎
「(今日は)関カレが終わってから調子があまりよくなかったが、アップを終えてからは体が軽く感じ、目標タイムである8分55秒を切ろうという気持ちだった。(レースは)最初の1000mは楽に入れて、東海大の宮城選手が飛び出したときについていくのを躊躇してしまい、その一瞬の迷いでタイムも勝敗も決まってしまったと思う。(監督からは)しっかり走って8分55秒の全日本インカレの参加標準記録を突破しようと言われていた。(今後は)たまたま山口が転倒したため勝てたが、チーム内や同学年の選手をライバルと考えて練習するのはもちろん、自分の弱い部分であるスタミナ面を意識して、夏合宿でその課題をつぶしたい」
◆山口 優希
「(コンディションは)調整の段階からとてもよかった。(レースは)ラストで転ばずに仕掛けられていたら、自己ベストを出せていた。詰めが甘かった。(転倒したときは)脚にはきていたが、もう一度仕掛けられる余裕があった。足がうまく合わせられず、普段右足で飛ぶ水濠を左足で飛んでしまったことが転倒の原因。(監督・コーチからは)ラストしっかり上げられるように言われていたが、思うような走りができなかった。(今後は)来月の5000mで14分一桁から13分台を狙っていけるようにしたい」
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