粘りを見せるも、ベスト16に一歩届かず
[剣道部](2015年10月25日 21時05分)
第63回全日本学生剣道優勝大会が10月25日、日本武道館で行われた。結果は以下の通り。
<第一回戦>
駒大3-0山形大
先鋒 白鳥源也(経1)0-0奥山
次鋒 二宮海周(営4)0-0藤田
五将 三浦隆治(法3)0-0佐藤圭
中堅 ⚪︎草深直也<胴>(文4)1-0中川●
三将 杉本一輝(文4)0-0小室
副将 ⚪︎大崎隆盛(文2)<(銅、面)>2-0佐藤瞭●
大将 ⚪︎國井勇希<(面、小手)>(文4)2-0佐藤貴●
<第二回戦>
駒大1-3愛知大
先鋒 白鳥0-0安藤
次鋒 二宮0-0大石
五将 ●三浦0ー1<面>太田⚪︎
中堅 ●草深1-0<面>今村(舞)●
三将 大崎0-0田中
副将 ⚪︎杉本<面>1-0森本●
大将 ●國井0-1榊原⚪︎
1回戦では四番手・中堅の草深が胴を決め一本勝ちする。これで流れに乗った副将・大崎が積極的に攻め、相手の反則を誘い2勝目をあげる。最後は大将の國井が面と小手を決めて勝負あり。2回戦へと駒を進めた。続く愛知大との対戦では、先に相手に2勝を与えてしまい、苦しい展開に。副将の杉本が面を決め一本勝ちをする粘りを見せたが、最後は力及ばず2回戦敗退となった。
◆中清剛監督
「(総評は)全日本ということで、強豪揃いであったため、苦戦した。判定で決まるようなところもあったが、決まるような技も出せなかった。(4年生へ)4年生は主将が引っ張っていってくれて、全員ついてきてくれた。チームワークもよく、一致団結できた。(下級生は)4年生が抜けるが、全員底上げして強いチームになっていきたい。全日本に行けるように、そして優勝を目指せるように頑張りたい。(次戦へ)1回戦の対戦相手は優勝候補ではあるが、優勝を目指して頑張りたい」
◆國井勇希(文4)
「(今日は)関東大会が終わってからは日本大会に向けてチーム一丸となって頑張っていこうという気でいたが、全日本が初めての選手もいたりして緊張してたこともあって本来の力を発揮できなかった。(1回戦目の勝利は)自分は大将としていかなる場面になっても駒大の一番責任あるポジションで何が何でも勝ってやろうという強い持ちで挑んだ。(2回戦目は)相手の大学のことはあんまり知らなかった。そういったところでちょっと油断がチームの中にあった。そういったところで一本、二本と取られて自分の中で気持ちが焦って取りきれなかった。(4年間を振り返って)高校時代はレギュラーになれなくて大学で頑張ろうという思いで入って、個人的には結果を残せたが、チームとして成績を残すという面で結果を残すこたができなかったのが残念。駒大という場所があって仲間ができてそれが一番大切なものになった大学生活だった。(キャプテンとして)駒大は男女90人おり、キャプテンという責任の重い仕事だったので最初は戸惑ってなかなかうまくいかないこともあったが、勝利という目標に向かって戦ってこれたことはかけがえの無いものだったと思う」
◆草深直也(文4年)
「(今日は)調子はよかったし、動きもよかった。今日で最後なので負けたくないという気持ちがあったなかで、緊張せず、調子よく臨めた。(初戦の一本は)ここで自分が決めて後ろがゆとりのある戦いをできるようにしたかった。(4年間を振り返って)関東学生剣道大会ではレギュラーではなく、この最後の最後でレギュラーを取れてよかった。つらいこともあったが、今日の試合は楽しめた。2回戦で負けてしまったけれど、悔しいよりも楽しかった。(後輩たちには)来年こそベスト8に入ってもらいたい。後輩たちには駒大の新しい歴史をつくってほしい」
◆二宮海周(営4)
「(試合を振り返って)第1試合、第2試合ともに共通することで、先鋒と次鋒で流れをつくれなかった。第1試合は良かったが、第2試合は1本先に取られて、取り返すことができなかった。(チームの状態)毎年チームにはカラーがあるが、今年は特に上下のつながりが近く、特に仲が良い。応援などの連帯感はそこから出るのではないか。(同期へ)衝突したりいろいろなことがあったが、最後はこのチームで、このメンバーで戦えて良かった。(下級生へ)出場選手はやはり固定化してしまうものだが、草深選手のように、(レギュラーではなかったが)出場選手になれる。誰もがチャンスがあるし、選手になれたら勝ちを目指してほしい。(4年間の思いは)やりきった半分、悔しさ半分。もう少しできたのかなと思う」
◆杉本一輝(文4)
「(今日は)もっと上を目指して今まで一年間チームを組んでやってきたが、こういう残念な結果になってしまったということは残念に思う。この悔しさを後輩たちに引き継いでもらいたい。(1回戦は)チームワークが良さだと思うので、“つなぐ”というテーマをもとに9人全員が一丸となって戦えていたと思う。(2回戦は)悪い流れになってしまった時に、そのままズルズルいってしまった結果が今回の敗因につながってしまったと思う。(今日の試合をどういう気持ちで臨んだか)4年生最後の試合で、自分にとっては最初で最後の全日本だったので後悔だけはしないようになおかつ上を目指すという気持ちで臨んだ。(4年間を振り返って)1年生から4年生まできついことや苦しいこともあったが、それ以上に同期、先輩、後輩に支えられて充実した4年間を過ごせたと思う」
◆中川勇作(文4)
「(今日は)元気がなく、あまり攻めることができなかった。(チーム一丸となっているようだったが)最後の試合だったので、チーム一丸となることやつなぐことができたと思う。(4年間を振り返って)自分は1年生の頃、試合に出ることができなくて、3年生になってやっと出れるようになって、2年間選手としてできたことはよかったが、今日の最後の試合に出ることができなかったことに悔しい思いがある。(同期に対しての思い)4年間一緒に仲間たちとできたことはよかったし、続けられたのは同期のおかげでもあると思う。ありがとうと言いたい。(後輩に対する思いは)練習は裏切らないと思うので、1日1日を大切にしっかりやっていってほしい」
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