• 先鋒として流れを作る浮島=東大阪アリーナで(比志島大樹撮影)

  • 次につなげようと奮闘する原田

まさかの逆転負け、ベスト16に終わる

[空手道部](2013年11月22日 03時05分)

第57回全日本大学空手道選手権大会が11月17日(日)、東大阪アリーナで行われた。組手は2分6ポイント先取制、準々決勝より3分8ポイント制のトーナメント方式となる。形はトーナメント形式・フラッグ制となる。結果は以下の通り。

【男子団体 組手の部】
3回戦
駒大1─2京都産業大☆
先鋒▲浮島侑里(経4) 3-3
次鋒●鳴島由貴(経2) 1-3
中堅▲原田 龍(営4) 4-4
副将○山田裕士(経3) 4-1
大将●村田 匠(経4) 5-6

【形団体】
予選敗退
渡辺拓巳
掃詰友志
栗原秀元

1回戦、2回戦を苦戦することなく、勝利した男子団体組手。続く3回戦の相手は去年2位の京都産業大学、先鋒の浮島はポイントの奪い合いで、引き分けに。続く鳴島は時間内に攻めきれず、ポイント差が埋まらず敗北。中堅の原田は終盤に相手からポイントを奪い、逆転するが残り4秒で同点に追いつかれ、引き分ける。副将戦では2年の山田がカウンターで合わせ、相手を0点に抑え勝利、大将の村田へつないだ。大将戦、序盤に相手にポイントを取られるが、上段蹴りを決め、あと1点で勝利まで追い詰める。しかし、相手に追いつかれ、試合終了間際、反則をとられ、逆転負けに。強豪校と互角に戦いぬいた結果はベスト16。男子団体形の部は、華麗な形を見せるが、強豪校に差をつけられ、予選敗退に終わった。

◆杉山俊輔監督
「(今日は)4年が引っ張ってよくやってくれた、あのメンバーで負けたのなら悔いはない。(負けたのは)運がなかった。の一言で片づけてしまうとそれで終わってしまう、下の学年はそこから反省して生かさなくては。(4年が引退だが)今の四年は部活への取り組み方が良かったから、去年の2位の相手にも互角に戦えた。そうゆうチームができたことも4年のおかげ。感謝している。(注目選手は)次の3年生、今日試合に出れなかった悔しい思いでどれだけやってくれるか、期待している。(来期は)もちろん、優勝目指して、技術的な部分をそれを試合で出し切れるように練習していく」

◆長野寛コーチ
「(今日は)選手自身、不調があったけれども、うまくカバーしてやっていた。結果は負けてしまったが、チームとしてみれば、確実に成長している。(4年生が引退ですが)試合は村田も原田もここ最近の稽古の調子は良くなかったのにカバーしてよくやってくれた。浮嶋も去年に比べ、いい組手をするようになった。四年として、チームを引っ張ってくれていた、チームの成長は引き継がれるもので、来年につながると思う。そういった意味でも4年はよくやってくれた。(今後の空手部は)努力は嘘をつかないということを、学生自身体験しているから、そういった、物事の取り組み方を、駒大空手部では学んで行ってほしい」

◆浮島侑里
「(今日は)アップ会場が取れない中でもうまく試合までは準備できていた。負けた試合に関して内容はよかったし、長所はでていたと思う。(心残りは)最後だから、優勝したかった。今日の試合は結果的に負けはしたけど、チーム一丸となって戦っていた気がする。(4年間やってきて)メンバーに入っていても、出られないときが続いて、4年になってから試合に出られるようになった。諦めずにやれば、誰かが見てくれている。(後輩に)悔いが残らないよう、毎日を大切にしてほしい。みんながレギュラーになれると思って、諦めないで取り組んでほしい。そういう気持ちでやればチームもよくなるし、いつか自分がレギュラーになるって気持ちを持ち続けてほしい」

◆原田龍
「(今日の結果は)自分が勝たなければいけないところで分けてしまって、結果的にはすごく悔しいです。(調子は)今日できる力は発揮できたかなって思います。(4年間を振り返ってみて)駒澤大学の空手部に入って4年間やってきて本当によかったなって思いますし、色々学べましたし、もちろん高校よりもさらに強くなって結果も出せたので、本当に駒澤大学に入ってよかったなって思います。(自分がチームに残せたことは)あと一週間で幹部交代なので、技術面ではあと一週間教えられればいいと思います。4年で最後に試合に出て、4年になってやってきて、自分たちも頑張ってきましたし、4年間で4年がやっぱり一番練習もしっかりやったかなって思うので、それを後輩が見ててくれればいいなって思ってます。(監督から)最近で印象に残っていることは、関東の準決勝の時に、お前は負けるなよと言われて、結果期待通りに勝てたことが印象に残っています。(同期に一言)同期は最初一杯いたんですけど、辞めてしまった同期もいる中で、残った同期で、少ない中で最後に一致団結してチームをまとめるために頑張ってきて、本当に同期に恵まれて感謝しています」

◆村田匠
「(今日の結果は)ポイントをリードしといて、リードしてたんですけど、自分の悪い癖であるところが出てしまった。自分の悪い癖が最後の最後で出てしまったというのが、今回の敗因だと思います。(調子は)決して悪くはなかったんですが、気持ちの部分で足りなかったと思います。(良かった点は)この大会に向けて、体調だったり怪我だったりをちゃんとケアできていたので、そこはよかったと思います。(最後の試合について)最後だったので悔いを残さないように自分のいいととろを懸命に出そうと思ったんですが、それが出なかったですね。(4年間を振り返ってみて)今思い出すと早かったですね。やっぱり勝つことは楽しかったですね。辛かったことは日ごろの練習です。(自分がチームに残せたことは)今回の負けで、悪いところを出すとこういう結果になっちゃうんで、自分のいいところを出してほしいと後輩には思っています。(監督から)あまり激励とかは言わないんですけど、近くにいるだけで強みになれました。(後輩には)4年になって、この大会が最後なので、それに向けて絶対に悔いを残さないように。それだけです。(同期に一言)4年間本当に苦しい時も支え合ってきてくれたんで、主将をはじめ、本当にいい同期に恵まれたと思っています」

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