• 片山は2度の三塁に走者を置く危機も切り抜け、完投勝利した=神宮球場で(五十嵐秋音撮影)

  • 高橋亮の安打からの猛攻でビックイニングを作った

  • 3安打の猛打賞で好調打線に勢いを付けた齋藤

片山初完投!打も奮起で春を締める

[硬式野球部]東都大学野球春季1部リーグ対中大2回戦(2014年05月22日 17時35分)

東都大学野球春季1部リーグ対中大2回戦が5月22日神宮球場で行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

駒 大 000 130 001 5
中 大 001 000 000 1

      打安点
(8)江 越 200
(6)砂 川 300
(4)前 田 321
DH 下 川 310
(9)齋 藤 432
(3)福山亮 401
(5)巻 木 400
(2)高橋亮 410
(7)長谷川 310
      計3084

     回 打安責
○片 山 9 3471

▽二塁打=長谷川


 2勝で今季最終戦を締めた。雷雨のため約30分の中断を挟み、3回裏に試合を再開。その直後、本塁打を打たれ先制される。だが続く4回、前田滉平(法3)が内野安打で出塁し迎えた1死三塁の好機、福山亮(経4)の犠飛打で同点に。5回には高橋亮介(経2)が中前安打を放つと続く1死一、二塁で失策間に1点を勝ち越す。その後も前田と齋藤導久(政4)の適時打でこの回一挙3点を得て試合を決めた。片山雄貴(商3)は度重なる危機も切り抜け、初の完投勝利。

◆西村亮監督
「(今日は)片山が集中力を持って抑えてくれた。(片山は)今までの試合で課題を克服するまでに時間がかかっていたが、今日はゆとりがある中で投球できていた。完投は考えてはいなかったが、行けるところまではいこうと思っていた。(先発の柱としては)不安定な所はあるが、これを自信にしてほしい。(8回のマウンドで片山に声を掛けたが)片山には状況の判断をさせた。ピンチを大ピンチとしてとらえる事があるので、1本打たれてもリードしているし、苦しければ四球でもいいと伝えた。(打撃は)もうひと押ししてほしい。チャンスも多かったので、相手に対してどうやったら1点でも多く取れるかを考えて打ってほしい」

◆福山亮主将
「(今日は)最終戦なので勝って終われてよかった。(先制の犠飛は)ランナーが三塁にいたのでなんとかホームに帰そうという思いだった。結果的に返せてよかった。(片山は)リーグ戦中もずっと踏ん張ってくれていたので、最後にいいピッチングができてよかった。2連勝で勝つのに越したことはないので、秋に繋がったのでよかった。(今季を振り返って)亜大と国学大に負けてしまったのが自分たちの力の無さだと思うので、秋は優勝目指してできる準備をこの夏にしっかりして秋を迎えたい」

◆片山雄貴
「(今日は)完投を意識せず、1イニングずつ打たせて取ることだけを考えて投げた。(初完投だったが)低めのコースにボールが決まっていたので、疲れは無く楽に投げられた。自信にはなる。結果を見ればベストピッチだが、追い込んでからなど、詰めの甘さが出た所もあるのでまだまだ上を目指していけると思う。(課題は)先頭打者を出したり、点を取られた後。有利でも自分で追い詰めてしまう投球は反省しなくてはいけない。(3回のホームランの後は)ホームランは別物と考えて、ひとつずつ抑えていこうと思った。(良かった球は)インコースと縦へと揺らす球。(中断している時は)投手陣で話し合い、気を抜かずにやれよと高橋涼平さんにいわれた。(雨の影響は)整備のおかげで特に変化は無く、いい状態で投げられた。(来季へ向けて)今永は勝てる投手なので、2戦目をどう取るかが優勝へ繋がってくると思う。第2戦の試合を作るような投球をして、秋のシーズンにむけて頑張っていきたい」

◆高橋亮介
「(今日は)中大のチームの状態はあまり良くなかった。だから難しく考えずに強気でいけば勝てると思った。(今日のバッティングは)相手投手と相性が良かったのか打ちやすかった。(2打席目の安打は)高いファウルフライを打ってしまったので低くて強い打球を意識した。(片山の初完封は)今日は行けるとこまで行く予定だったし、完投することが投手にとても良いことだと思ったので強気にリードした。(片山の調子は)今季で一番調子が良かった。(今季を振り返って)今日はピンチをしのぐことが出来たが、亜大戦ではピンチの場面でエラーをしてしまったり、重要な場面でのミスが目立ったので秋ではそのようなミスが無いようにしたい」

◆齋藤導久
「(今日は)下もない状態で気持ち的には楽に出来たが昨日から秋につなげる試合にしようということで、いい雰囲気で出来てよかった。ベンチでの声の掛け合いもプラスにできた。(9回のタイムリーは)監督に結果残したいのはわかるが力入れずに捉える気持ちでいけと言われたので、集中した。狙い通りだった。(今季を振り返って)優勝目指してシーズン入りしたが、亜大1戦目に負けてから雰囲気が良くなくなってしまい逃してしまったので、秋は全員の力で優勝を掴みとりたい。 (個人的に伸ばしていきたいのは)チャンスでの1本が確立が低いので、チャンスで確実に返せるようにしたい」

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