• 1位でタスキをつないだ中谷=出雲市役所付近で(吉田直人撮影)

  • 3位でゴールした大塚=出雲ドームで(小野塚栞撮影)

三冠ならず...悔しい3位!

[陸上競技部]第27回出雲全日本大学選抜駅伝競走(2015年10月12日 17時54分)

第27回出雲全日本大学選抜駅伝競走が10月12日、出雲大社と出雲ドームを結ぶ全6区間44.5kmで行われた。結果は以下の通り(総合3位と駒大関係のみ)。

★総合記録★
1位 青学大 2:09:05
2位 山学大 2:09:43
3位 駒 大 2:09:50

★個人記録★
1区 中谷圭佑(経3)22:34①(1)◎
2区 其田健也(営4)15:59②(1)
3区 工藤有生(政2)24:40④(2)
4区 馬場翔大(商4)18:06⑤(2)
5区 西山雄介(経3)18:34①(1)◎
6区 大塚祥平(営3)29:57④(3)
※○は区間順位、( )は総合順位、◎は区間賞

 学生三大駅伝の開幕戦となる出雲駅伝。1区の中谷は5.5キロすぎにスパートをかけ、そのまま区間賞を獲得。2区のキャプテン其田は後続との差を24秒に広げる好走をみせた。エース区間3区を任された工藤だったが、残り200メートルで青学大に先頭を奪われ悔いが残る結果に。続く馬場は青学大の下田と激しい競り合いを繰り広げながら首位と1秒差でタスキリレー。5区西山も終始、青学大の山村と並走。首位に立ち、区間賞を獲得した。アンカーを任された大塚だったが、2校に抜かれ3位でフィニッシュ。悔しい結果になった。

◆大八木弘明監督
「(今日のレースは)出雲が初めての選手が2人いた。圧巻の力の差で負けたが、よく戦ったと思うがもっと競って負けたかった。3区が負けて流れが変わってしまった。10秒差がなければおもしろかった。15秒のまま勝っていれば、次の馬場が自分のペースで行けた。一人でならタイムを伸ばせたと思う。青学を後ろまで連れてきたのがまずかった。3区までで貯金を作りたかった。(レースを見ていて)前で引っ張るのではなく後ろについていけば、と思ったが「本人は行けるところまでとばそう」と思っていたようで、冷静さに欠けていた。短い駅伝に初めて出場した難しさだったのだと思う。(今日の収穫は)やはり中谷は駅伝に強い。西山は気持ちよく走れたのではないか。(大塚は)貯金をつくってあげて、余裕で入らせてあげたかったが苦しくさせてしまった。(このメンバーは)6人しっかり選んできたので悔しい。(三冠について)三大駅伝初戦の出雲駅伝は勝ちたかった。全日本はもう一度立て直し、頑張って戦っていきたい(今後は)青学大は層の厚さがある。まだまだ練習をして、向こうを苦しめなきゃいけない。全日本も前方でリードを作って、という走りになるだろう」

◆其田健也
「1区の流れをつなぐことを意識し、しっかりつなげた。先頭でタスキをもらうことの想定はできていた。それを先頭のまま渡せたのはよかった。ただ、後ろとの差をつくりきれなかったのはまだまだ足りない部分だった。1区と2区で流れをつくりたいと思っていた。2区を走ると聞いたのは1週間前くらいだったが、どこを走ってもいける準備はしていた。(チーム全体をみると)優勝を目指していたので悔しい。最後に抜かれた大塚だけが悪いわけではなく、全体がもっと強い走りをしなければならない。(全日本駅伝は)5連覇がかかっていて、このまま終われないので、駒沢伝統の強い走りをしたい」

◆馬場翔大
「全体的に設定していた走りはできたが、チームのために役にたてていたかは微妙だった。(点数をつければ)40点〜50点。(前との差については)前後を気にせず走っていたつもりだったが、前についた時に、前が減速していて、自分もペースを上げることができなかった。結果として、狙っていた区間賞も取れず、18分を切ることもできなかった。このレースもディフェンデングチャンピオンではあったが、全日本駅伝はディフェンデングチャンピオン以上に5連覇のかかった試合なので、厳しい戦いにはなると思うが勝ちたい。そのために、反省点もわかっているので、短期間ではあるが少しでも改善して、チームのためになる走りをしたい」

◆中谷圭佑
「(今日の走りは)自分のイメージしたとおりに、決めていたところからスパートをかけて差を離せた。(走る区間は)前日に発表されたが1ヶ月前から話は聞いていた。(準備は)区間賞を獲れるように気持ちと体をつくった。(全日本への意気込み)出雲と同じように区間賞を獲る。エースとして流れをつくり、5連覇に向けてしっかりやりたい」

◆西山雄介
「(今日のレースを振り返って)チームの作戦としては6区の大塚までに2位との差を30秒つけるつもりでいた。だが結果的には1、2秒しかなく、自分も貯金を作ることができなかった。(区間の配置については)当日の3日前に決まった。監督は選手の状態を見て駒沢の今のベストメンバーを考えて組んでくださった。自分は区間賞と大幅な貯金を作ることを指示された。(中継所での心境は)馬場が粘りを見せ、予想通り青学大と1、2秒差で来たので自分はアンカーまでに貯金を作れるように勝負しようと考えていた。(レース展開は)途中からスピードを上げて最低でも10秒差をつけるつもりだったが、実際はラストに切り替えることしかできなかった。(全日本駅伝に向けて)駒沢の5連覇がかかっているのでもう一度チームを立て直していきたい」

◆大塚祥平
「(今日は)青学大とほぼ同時にタスキをもらったが、中盤に差し掛かり相手にペースを上げられてから、苦しくなった。そこで追いつけなくなって、リズムを戻すことができなかった。(区間配置については)正式に聞いたのは3日前だったが、1週間ほど前からアンカーであることは聞いていた。最長区間と言っても、10キロという距離は長くないので、しっかり前半から積極的に攻めていきたいと思っていた。(全日本へ向けて)5連覇がかかっているので、青学大は強いと思うが、何が起こるか分からないので、自信をもってリベンジできるようにしたい」

◆工藤有生
「(コーチからは)ラスト2㎞が重要だということと、走っているときの気持ちも大事だと言われました(レース展開は)最初は慎重に走っていましたが、後半で青山学院大学に抜かされた。追われているということを意識してはいたが、抜かされてしまいチームの流れを崩してしまった。後半になって苦しくなってしまったのでまだ自分は甘いなと思った。(区間配置については)前から言われていたので心の準備はしていた。(全日本の意気込みは)簡単には負けられないので気を引き締めて頑張りたい」

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