• 初戦でけがを負いながらも勝利した石神主将=日本武道館で(山本正太撮影)

  • 初戦、渡井は積極的な攻めで一本勝ちを収めた

主力不在で1年生多用も、2回戦敗退、全日本に向け課題克服へ

[柔道部](2016年05月29日 18時01分)

平成28年度東京学生柔道優勝大会が5月29日、日本武道館で行われた。結果は以下の通り。


【男子団体戦】
2回戦敗退

1回戦 
☆駒大2-1創大
先鋒 渡井明道○一本勝ち
次鋒 古賀久貴 引き分け
五将 篠山友和 引き分け
中堅 石神大志○優勢勝ち
三将 藤平 将 引き分け
副将 山崎優介●優勢負け
大将 野内成哉 引き分け
   

2回戦
★駒大1-6東洋大
先鋒 渡井明道●優勢負け
次鋒 山崎優介●一本負け
五将 藤平 将○優勢勝ち
中堅 篠山友和●一本負け
三将 峯田龍祈●一本負け
副将 野内成哉●一本負け
大将 石坂拓也●一本負け

主力選手の故障でオーダーが大きく変わった1回戦は、2部リーグ優勝の創価大との1部リーグ入れ替え戦の指名を兼ねた試合となった。先鋒の渡井明道(商1)が一本を取り、中堅の石神大志(営4)が競り合いで右脇腹を負傷しつつも優勢勝ちを納め、その後は相手の猛攻を耐えしのぎ、2勝1敗と辛勝。続く東洋大戦では相手主力メンバーを前に苦戦。3番手の藤平将が優勢勝ちを収めひとり気を吐いたものの、相手の寝技を最後まで攻略することはできず、1勝6敗で2回戦敗退となった。



◆小川拓也監督
「(今日は)主力3人がけがで欠けた中で厳しい試合が見込まれていたが、今いるメンバーでよく接戦を制したと思う。(1年生を全員起用したが)やはり主力のけがの影響で1年を起用する他なかった。1回戦は1部リーグ残留を死守するために4年生を多く使ったが、その1回戦で主将(石神)があばら骨を折ってしまったので、勢いのある1年生を全日本学生優勝大会へ向けて経験を積んでもらった。(2試合目は)主力が4人抜けた状態で挑んだ。1年生は格上相手に負けはしたが、攻めの姿勢は崩していなかったので柔道的にはいい試合をしていた。(次の全日本へ)1か月後に向けて、まずはけがをしている主力を復帰させて、1年生は今回頑張った選手を起用して、ベスト8以上目指していきたい」

◆石神大志主将
「(初戦は)主力がけがをしているなかで、よくやったと思う。一人ひとりが自分の役目をしっかり果たせたと思う。自分の柔道をすれば勝てると思っていた。先に有効を取ったあとけがをしてしまい、その後思い通りの試合はできなかったが、勝てたのでよかったと思う。(2試合目は)私はけがをしてしまい出場できず、少し厳しい戦いになってしまったのかなと思う。他のけがをしている主力メンバーが出場できていたら、ベスト8の壁を越えられたのかなと思う。まだまだ個人個人のレベルが低すぎると思う。レベル自体を上げていくしかないと思う。1年生は今伸び盛りで、見ていて面白い柔道をするので、これから活躍してくれると思う。チャレンジャーとしてガンガン前に出ていっていた。大学に入り初めての試合だったが、物怖じしていなかったので、上級生も見習っていくべきだと思った。(これから全日本に向けて)一人ひとりが毎日追い込んだ練習をしていきたい。まだ体力もないし、今回寝技で負ける試合が多かったので、寝技を強化していこうと思う」

◆渡井明道
「(今日は)1試合目は決めることができ、チームの勝利につながったので良かったが、2試合目は自分の柔道ができない情けない試合をしてしまったので、反省のほうが大きい。(先鋒になった経緯は)自分のスタイルは前へ前へいくので、その攻めの姿勢がチームの流れを決めるのに適していた。(一本勝ちとなる寝技)は誰よりもしっかり練習している自信はあったので、その努力の結果が、寝技の小さなチャンスをものにできた。(2試合目は)最悪だった。技も出せてないし、組みきれなかった。力では勝っていても、相手のほうが駆け引きの技が何枚も上手だった。体力も最後のほうは疲れてしまったので、まだまだ練習が必要だと思った。この試合で弱点が見えたと思う。(全日本へ向けて)全国でも先鋒で使ってもらえるようにもっと前へ出て、確実にポイント(有効や技あり)をとってこれるようにこの1か月で調整していきたい」

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