• 相手に攻め込む矢上=日本武道館で(向江凌理撮影)

  • 静かに構える和栗

矢上、和栗、全国大会ベスト8!

[剣道部]第48回全日本女子学生剣道選手権大会(2014年07月08日 17時38分)

第48回全日本女子学生剣道選手権大会が7月5日、日本武道館で行なわれた。駒大からは、矢上悠香(文4)、和栗宏恵(文2)が出場。結果は以下の通り。

<1回戦>
○矢上悠香(文4)<小手>1-0工藤麻美(環太平洋大)●
○和栗宏恵(文2)<胴>1-0柚本佳代(龍大)●(延長戦)

<2回戦>
○矢上<面>1-0谷山莉保(鹿体大)●(延長戦)
○和栗<小手>1-0大亀杏(明大)●

<3回戦>
○矢上<面>1-0武田真弥(新潟大)●(延長戦)
○和栗<面、面>2-0春山文香(福教大)●

<準々決勝>
●矢上0-1<面>中川澄霞(広島大)○(延長戦)
●和栗0-1<面>川崎茜(早大)○(延長戦)

初戦は両者共に危なげない試合運びで勝ち進む。続く2回戦、矢上は延長戦に持ち込まれたが、得意の面で勝利。一方、和栗は一進一退の攻防を繰り広げ、なんとか3回戦に勝ち進む。3回戦、勢いに乗った両者は準々決勝へと駒を進める。しかし、ベスト4をかけた準々決勝は、両者ともに激しい攻防があったが延長戦に持ち込まれ、隙を突かれて面を取られてしまう。悔しい結果になったが、両者共にベスト8に残り、秋に行われる団体戦へ向けて幸先の良いスタートとなった。

◆中清剛監督
「(結果は)もったいなかった。もう一つ上にいけたかなと思う。この悔しさを秋の大会に向けて持っていけたらと思う。(選手の調子は)二人とも尻上がりに調子が良くなっていって、関東での2位とベスト8というのは嘘ではなく、力をつけてきたということを実感した。(良かった点は)普段通り、練習通り試合ができたかなと思う。(反省点は)最後の試合。和栗にしては鍔迫り合いで、打たれなくてもいいところを打たれてしまった。矢上にとっては打った後のところを打たれてしまった。(選手にかけた言葉は)日頃の練習の成果を十二分に発揮しろと。練習をしてきたのだから、自信を持って行けということ。(練習で意識したことは)本番を想定した練習をしていくということ。(今後に向けて)駒澤にとって初めてのベスト8は、一つ一つ力をつけた証拠だと思っているので、これを足掛かりに秋の団体戦に向けて一致団結して頑張っていきたい」

◆矢上悠香
「(結果は)やはり悔しい。個人戦だったので1試合ごとにしっかりと取り組んでいこうというのが一番の課題だった。もちろん目標は優勝だったが、目の前の試合に全力を尽くそうと思って臨んだ。(意気込みは)全日本に出場出来なかった選手もいる中、自分と和栗は出場出来たので、関東の名に恥じないように試合をした。(調子は)初戦と2回戦はあまり良くなかったが、徐々に調子を上げていった。先生方や仲間たちに言われたことを思い出して自分に自信を持ってやった。(印象に残っている試合は)やはり最後の準々決勝の試合。いつも自分が打たれているところをまた打たれてしまった。(良かった点は)一番の得意技である飛び込み面、出頭面が出たことが一番良かった。(反省点は)最後に打たれた部分が悪かった。もっとさばいたり、打てていれば試合展開も変わったと思う。(監督からのアドバイスは)奢らず、気取らず、焦らずここ一発と言われた。常に1回戦だという気持ちで頑張った。(個人戦は最後だが)全日本でベスト8という結果を残すことが出来るとは思っていなかった。それでも、実際にベスト8になって悔しい。(次への意気込みは)次は一番重要な団体戦が自分にとって最後の大会になるので、しっかりとチームをまとめて全日本に出場し、上位を狙っていきたい」

◆和栗宏恵
「(調子は)悪くなかった。序盤の試合は相手が見えていて、一本取った後も結構冷静に対処できていた。焦らずにできていたのかなと思う。(結果は)自分が負けた相手が一年生だったので非常に悔しい。もう少し上にいきたかったというのが正直な気持ち。(印象に残った試合は) 自分の中で一番苦しかったのは2回戦の大亀選手との試合。相手も強いし、また自分も気を抜いたら一本打たれると思う面が多く、相手に一本が入ってもおかしくはないと思った場面が多かったので、一本を取った後の集中を切らさずにすることが課題だと思う試合だった。(先輩が勝ち進むのを見て) 反対側のコートで先輩が一試合一試合勝ち進んでいる姿を見て、自分はそれを追いかけるように、次は先輩勝ったから自分も次の試合絶対に勝つという気持ちで試合をした。(反省点は)最後の試合までは時間も均等だったが、最後の試合になると一斉にスタートするので、間が空いてしまう。自分はいつも間が空いてしまった後の試合は結構負けることが多いので、そこで集中力を切らさないようにすること。(団体戦に向けて)少しでもチームに貢献して、また昨年のように決勝の舞台に足を進めることが出来るようにしたい。そして、決勝で負けるのではなく決勝で勝って優勝したい」

発行冊子最新号一覧背景(左)

剣道部の前後のニュース

発行冊子最新号一覧背景(右)
発行冊子最新号一覧背景(左)

前後のニュース

発行冊子最新号一覧背景(右)