• 善戦するも、無念のベスト32の廣瀬=日本武道館で(高橋成美撮影)

  • 伊東は力及ばず3回戦で敗退した(庭野圭一郎撮影)

実力発揮できず、課題の残る結果に

[空手道部]第57回全日本学生空手道選手権大会並びに東西対抗戦(2013年06月30日 18時47分)

 第57回全日本学生空手道選手権大会並びに東西対抗戦が6月30日(日)、日本武道館で行われた。結果は以下の通り。

【個人戦】
<女子個人組手 ベスト32>
廣瀬まり(仏3)
伊東佑季(商3)

【東西対抗戦】
東軍○7―7●西軍
※判定勝ち
四鋒・廣瀬まり●

 女子組手には4人が出場。昨年ベスト8、一昨年はベスト4入りの廣瀬は2回戦を危なげなく勝ち上がる。迎えた3回戦では、中盤に3ポイントの上段突きを食らい先制点を許す。その後、終了間際まで粘ったものの、ポイントを奪い返すことができず、ベスト32で敗退。
 同じく3回戦まで勝ち進んだ伊東は終盤でポイントを返すも相手に及ばず、昨年のベスト16を越えることはできなかった。
 また、東西対抗戦に出場した廣瀬は僅差で敗れるが、東軍は勝利を収めた。

◆長野寛コーチ
「(今日は)すごく良いというわけではない。(今日の結果は)負けたことは悔しい。稽古の内容でこんな対戦相手ならこうだっていう感じだった。(最近調子が良くないが)動きそのものが重いこと。だから、試合前に筋肉の疲れをとることが必要で、そうすれば今までやってきたことをのびのびとできて勝利につなげることができる。(今後の練習では)武器を強化することが必要。体の動かし方や戦法を身につけ、いろいろなタイプの選手に臨機応変に対応できるようにならなければいけない」

◆廣瀬まり
「(今日は)一週間前に足を骨折してしまって、練習をしていなかくて、ぶっつけ本番のような事になってしまった。今回の試合は技術より気持ちで戦った試合だった。(三回戦敗退は)最初に一本とられたのが大きい。体幹が弱い。今後自分の体幹に目を向けていきたい。(改善点は)学連で成績を出して挽回する。(東西対抗戦にはどんな気持ちで)団体競技なので自分らしくやった。結果は負けたけど、楽しくやれた。(次回の大会の目標)次回は、協会の全国大会での団体戦にチーム一丸になって頑張りたい」

◆伊東佑季
「(今日は)今年に入ってから自分らしい組手ができない。負けた試合はよくなかった。(前回からは)自分の組手は前に出て勝負することなのに、弱気で下がる悪い点が出ていた。今日はその反省を活かせた。(夏場の課題は)相手が向かってきてくれるのは得意なのだが、下がるのが苦手。どんな相手でも戦えるように頭を使って戦う。(今回の課題は)最初の1ポイント目が大事。始まってすぐポイントが取れるかどうか。頭を使って勝負は得意ではないが、それが求められる。勢いだけでは勝てない。練習では頭を使って、試合ではそれが体で覚えているのが理想。(次に向けて)目標は常に日本一。それに向けて練習していくだけ」

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