• 主将として一年間部を引っ張ってきた小森=日本武道館で(藤本一輝撮影)

  • 後がない中、果敢に攻める大崎

  • 試合終了間際で抜き銅を決めた鶴岡

ベスト16の壁厚く…4年生涙の引退

[剣道部](2013年11月04日 20時30分)

第61回全日本学生剣道優勝大会が11月4日、日本武道館で行われた。結果は以下の通り。

<第1試合>
☆駒大4-0福島大
先鋒 米澤高志(仏3)0-0渡邉
次鋒 ○平河内健拓(営3)<(小手)>1-0菅野●
五将 ○末松竣平(経3)<反、面>2-0中村●
中堅 國井勇希(文2)0-0渡邉
三将 ○大崎龍馬(文4)<小手、面>2-0菅野●
副将 ○鶴岡貴広(法3)<(面)>1-0木下●
大将 小森勇輝(経4)0-0矢吹


<第2試合>
☆駒大4-0熊学大
先鋒 ○米澤<面、面>2-0緑●
次鋒 ○平河内<突き、面>2-0田中●
五将 ○末松<面、面>2-0平田●
中堅 國井0-0後藤
三将 ○大崎<(小手)>1-0北原●
副将 鶴岡0-0中川
大将 小森0-0半田


<第3試合>
駒大1-4学芸大☆
先鋒 ●米澤0-1<(銅)>佐藤○
次鋒 ●平河内<(面)>1-2<面、面>吉田○
五将 ●末松<(面)>1-2<面、面>田中○
中堅 國井0-0洞内
三将 ○鶴岡<(銅)>1-0大山
副将 大崎0-0大久保
大将 ●小森0-1<(銅)>松尾○


四年生にとって最後となる試合。一回戦、二回戦は相手に一本も渡さない試合で危なげなく三回戦へと駒を進める。しかし三回戦、先鋒が一本負けすると次鋒、三将共に一本は奪うが競り負け、序盤に大きくリードを許す。中堅が引き分けたことによって後がなくなった駒大は、鶴岡が試合終了間際に執念の抜き銅を決め勝利するが、流れを引き寄せることができず敗退。四年生の大崎、小森にとっては涙の引退となった。


◆中清剛監督
「(最後の試合は)前半のリードを返しきれず負けてしまった。鶴岡のいい抜き銅があったが流れを変えられなかった。(選手の状態は)よかったと思う。より速く、より強く、正確に打突することを選手には意識させた。でもやはり、前半にリードされたことが響いた。(引退する小森と大崎は)全日本に連れてきてくれたので、本当に良くやってくれたと思っている。(4年生の穴は)3年、2年、1年いるので、4年生の穴を埋めるためにも、もう一回鍛え直してこなければならない。(次の試合に向けて)優勝に向けて、もう一度チームを立て直して優勝をまた目指したい」

◆大崎龍馬
「(今日の試合は)調子はすごく上がっていたけど、1、2試合目は下級生が持って来てくれた流れに乗っただけで、3試合目が勝てなかったのはまだまだ実力不足だなと感じた。(チームとして)すごくいい雰囲気で向かえられた。ミーティングとかもやって、例年よりもまとまったチームだった。(4年間やってきて)1年生のときから全部覚えている。特に4年として、やってきた稽古やミーティングは良い思い出になっている。(後輩へ)自分たちより頑張れると思うし、ずっとベスト16止まりだから、越えられるよう頑張ってほしい。(今後は)剣道は社会人になっても続けようと思う。駒大のOBとして、貢献できたらいいと思う」

 ◆小森勇輝
「(今日の調子は)一回戦から調子は良くなかったが、徐々に調子をあげていこうと思いました。(チームの調子は)チームは最終的には負けてしまったんですが、良い状態でいけたと思う。(主将として)実際やってみたら嫌なことや辛いことはあったが、終わった今振り返ると達成感があり、良い経験をさせてもらえたと感じます。(後輩に伝えたいことは)もっと練習して、ベスト16という壁を破って、ベスト4、準優勝、優勝とちょっとでも上を目指して欲しい」

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