• 平松は次レースでの自己ベスト更新を誓った=日本体育大学健志台陸上競技場で(山本文隆撮影)

  • 悔しいデビュー戦となった山下(伊藤大志撮影)

  • 4月に続き自己ベストを更新した三嶋(吉田千夏撮影)

  • 1年生ながら健闘をみせた大坪(伊藤大志撮影)

  • 疲労が抜けずも自己新を塗り替えた西山(石曽根和花撮影)

新入生ほろ苦デビュー。三嶋、西山自己新!!

[陸上競技部]第249回日本体育大学長距離競技会(2016年04月25日 00時11分)

 第249回日本体育大学長距離競技会の2日目が4月23日、日本体育大学健志台陸上競技場で行われた。結果は以下の通り(上位3名と駒大のみ)。

〈5000m〉
【22組】
1位 金井優介(中学大)14:33:23
2位 遠藤宏夢(早大) 14:37:25
3位 蝦夷森章太(愛知高) 14:37:98
27位 平松亮介(商1) 15:31:17
【24組】
1位 齋藤晃太(札幌日大高) 14:30:62
2位 池田生成(青学大) 14:32:67
3位 伊藤翼(中学大) 14:33:44
4位 三嶋敦司(政3) 14:33:73☆
10位 板橋賢吾(市3) 14:40:48
20位 山下一貴(市1) 14:55:12
【26組】
1位 大石巧(城大) 14:23:44
2位 桃澤大祐(上伊那陸協 ) 14:24:83
3位 鴇澤 駿介(大東大) 14:25:38
16位 片西景(地2) 14:33:22
【29組】
1位 若松儀裕(日清食品) 13:59:22
2位 神野大地(コニカミノルタ) 14:02:49
3位 我那覇和真(日清食品) 14:03:02
34位 大坪桂一郎(経1) 14:35:37
37位 中西亮貴(地3) 14:37:97
【31組】
1位 ウィリアム・マレル(Honda) 13:23:65
2位 チャールズ・ムネリア(トヨタ紡績) 13:23:79
3位 パトリック・ワンブィ(日大) 13:27:63
22位 西山雄介(経4) 13:55:23☆
※☆は自己ベスト

駒大からは8人が出場。1年生3人がデビューし健闘したが、それぞれ課題を残した。上級生ではレース終盤にスパートをかけた三嶋が世田谷記録会に続いて自己ベストを更新。西山も粘りのレースで自己ベストを更新した。

◆藤田敦史コーチ
「(今日は)総評として後半が粘れない。ただ、質の高い練習をしてきていて疲労がたまっていたのはあった。特に1年生は大学に入っての環境の変化と疲れが重なって結果が伴わなかった。西山も本来なら40秒台を出せる選手。もっといいタイムが出せたと思うが、疲労があるなかでは合格点。今日は我慢ができていたのはよかった。次は40秒台を出してくれるんじゃないか。(片西は)本人に『やるか?』と聞いたら『やる』と。だから出した。ただ、『かすみがうらマラソンで優勝した以上下手な試合はできない、ベストを更新するつもりでやれ』と伝えた。今まではレースのなかで引いてしまっていたが、今日のレースからはなんとかしようというのが見えた。合格点をあげることはできないが、意識が変わってきた。(三嶋は)欲を言えば20秒台まで持ってきてほしかったが、入部してきて強くなってきている。いい練習をしていて、レースでも自己ベストを連発している。弱いところから強くなって上を脅かしており、上の選手にも危機感を与えている。(チームの課題は)練習はいいものを間違いなくしっかりとできているので、監督、コーチや選手もしっかりと調整力を身につけていかないと試合で結果を出せないので試合に合わせる調整力を身に付けたい」

◆西山雄介
「(今日は)練習自体は良かったし、40秒を狙って挑んだ。最初はスピードにゆとりがあったためよい形で入れたが、粘れず40秒台に届かなかった。自己新記録が出たのは、もともとの持ちタイムが遅かったから。目標タイムに届かなかったので悔しかった。(監督からは)練習自体はよい練習をしていたので、『自信を持って集団の流れにのり、目標のタイムに届くように』と言われていた。(次へ)次はゴールデンゲーム。反省を生かして目標タイムを狙っていきたい」

◆板橋賢吾
「 (今日は)質の高い練習を積めていたので、練習自体はよくできていた。今回は意識して後半ペースをどんどん上げていけた。同期の三嶋と競っているとき、『勝ってやる』と思ったが、勝ちきれなかったところところが自分の甘い部分だった。(次へ)後半の粘りが強みだと思うので、次の日体大記録会では粘ってどんどんタイムを上げられるように頑張りたい」

◆三嶋敦司
「(今日は)3000mの通過が遅くて、調子が良かった分もったいなかった。世田谷記録会で自己ベストを出していて、今日は(14分)20秒前半から10秒台で走りたかった。そういう意味では自己ベストだが悔しい。(次のレースは)まだ未定だが記録会があれば5000mに出て20秒から10秒台で走りたい。(監督からは)『今日も1、2秒自己ベストを更新してこい』と言われていた。(同じ組の駒大の選手に)前に出られたところで、ここで負けられないと思って走った。(課題は)今日は4000mから仕掛けようと思ったが、気持ち的な部分でブレーキをかけてしまった。これからは強い気持ちをもって妥協せず練習に取り組んでいきたい。(具体的には)もっと上のレベルで練習したい。3年生になったので後輩を引っ張っていきたい」

◆片西景
「(今日は)3000m過ぎまでは余裕があったがペースがあがったところで対応しきれなかった。(レースプランとしては)先週走っているのもあったので、監督コーチからも「最低限まとまった走りをしろ」と言われていた。タイムは14分が25秒以内で走りたかった。(体調は)1週間疲労は抜いていたのでもう少しいけると思った。(課題は)トラックシーズンが始まったがスピードの感覚がまだ戻っていない。スピード練習も増えていくと思うが、しっかりとやっていきたい。(次は)2週間後の仙台ハーフ。しっかりとロードで結果を残していきたい」

◆中西亮貴
「(調子は)練習は積み上げられてできていた。今日はいい状態でレースに臨めたと思っていたが、レース中のアクシデントでうまく走れなかったことが結果が出なかった原因の一つ。位置取りやスタートからのポジションで集団の中に入ってしまった。(今後は)積極的に前でレースをすることを心掛けたい。(監督やコーチからは)本気になって取り組めば結果は出るといわれた。上の先輩たちやレギュラークラスの人たちと一緒に練習して自信がついた。継続できるようにしたい。(現状の課題)調子の波が大きいので、少しでもなくしたい。(今後の目標は)夏までにトラックで目標タイムを設定している。ベストを更新するのは最低限の目標」

◆大坪桂一郎
「(今日は)そんなに早くもないペースの中先頭についていけなかったことが反省点。最後の追い上げでは、1人でも多く抜きたかったので、ペースを上げた。(入学後初レースだったが)緊張はしたが、特に高校の時と変わらない感じで試合に臨んだ。(主力選手が多い組だったが)上のほうで戦っていくことが大事だったので、ペースが速いなかでもしっかりと戦いたかった。(今後は)今日みたいに中盤で離れることなく、しっかりと終盤の先頭のほうで走っていきたい」

◆平松亮介
「(調子は)練習はしっかり出来ていたのでいけるかなと思っていたが体が途中で動かなくなりきつかった。体重を落とすなどできることをやっていきたい。(レースは)最初の位置取りは良かったが2000メートル地点できつくなったときに、前にどんどん入られて心が折れてしまった。その後は粘れなかった。(監督やコーチからは)落ち着いていい位置で走り、残り1000mでスピードを上げていくよう指示された。(大学は)最初は慣れないことが多かったが慣れてきた。きついことも多いが頑張っていきたい。(今度は)しっかりと練習をすること。次のレースで最低でも自己ベストを更新したい。」

◆山下一貴
「(今日は)最悪だった。練習もだいぶ詰めていたので、正直いけるかなと思ったが想像以上に足が動かず全然走れなかった。(コンディションは)走りやすい気候だった。やっぱり、自分の体的な問題だと思う。疲れが取れなかった。監督にも『全然疲れが取れていないだろうから治療に行け』と言われた。 (今後は)練習を今まで通り積んでいって、疲労もしっかりととって、自己ベストをしっかり出していきたい。とりあえずは、14分20秒を切りたい」



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