• 自己ベストを更新した昆=日本体育大学健志台陸上競技場で

  • 後輩を引っ張る工藤(左)と食らいつく白頭(右)

  • 川戸は後半に順位を落とした

  • 悔しいレースとなった伊勢

  • 後半ペースを上げた西山は自己ベスト更新

西山、昆が自己ベスト更新も"改善の余地"あり

[陸上競技部](2016年06月05日 23時05分)

第251回日本体育大学長距離競技会が6月5日、日本体育大学健志台陸上競技場で行われた。結果は以下の通り(上位3名と駒大のみ)。

【5000m】
〈25組〉
1位 戸口 豪琉(武蔵越生高校)14:18.83
2位 其田 健也(JR東日本)14:22.81
3位 山下 侑哉(サンベルクス)14:26.00
21位 板橋 賢吾(市戦3)14:51.08
〈26組〉
1位 岡崎 達郎(大阪ガス)14:15.99
2位 軸屋 健(國學院大學)14:16.68
3位 青木 達哉(NDソフト)14:18.37
5位 昆 充(商3)14:20.71 ☆
7位 工藤 有生(政3)14:29.58
9位 白頭 徹也(市戦2)14:32.30
14位 大坪 桂一郎(経1)14:37.33
〈28組〉
1位 髙久 龍(ヤクルト)13:57.89
2位 山岸 宏貴(GMO ATHLETES)13:58.18
3位 星 創太(富士通)13:58.31
25位 川戸 拓海(国3)14:24.30
38位 伊勢 翔吾(経2)14:58.62
〈29組〉
1位 藪下 響大(明治大学)13:56.40
2位 今﨑 俊樹(大阪ガス)13:57.35
3位 松藤 大輔(カネボウ)13:57.44
14位 工藤 有生(政3)14:11.50
〈30組〉
1位 ダニエル キプケモイ(西鉄)13:29.51
2位 村山 紘太(旭化成)13:35.06
3位 ジョセフ オンサリゴ(NDソフト)13:40.88
9位 西山 雄介(経4)13:51.19 ☆

※☆は自己ベスト

駒大からは8人が出場。昆は約2年半ぶりに自己ベストを更新。工藤はけがから復帰し、練習を兼ねて2レースに出場した。他大の主力の選手とのレースに出場した西山は、自己ベストを更新するも目標タイムには届かず課題を残した。中堅層を含めた全出場選手が各々の改善点を明確化したレースとなった。

◆藤田敦史コーチ
「今回は現在の力を試すような大会になった。気象条件もよかったので、全体的にもう少しいい記録を打ち出したかった。工藤は練習の一環として2レース出場させたが、1レース目は特にもう少しいいタイムで走らなければならなかった。西山は自己ベストではあったが、中盤の粘りに改善点がある。中堅の選手を含め、全体として詰めの甘い選手が多かった。同時にそれぞれの課題が見えたレースになったと思う。レースも少なくなる中で、今日明確にできた課題をいかに改善していくか、夏合宿での選手たちに期待したい」

◆板橋賢吾
「(今日のレースは)以前のレースで消極的になってしまったことを踏まえて、状態もよかったので積極的についていこうと思った。だが、3000m以降ついていけなかったのは残念だった。(コーチからは)上級生なのに、この結果ではダメなので、危機感をしっかりもって、次に向けて臨むようにと言われた。(今後は)次は世田谷記録会で、前半期最後なのでベスト出していい形で夏合宿を迎えたい。」

◆昆 充
「(今日は)自己ベストを更新できたのは良かったが、タイムももう少し伸びたと思うし、まだ力不足だと感じた。前回の記録会のほうが調子は良かったが、ここ3週間の練習は一つ上でできるようになった。前回の反省は生かせた。3000~4000mで前に行ったりペースがつかない。(同期は)工藤が強くて他が頑張れていないと思うので、工藤と競っていきたい」

◆工藤有生
「(今日は)練習の一環で出場したが設定タイムよりも遅くなってしまった。調子が上がりきっていない。(1回目のレースは)もっと攻めの走りをしなければいけなかった。駒大の選手をもっとうまくひっぱらなければならなかったが、自分のレースもできていないのでダメだった。(2回目のレースは)故障明けで筋力も落ちてて、全然動かなかった。(今後の課題)学年も上がり、しっかりしないといけない。夏合宿もあるのでもっと練習していきたい」

◆白頭徹也
「(調子は)だんだん上がっているので自信を持ってできた。工藤さんがペースメーカーを申し出てくれて、目標タイムを14:10~20に合わせた。3000mまでは予想通りだったがペースを落としてしまったので、後半の粘ることができなかった。(今後は)最後の粘りと長い距離で対応できることが課題。まずは夏合宿に向けて頑張りたい」

◆大坪桂一郎
「(今日の調子は)レースに挑む前からあまり良くなかった。(レースを振り返って)集団が分かれた時に、前の集団についていけなかったところが自分の弱いところだと感じた。(監督、コーチからは)スタート直後は集団の中心に位置し、終盤では粘って走るよう言われていた。(今後の課題は)条件が悪かったり、状態が良くない中でもしっかり走れる選手になることだと考えている」

◆川戸拓海
「(今日の調子は)調整の段階では良かったが、実際走ると3㎞からの粘りが足りなかった。(レースに臨んだ気持ちは)自分の中で気持ち入れて臨んだつもりだったが、まだ気持ちが足りなかったなと思っている。(コーチからは)最後の3000m~4000mから粘って、最後上げていくように言われたが、指示通りに動けなかったために好タイムが出なかったと思う。(今後の課題は)レースを想定通りに走り切れるスタミナと、ラストスパートでの気持ちや意地が足りないので改善していきたい。(今後の抱負は)次の1つ1つのレースをしっかりこなしていって自信をつけていきたい」

◆伊勢翔吾
「(今日は)2000m過ぎから落ちて、3000m過ぎからは全く粘れず、力の差を実感するレースになった。(監督からは)プラスのイメージを持って先頭の方でタイムを狙っていけと言われていたができなかった。(レース後、監督からは)マイナス思考になるときがあるのでプラス思考で謙虚にやっていけと言われた。(今後は)練習を積んで狙った試合で勝てるような力をつけたい。次の試合はまだ決めていないが夏合宿に向けて練習を重ねたい」

◆西山雄介
「(今日の調子は)良かった。2日合宿から戻り、良い練習ができていたので最低でも40秒台を出そうと思い試合に臨んだ。(他大の主力選手とのレースだったが)自分より力が上の人たちに胸をかりるつもりで挑んだが我慢すべきところでできず、離されてしまった。その点が目標の40秒台に届かなかった原因だと感じている。(自己ベストを更新したが)最後に追い上げて、青学の一色も抜けそうだったがラスト100mで力んでしまった。むこうにもスパートをかけられ、最後は負けてしまったことがタイムより悔しい。他大の主力と戦っていかなければいけない立場なので、そういった部分を意識して今後頑張っていきたい。(今後の目標は)次の大会がホクレンなので、そこで最低でも40秒台を出したい。夏合宿にしっかりいい形で入っていきたい」

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