• 東野は7回を無失点に抑え、初勝利をあげた=神宮球場で(齊藤広樹撮影)

  • 決勝打を放った福山亮

  • 江越は3安打3打点の活躍を見せた(二宮優里亜撮影)

東野好救援!投打噛み合い明日大一番

[硬式野球部]東都大学野球1部秋季リーグ対亜大2回戦(2014年10月09日 20時59分)

東都大学野球秋季1部リーグ対亜大2回戦が10月9日神宮球場で行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。


駒 大 040 011 000=6
亜 大 130 000 000=4

      打安点
(5)米 満 510
(4)前 田 531
(9)下 川 410
9 小 森 000
(8)江 越 433
(7)齋 藤 300
DH長谷川 410
(3)福山亮 311
3 巻 木 000
(2)高橋亮 300
(6)砂 川 400
計     35105

 片山 2 1264
○東野 7 2950

 先発の片山雄貴(経3)は、2回までに3本塁打を浴び、4失点でマウンドを降りる。それでも2回に1点を返すと、2死満塁の好機で、江越大賀(法4)が走者一掃となる左中間越3点適時二塁打を放ち、この回4点を加える。さらに5回、2死三塁とすると、福山亮(経4)の中前適時打で逆転に成功する。3回から登板した東野龍二(経1)は緩急を生かした投球で亜大打線を0点に抑え、被安打5、8奪三振という圧巻の投球を見せ初勝利。優勝へ向け、第三戦へ望みをつないだ

◆西村亮監督
「(東野は)ロングリリーフは初めてだったが、持ち味を出してくれた。(6回のピンチには)2点取られても同点だから、いつも通り自分の投球をしろよと言った。大舞台を経験している選手なので、物怖じせず堂々と投げてくれる。 今永、片山に続く投手を探していたので、今日の投球は本人にも、チームにも自信になったと思う。(打線が好調だったが)やられっぱなしでは終われないと思ったのか、昨日も試合が終わった後にすぐ選手たちが練習していた。今まではいろいろ考えすぎた結果、打球を詰まらせたり振り遅れたりしていたが、今日は深く考えず、選手は気持ちで打っていた。(江越が3本長打を打ったが)出来る能力は充分にあるということ。今日は江越も気持ちで打てていた。(3戦目は)うちは挑戦者なので、明日は恐らく山崎君が先発だと思うが、同じ負け方をしないように頑張りたい」

◆福山亮主将
「初回から攻める気持ちが強く出ていたので、今日勝てて嬉しい。(打った球は)ストレート。絶対に走者を帰そうと思い打席に向かった。(序盤は攻め込まれたが)打たれても粘り強く攻めていこうとチームに声をかけた。絶対に負けないぞという気持ちが出ていた。(昨日は)明日このままでは終われないと部員全員が思っていたので、個人個人で練習をして今日に備えた。(東野は)OP戦から調子が良かった。自分の力を出し切れたと思う。(明日は)気持ちを全面に出して、山崎にぶつけていきたい」

◆江越大賀
「昨日悔しい思いをして、同じ相手にやられるわけにはいかないので、何とか粘って相手より一点でも多く取って勝ちたいという気持ちだった。勝負は明日なので、切り替えて明日に繋げたい。(2回は逆転した直後に同点に追い付かれたが)ベンチに戻ってみんないつもと違う雰囲気でしっかり声も出ていたので、嫌な流れにならなかった。そこはこれからも続けていきたい。(ライト方向に長打が出たが)内から出す意識で最近やっている。それでたまたまいい具合に飛んだかなという感じ。いつもホームランを打つと欲が出て、体が開いてバットが外から出てしまうので、自分から崩れないためにも基本的なことを意識するようにしている。(打率も3割に乗ったが)結果は出ているのであとは優勝したい」

◆東野龍二
「(今日の登板では)技術ではなく、気持ちで負けないように投げにいった。(初めてのロングリリーフは)大学では練習試合含めても初めてで、つらいと言ってられないので、気持ちで投げていた。オープン戦などでは長くて4回くらいの登板だった。(マウンドでは)前のHR3本があったので、いつその1本が出るかと常に恐怖心があった。(7回のピンチでは)監督が同点まではいいと言っていたので、開き直り、2塁ランナーまでは返しても、後で打線が返してくれると信じて投げていた。(明日について)明日が本当の勝負だと思っているので、勝って勝ち点を取りたい。(球種は)ストレート、カーブ、スライダー、フォーク、チェンジアップ。今日は持ち球をよく使った。(自己最速は)140km。(今日よく投げた緩い球は)カーブ。(亜大のクリーンナップについて)交代してから左打者から右打者に変わったが、その中でも特に枡澤さんは昨日の投手強襲のことが頭にあったので1番怖かった。(今日は)序盤は相手もデータ不足なのか、よく振ってくるイメージだった。途中からは変化球も見られるようになったが、そこを抑えられたことはよかったと思う。(初勝利については)自分でイメージしてたものよりとても早かった。(その要因は)高橋(亮)や砂川がマウンドでもベンチでも声をかけてくれて、自分への大きな力となった」

◆前田滉平(法3)
「自分の打席はとにかく塁に出ようと意識して、それが猛打賞につながった。守備を徹底して、守備から打線にリズムをつけるようにしてきた。(今日の打線は)連打が続いて、そこから投手に勢いが出ていた。(明日は)山崎選手に一戦目やられたので、絶対に勝ちたい。」

※また、twitterでも試合の速報をしています。併せてご利用ください。(@koma_baseball)

次戦、対亜大3回戦は10月10日、10:30より神宮球場で行われる予定。

■神宮球場へのアクセス
JR中央線「信濃町」駅、「千駄ヶ谷」駅から徒歩15分
地下鉄銀座線「外苑前」駅から徒歩5分
大江戸線「国立競技場」駅A2出口から徒歩10分

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