• 3位入賞を果たした広瀬=大阪市中央体育館で(藤本一輝撮影)

反撃及ばず、廣瀬涙のベスト4敗退

[空手道部][空手道部]第58回全日本学生空手道選手権大会・東西対抗戦(2014年07月08日 15時28分)

第58回全日本学生空手道選手権大会が、7月6日(日)大阪市中央体育館で行われた。結果は以下の通り

【個人戦】
<女子個人組手 ベスト4>
廣瀬まり(仏4)
<女子個人組手 ベスト32>
伊藤佑季(経4)
佐野まどか(国3)
<二回戦敗退>
田口聡珠(GM3)
永野瑠紀

ほとんどの選手がベスト32で敗退する中、広瀬は連盟の強化指定選手を下すなど、前回大会優勝の勢いそのままに一気に勝ち進む。迎えた準々決勝、広瀬は序盤に5ポイントを先制され苦しい展開となるが、そこから怒涛の追い上げを見せ、4連続得点で1点差とする。だが猛追も及ばず、準決勝進出はならなかった

◆長野寛コーチ
「選手の成長部分がはっきり見えた試合だった。(強豪校の選手たちとの試合だったが)強豪というイメージはない。広瀬も伊藤も自らのミスでポイントを持っていかれてしまった。どんな相手でも、練習してきたことをどれだけ試合で出せるかが重要。(選手たちに足りないものは)スタミナ。体力的な意味だけではなく、苦しくても戦術を考えながら試合を組み立てる能力が必要。(広瀬が入賞したが)相手との間合いの取り方がとてもよくなった。ポイントが取れなくても、その後の二太刀めもよく、攻守の切り替えもよくなった。(この大会への広瀬の姿勢は)いつもより集中しており、練習に対する姿勢も真剣だった。広瀬は自分でガンガンと仲間たちを引っ張るのではなく、練習の姿勢で引っ張っていくタイプなので、後輩たちもそれに続いてほしい。佐野もよくなっているし、永野は足のケガがありブランクがあったので、これからまた調節していく。(次の団体に向けて)まず今やるべきことを整理して、そこから肉付けしていきたい」

◆廣瀬まり
「(今日は)てっぺんしか見ていなかったので、悔しいという思いしかない。(調子は)そんなに悪くなく、普段と変わりなかった。(この大会に向けての練習は)1週間前に全国大会があったため、調整期間が1週間しかなかった。全部出しきって悔いのないようにしようと、限られた時間を大切に練習した。(印象に残ったのは)最後の試合。悪い印象として残っている。3試合目の相手はナショナルチームの選手で、そちらが山場だった。なんとか勝つことができ、波に乗っていると思っただけに、最後の試合はとても悔しかった。(準決勝での追い上げがすごかったが)団体戦で以前勝ったことがある相手だったし、もうちょっと時間があれば勝てたかもしれない。(今後に向けては)後期は団体戦が多くなるので、今のチームは同期が強いので、切磋琢磨して団体で優勝したい」

◆伊藤さん
「(今日は)一週間前に協会の試合があったが、自分の動きが悪くていい結果が出せなかった。また自分の力が出し切れなかったので悔しかった。それと同じように今日負けてしい、試合もとても悔しかった。強い人に勝てるという意識もあった。個人戦でもチームで頑張っていきたい。(今日のために)自分の持っている武器をどれだけ相手に思い切りだせるかを練習してきた。思い切りやれば決まるところを躊躇してしまうところがあったので気持ちの面も鍛えていた。(絶対に勝ちたい相手は)2回戦目の相手。彼女はサウスポーで、苦手意識があった。(今後は)一戦一戦大事にしたい。準決勝、決勝に限らず、目の前の一戦一戦に集中して、結果的に日本一になれるように練習していきたい」

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