• 左ストレートを打ちこむ平川=駒大ボクシング道場で(高尾葉菜撮影)

  • 今年度最後の試合を駒大対決で終えた境(左)と松下(右)

  • 周りの声援を背に勝利を収めた瀬戸(田代愛撮影)

1年生躍動!来季への期待高まる

[ボクシング部]第63回世田谷区民体育アマチュアボクシング大会(2013年12月16日 11時25分)

第63回世田谷区民体育アマチュアボクシング大会が12月15日、駒澤大学ボクシング道場で行われた。結果は以下の通り。

【ライトフライ級】
永江 良(商1)○不戦勝

【フライ級】
宇野力樹(仏2)●TKO○山内涼太(東農大)
大山裕城(政1) ○不戦勝

【バンタム級】
金中竜児(禅1)○ポイント●遠藤清平(日体大)
奈良楓也(営2)○不戦勝

【ライト級】
児玉悠矢(法1)●TKO○柳堀隆吾(日体大)
平川優貴(心1)○ポイント●齋藤綜太(東農大)

【ライトウェルター級】
境 幸樹(現1)○ポイント●松下拓也(法2)
レイフックターン(営1)●ポイント○児波勇樹(東農大)

【ウェルター級】
加藤大幸(政2)●ポイント○立花潤生(日体大)

【ミドル級】
瀬戸祐太郎(国1)○ポイント●松井勇貴(東農大)
鬼倉龍大(経1)○TKO●藤原健人(日体大)

※TKOとはテクニカルノックアウトの略

  今年最後の試合となった今大会。ライト級・平川はリーチの長さを生かし、得意の左ストレートで試合を優位に展開。大学デビュー戦を見事白星で飾った。駒大対決となったライトウェルター級・松下と境は、序盤はお互いの手の内を知っている中慎重に試合を進める。両者全力で試合に臨むなか、中盤から右カウンターで攻めた境に軍配が上がった。ミドル級・瀬戸は試合開始から積極的に攻撃を仕掛ける。終盤で体力の消耗が見られたが、周りの声援を受け最後まで戦い抜き勝利を手にした。同じく、ミドル級の鬼倉は、1Rから強烈なボディで相手にダメージを与え、右ストレートで1回目のダウンを奪う。続く2Rでもダウンを奪い圧巻のTKO勝ち。1年生の活躍が見られる試合となった。

◆金中竜児(禅1)
「 (対戦相手の印象は)ファイターでパンチが強かったので、なるべく止まらず当てて動くようにした。(練習で意識したことを生かせたか)今まで負けが続いていて試合を楽しめていなかったので、楽しむことを意識した。(今年一年を振り返ってみて)とことんだめだった。スタミナが自分に足りていないことも分かっているので、そこを改善していきたい。あと一歩のところでいつも勝てないので。(来年にむけて)リーグ戦も個人戦も全部出て全部勝って、とりあえず結果を残したい」

◆平川優貴(心1)
「(今日の試合を振り返って)スタミナが全然足りない。1ラウンド目は非常によかったが2、3ラウンドと続かなかった。(今日の試合で意識したポイントは)落ち着いて、固くならないようにボクシングをする。相手といい距離感をとって、カウンターを特に意識した。(コンディションは)減量もなく、絶好調だった。(監督からの指示は)手数を増やしていけと。右の返しをもっともっといれていけと言われた。(今までの練習の成果はだせたか)ふわふわと軸がぶれていたが、練習で軸がぶれないようずっしり構えるということが今日の試合で出せた。(一年間を振り返って)早かった。私生活を含め、自分自身色々変われた一年だった。(来年の目標は)リーグ戦に出て勝ちたい。結果を出したい」

◆境 幸樹(現1)
「(今日の試合を振り返って)練習でやられていた相手だったが、最後まで頑張れた。1ラウンド目はとられたと思ったが、いけいけと言われ、最後はきつかったけど力は出せた。(駒澤対決だったが)お互い手のうちを知っている。その中で全力で頑張れたので良かった。 (今日の試合で意識したことは)カウンターの右を意識した。それが当たったのでよかった。(一年間を振り返って)力不足だなと。今回の世田谷ボクシング大会が初めての大会だったが、勝ててよかった。(来年の目標は)リーグ戦に出てボクシング部に貢献したい」

◆レイフックターン(営1)
「(今日は)1から3ラウンドまでを通してみると、1ラウンドの動きを3ラウンドまで続けられなかったのがダメだと思った。内容は悪くなかったと思う。 (周りの声援は)声援に応えるためにも勝ちたかったが、力が足りなかった。 (意識したことは)サウスポーは苦手で、しっかりジャブで距離取ることと、相手の左ストレートに気をつけた。自分の右ストレートをいかに相手に打つことが出来るかやボディからのコンビネーションも意識した。(成長した点)一年目にしては勝てたと思う。高校の時は練習の割に勝てなかったが大学に入って勝てるようになった。(来年の目標)リーグ戦でも国体でも活躍したい」

◆瀬戸祐太郎(国1)
「(今日は)1ラウンドで倒しておきたかった。試合中、先輩の助言が良くてそれを実践できた。3ラウンドに体力が切れてしまったので、冬に走り込んで体力トレーニングに励みたい。(先輩からは)いつも正面ばっかりを打つことが多かったので横からも使ったら効果的だと。(意識したこと)相手より先に手を出すこと。そうすれば試合を優位に進められるので。(この1年を振り返って)二回しか試合に出ていないのでこれでは少ない。もっと試合を経験したかった。経験がものを言うスポーツだと思うので、来年も積極的に練習していきたい。(成長した点)高校の時までは、ただがむしゃらにガツガツ打っていくだけだったが、大学に入って相手を見る力が育ったように感じる。(先輩たちとの練習では)先輩には毎回ボコボコにされる。一緒に練習していく中でいいところをどんどん吸収出来ればと思う。(来年には向けて)リーグ戦に出て観客の歓声を浴びる中で試合してみたい」

◆鬼倉龍大(経1)
「(今日の試合を振り返って) 最悪だった。不完全。自分のスタイルも出せなかった。綺麗なボクシングをしたかった。(今日のコンディションは)久々の試合だったので不安はあったが、そういうのも慣れないと。(相手が接近してくる場面が多かったが)想定内。それに対してどうやるかが今日の試合の課題だったが、できなかった。(その中でボディーをうまく使っていたが)ボディーは自分の得意なパンチ。ボディーが空いたら打つってことを特に意識していた。(試合を通していいパンチが当たっていたが)いいパンチをあてるのは当たり前。逆に、パンチをいかにもらわないかを考え、反省したい。(監督からは)足を使え。綺麗なボクシングをしろと。(今までの練習でやってきたことは)技術面。とくにステップ。相手が来てもステップを、うまく使っていい距離を保つことを練習してきた。(一年間を振り返って)早かった。自分がどれくらい強くなれるかじっくり見てこうと思ったが、見る暇もなく時間が過ぎた。(来年の目標は)後輩に負けない。全日本と国体出て、全国に名をとどろかせたい」

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