• 3連覇達成を喜ぶ選手たち=神宮会館で(足立夕季撮影)

  • 1位でタスキリレーする油布(左)、村山=第3中継所で(豊田綾撮影)

  • 駅伝初出場で区間賞を獲得した馬場=津駅入口23号線付近で(山田健太撮影)

  • ガッツポーズでフィニッシュした窪田=伊勢神宮内宮寺橋前で

悲願の3連覇、三冠に王手!!

[陸上競技部]第45回全日本大学駅伝対校選手権大会(2013年11月03日 17時21分)

 第45回全日本大学駅伝対校選手権大会が11月3日、愛知県熱田神宮〜三重県伊勢神宮の8区間106.8kmで行われた。結果は以下の通り(シード獲得校のみ)。

★総合成績★
1位 駒 大 5:13:09
2位 東洋大 5:16:19
3位 明 大 5:18:32
4位 早 大 5:19:22
5位 山学大 5:20:07
6位 青学大 5:22:09

★個人成績★
1区 中村匠吾(経3) 42:38<1>(1)☆
2区 西山雄介(経1) 39:29<9>(2)
3区 油布郁人(営4) 27:07<1>(2)☆
4区 村山謙太(経3) 39:24<1>(1)◎
5区 中谷圭佑(経1) 34:18<1>(1)☆
6区 馬場翔大(商2) 36:08<1>(1)☆
7区 黒川翔矢(現3) 35:48<2>(1)
8区 窪田 忍(経4) 58:17<3>(1)
※☆は区間賞、<>は区間順位、()は総合順位 ◎は区間新記録

 勝てば大会三連覇、大学駅伝三冠に王手がかかる今大会。出雲に続き1区を任された中村はハイペースなレース展開に対応し、12キロを過ぎた所でロングスパートをかけ、トップでタスキリレー。3区では油布が日本人学生初となる、4年連続での区間賞を獲得した。続く4区、村山が1キロ過ぎで先頭に立つと、勢いそのままに区間新記録を樹立し、出雲に続く快挙を達成。5区の中谷、6区の馬場は堅実な走りで区間賞に輝いた。アンカー窪田は、終盤、脚の痙攣に耐えながら力走し、フィニッシュ。全8区間中、5区間の区間賞が駒大勢という圧倒的な力を見せつけ優勝し、三冠へ大きな弾みをつけた。

◆大八木弘明監督
「(レースの展開は)思い通りに選手たちが運んでくれた。(ポイントとなったのは)馬場がしっかりと走ってくれたというのがプラスになった。西山は2区のエース区間で緊張して少し走りが小さかったのかなという感じがした。そういったところを箱根に向けて直しながらいきたいと思う」

◆中村匠吾
「(今日のコンディションは)出雲の後だったが出雲の時よりも調子良く来れたし、2区が1年生の西山ということもあったので、差を広げられて良かった。(全日本の三連覇については)とりあえず三連覇出来てほっとしている。(三大駅伝に王手をかけたが)ここから切り替えて、箱根に向けて明日から練習していきたい」

◆西山雄介
「(感想は)チームに迷惑をかけてしまって申し訳ない気持ちでいっぱい。(監督から)追いつかれてから粘って東洋との差を離すか、そのままついていってタスキを渡せ、という指示をいただいていたが後半粘りきれなかった。(次に向けて)箱根までに鍛え直して本番に挑みたい。箱根ではしっかりチームに貢献して優勝と三冠を目指したい」

◆油布郁人
「(コンディションは)しっかり調整もできて万全の状態でスタートラインに立つことが出来た。(4年連続区間賞の感想は)任された区間でしっかり4年間結果を残すことが出来たので良かったと思う。(監督からは)4年目なので自信を持って前の東洋を追っていけと言われた。本当にチーム全員が自覚を持って勝つんだという気持ちがすごく強かったので故障もなく、力を出し切れたのが良かったと思う」

◆村山謙太
「(今の気持ちは)3連覇することができてとても嬉しい。(区間新は)たまたまなので、あまり考えていない。(今日は)3連覇すれば、4連覇があるという気持ちで臨んだ。(箱根に向けては)スタミナを監督の指示に従ってしっかりと強化していきたい」

◆中谷圭佑
「(コンディションは)調子が良いわけではなかったが、トップでタスキを渡し、区間3番以内で絶対に着こうと思っていた。前半落ちついて入った分、後半はしっかりスピードアップできて区間賞が取れたので良かった。 (三冠について)自分はあまり意識していなかったが、ここまで来たらもう三冠も夢ではないので、しっかりねらっていきたい」

◆馬場翔大
「(感想は)前の方々が作ってくれたタイムの貯金などでプレッシャーもなく、すごくリラックスして走ることが出来た。(監督から)前半とばしすぎず、後半上げろと言われていたので常に意識して走った。(次に向けて)もう三冠するしかない、とチームは考えている。箱根にメンバー入りしたらしっかり走っていきたい」

◆黒川翔矢
「(コンディションは)去年よりは蒸し暑かったので、少し悪かった。去年よりは緊張しなかったが、記録は去年よりもだいぶ悪いのでそこが悔しい。(走っているときは)後ろとの差が結構あったので、しっかりと窪田さんにタスキを繋ぐという気持ちで走った。今後は出雲、全日本と勝っているので三冠に向けてしっかり自分の走りが出来るようにしたい」

◆窪田 忍
「(レースを振り返って)本当に前の選手達がしっかり走ってくれて、自分自身はその貯金を上手く使って走れたかなという感じ。個人としては反省の残るレースだった。(全日本3連覇は)本当に嬉しい。(箱根に向けての抱負は)チームの目標は一年間ずっと、箱根で優勝するということなので、それだけは叶えたい」

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