• 陸上生活最後の大舞台となった宮下=二子玉川キャンパスで(伊藤大志撮影)

  • 7区を走った西山は悔しさを語った

  • あたたかい声援に包まれながら感謝を述べた馬場(曽根彩花撮影)

  • 故障に苦しんだ二岡は区間1位に迫る快走を見せた

  • 3年生で最終区間を任された中村(伊藤大志撮影)

原点と自信〜思いとタスキをつなげ〜vol.2

[陸上競技部]箱根駅伝復路選手コメント(2016年01月04日 22時18分)

 1月3日、箱根駅伝を終え駒澤大学玉川キャンパスで慰労会が行われた。選手には今大会を振り返り、今後に向けての抱負を語ってもらった。
 今回は、復路の選手のコメントをロングバージョンで掲載します。

◆宮下紘一(経4)
「往路で遅れてしまったので取り返そうと思っていた。4年生の借りは4年生で返そうと思っていたし、復路のスタートなので、復路の流れを作りたかった。前との差を縮めたかったが、気持ちばかりが先走って離されてしまったので、非常に悔しい。(6区と決まったのは)30日の夜。それまではもう1人とどちらが走るかわからず、30日にミーティングで決まった。(前の選手が見えない状況だったが)何としても前との差をつめることだけを考えて走った。(大学陸上生活は)長いようで短かった。楽しいことよりもつらいことのほうが多かった。自分は強い選手ではなかった分、4年間で学べたことが多かった。最後に箱根で走れたことは最低限よかったし、周りに支えてもらってのことなので感謝したい。(後輩へ)自分のようにリベンジのチャンスがないまま終わってほしくないので、今回の悔しい思いをしっかりと考えてほしい。どれくらい本気でやればいいのか個人で考えて練習に取り組んでほしい。(今後は)医療機器メーカーに就職して、陸上からは離れることになる。それでも陸上部での自分に厳しく、苦しくても逃げないなど、普通の学生では経験できないことを活かして自立した社会人になりたい」

◆西山雄介(経3)
「(箱根を終えて)悔しい気持ちでいっぱい。この気持ちを一年間持ち続けることがこれから重要になると思う。4年生として、精神論だけでなく悔しさを嬉しさに変えられるような結果を目指したい。また、本来は区間賞争いをしなければならなかった。単独走になってもしっかり走れるのが強い選手で、今回の自分の走りでは強い選手と言えない。(3年連続の7区で)コースは熟知していたが、感覚とタイムがマッチせず、予定よりもタイムが遅くなってしまった。その原因は気持ちにあると思う。今後はさらに強い気持ちを持って頑張っていきたい。(調子は)向かい風ではあったが全員が同じ状況のため問題ではない。調子は悪くなかったが気持ちの面で負けてしまった。(監督からは)区間配置は1週間前に告げられた。「2位の東洋大との差を縮めて、残りのメンバーが少しでも走りやすくなるようにしっかりやってくれ」とレース前言われた。レース後には、最後にペースを上げられたのは良かったと褒められると同時に中盤タイムが落ちていることから気持ちの弱さに改善が必要との指摘を受けた。(馬場への中継では)最後の箱根を楽しんで貰いたいと思っていたのでタスキを渡す時、『楽しんで行ってください』と声をかけた。(今後の目標は)最上級生としてチームを引っ張り、三大駅伝での優勝を目指したい。自身としては、結果を残せず悔しい3年間となってしまったのでそれを取り返すために最後の1年しっかりやっていきたい」

◆馬場翔大(商4)
「(箱根駅伝を終えて) 終わってしまったなという思い。スタートラインに立ったときは、走馬灯のように駆け巡るものがあり、終わってしまいさみしく感じる。区間賞が欲しかった気持ちもあるが、自分が今持ってる力は出し切れた。(区間変更は)1度目の箱根の試走で思うように5区を走れずもう一度もらったチャンスでも全く走ることが出来なかった。その段階で監督から、5区を走るかチームのために他の区間を走るかいわれた。迷った部分もあったが藤田コーチなどからのアドバイスもあり、8区を走ることを決めた。今思えば本当にいい決断をしたと思う。(笑顔で終わりたいと言っていたが)西山から笑顔でたすきを受け取り、二岡に笑顔でたすきを渡すことができたので、笑顔で箱根を終えることができた。(一番感謝を伝えたいのは)一番は決められない。ほんとにたくさんの人に支えられた。自分は幸せ者だと思う」

◆二岡康平(歴4)
「(箱根を振り返って)優勝を視野に入れてやっていたので、3位で悔しい思いをしたが、区間1位と2秒だったのは悔いが残るが、それでも満足できる走りはできたかと思う。また、チームを引っ張るには練習を積まなければならないが、夏合宿から故障しており迷惑をかけていたので『チームに恩返しをしたい』という思いでやっていた。(区間賞2位の快走だったが)今年1年間は良い練習が積めなかったが今まで質が高い練習を積めていたのと、自主練習を積めていたので良い走りができていたのではないか。(下級生へ)強い選手が残るので、力がある選手も多いので優勝を目指して頑張ってほしい。(4年生へ)谷間の世代と言われて、力不足を感じつつ其田に負担をかけることが多かったが、最後は4年生全員が頑張ってくれたので『ありがとう』と言いたい」

◆中村佳樹(G3)
「(区間決定は)12 月 30 日に決まっていた。(レースは)監督に序盤は抑えめでラストで上げられるようにと言われていて、入りは良かったが後半はペースが上がらず情けない結果になってしまった。(ゴールは)最低ラインとして順位をキープできたのはよかったがタイムが僅差だったら早大に抜かれていた。ゴールはいい気分ではなかった。(4年生は)選手全員がメンバーに入れたのは良かった。特に二岡さんは頼りになる先輩で自分も 苦しくても頑張れた。(今後は)練習と試合で経験を積んできた。中谷・西山・大塚に追いつけるように頑張っていきたい」

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