• 優勝を果し、胴上げされる西村亮監督=神宮球場で(藤本一輝撮影)

  • 先制の二点本塁打を放った斉藤(平田サリナ撮影)

  • 江越は二者連続の本塁打で追加点をあげた(高橋成美撮影)

  • 今永は9回1失点で完投勝利(平田サリナ撮影)

斎藤・江越V弾、13年ぶり東都制覇!

[硬式野球部]東都大学野球1部秋季リーグ対中大3回戦(2014年10月21日 20時09分)

 東都大学野球秋季1部リーグ対中大3回戦が10月21日神宮球場で行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

駒 大 300 000 000=3
中 大 000 000 010=1

      打安点
(9)下 川  410
9 小 森 000
(4)前 田  200
(7)齋 藤  312
(8)江 越  411
DH長谷川  400
(5)米 満  310
(3)福山亮  300
3 巻 木  000
(2)高橋亮  300
(6)砂 川  200
     計2843

       回  打安責
 〇今永   9 3151

 初回、前田滉平(法3)が四球で出塁すると、斎藤導久(政4)が右翼席に飛び込む2点本塁打を放つ。さらに、続く江越大賀(法4)の放った打球も右方向への本塁打となり、この回に3点を先制する。投げてはエース今永昇太(経3)。1巡目を完璧に封じ、3回までを無安打に抑えると、中大打線を7回まで被安打3の力投を見せる。8回に本塁打を浴び、点差を2点に縮められるが、最終回は三者凡退に打ち取り無四球完投勝利。駒大が13年ぶりに優勝を決めた。

◆西村亮監督
「13年間優勝から遠ざかっていて、簡単には優勝できないと常に感じていた。それでも去年から力をつけてきて、今季は一つ一つを落ち着いてこなすことが出来ていた。(今季一番成長した部分は)今までは守備でつまらないミスがものすごくあった勝手に自分たちでペースを乱してしまっていた。今季は4年生を中心に、私生活の面から、当たり前のことを当たり前にしていこうとした結果、プレーでもミスが減り、今日のような競った試合もものにできるようになる。(優勝を確信したときは)試合が終わった時。毎日プレッシャーはかかっていた。(神宮大会へ向け)東都の代表チームとして出場するので、その名に恥じないようにしたい。まだまだ全国に通用するレベルではないので、チームの力を底上げして、良いゲームを一つでもしていきたいと思う」

◆福山亮(経4)主将
「素直に嬉しいという気持ちでいっぱい。4年生中心となって絶対に優勝するぞという気持ちを持って、チームで一致団結してやった結果だと思う。(今季は)全ての試合がきつい試合だったが、亜大に勝つことが一つの目標だった。亜大から勝ち星を取ることで、自分達に自信がついた。(島袋との対戦だったが)高校時代に戦って悔しい思いをして、その相手を大学で下して優勝が出来たことは大きい。(今季は)主将だったが、自分は成績でチームに貢献できず心が折れそうなときもあったが、かつてのチームメートの活躍をみて、チームの優勝に導く一心で頑張ってきた。結果が残せず悔しい部分もあるが、それよりも優勝できたことがとても嬉しい。(4年生は)不調な時も、4年で集まって試行錯誤して話し合った時もあったので、それらが最後にいい結果となってくれてよかった。(神宮大会に向けて)挑戦者の気持ちを忘れずに臨み、一球一球全力でやっていきたい」

◆江越大賀
「(今日の本塁打は)狙ってはいなかった。いつもどうり来た球を振り切った。(優勝がかかっていたが)最後なので、なんとしてでも優勝したいという気持ちが強かった。緊張はしたが、向こうも優勝がかかっていて、強い気持ちで挑んでくると思ったので、気持ちでは負けないようにした。(島袋投手と対戦して)1年の頃から対戦していたが、抑えられていたので意識はしていた。(春に比べて打撃がよくなったが)春は、結果ばかり求めて力んでいたから、自分のポイントで打てなかったが、秋は吹っ切れて今までやって来たことを精一杯やるように意識したら、結果がついてくるようになった。一戦目に本塁打を打ったことで勢いがついた。(ドラフトは)ずっとプロを目指していたから、行けたらなと思う。不安もあるけどあとは待つだけ。自分の持ってるものは出せた」

◆下川知弥(営4)
「(試合前は)今までやってきたことを出し切ろうと話していた。(今秋でつらかった場面は)リーグ戦当初から、足を引っ張ってきてずっと辛かった。監督が起用法などをいろいろ考えてくれた。それを何かのきっかけにしたいと考えていた。(昨秋からの変化は)昨春で優勝争いを経験して、秋では2部入れ替え戦を経験した。その経験を無駄にせずに今日までやってこれた。(神宮に向けて)強いチームが来ると思うから、チャレンジャーの気持ちで試合に臨みたい。全国大会は初めてで分からないことだから、いつもと変わらずに、これからの1か月くらいを練習して1試合1試合を大事にしていきたい」

◆斉藤導久
「(今日は)勝てば優勝だったので緊張してたが先制点も決めて安心した。(先制ホームランは)後ろに良いバッターがそろっていたのでチャンスに江越にまわそうと思って打席に入った。(島袋投手は)対策を練っていたが特に意識したことはなかった。(今季は)最初は調子があまり良くなかったが、優勝争いになってきたくらいから調子があがってきた。(優勝した瞬間は)この1年間リーグ戦で優勝を目指して頑張ってきたので報われて良かった。とても嬉しかった。あと1球まで集中していた。(神宮大会に向けて)今日は喜んでまた明日から日本一を目指して頑張っていこうと思う」

◆砂川哲平(法4)
「(今日は)去年の春と同じ状況で、同じ失敗をしない思いと、今日で決める思いで臨んだ。(優勝について)これまで苦しいこともあったが、優勝という形で歴史を動かせたので、やってきてよかった。(最後のリーグ戦だが)4年は多くの経験をしていて、それを全部出しきり、最高の形で終えて本当に嬉しい。(下級生に向けて)優勝を経験し、今まで一緒に苦しいことも乗り越えてきた。来年も乗り越えられれば、いい結果が出ることを分かったと思うので、自分に厳しく、最後の喜びを信じて頑張ってほしい」

◆今永昇太
「(今日は)配球一つ一つをよく考えてることにより、冷静さを保つことができた。ソロホームランは、打たれたが(守備を信じているので)あまり気にしていない。その後に全て抑えることが出来たので良かった。最終回の打者を全て三振に打ち取ったが、あまり(打ち取ろう)とする意識はしていなかった。相手が一番打ちにくい配球をした結果、三振になった。今回の優勝に油断せず、自分の成長に余地はまだまだあると思いながら、練習に励んでいきたい」

※また、twitterでも試合の速報をしています。併せてご利用ください。(@koma_baseball)

11月14日(金)から6日間で行われる神宮大会に出場決定。

■神宮球場へのアクセス
JR中央線「信濃町」駅、「千駄ヶ谷」駅から徒歩15分
地下鉄銀座線「外苑前」駅から徒歩5分
大江戸線「国立競技場」駅A2出口から徒歩10分

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