• スタートする油布=味の素スタジアムで(山田健太撮影)

  • 苦しい表情を見せるが粘った中村(杉浦将貴撮影)

  • 積極的に前で引っ張る駒大勢(松本真依撮影)

駒大勢、攻めの走りで入賞ラッシュ!

[陸上競技部]第97回日本陸上競技選手権大会(2013年06月08日 21時17分)

 第97回日本陸上競技選手権大会2日目が6月8日、味の素スタジアムで行われた。駒大からは1500m予選に油布が、10000m決勝に窪田、中村が出場。結果は以下の通り(上位3名と駒大関係のみ)。

<1500m予選1組>
1位 田中佳祐 (富士通)  3:50:24
2位 田中秀幸 (トヨタ自動車)  3:50:52
3位 油布郁人 (営4)  3:50:77=決勝進出

<10000m決勝>
1位 佐藤悠基 (日清食品) 28:24:94
2位 大迫 傑 (早大) 28:25:84
3位 宇賀地強 (09年度卒業、現・コニカミノルタ) 28:27:00
5位 中村匠吾 (経3) 28:27:73
7位 窪田 忍 (経4) 28:31:50
9位 深津卓也 (09年度卒業、現・旭化成) 28:36:89

 世界選手権への切符をかけて実業団の選手がひしめく中、駒大からは1500m予選に油布、10000m決勝に窪田・中村が出場。油布はラスト400mからスパートかけ3位で決勝進出を決めた。中村は5000mを通過し、集団の前方につき、けん制していた集団を引っ張る。後半、集団のペースが上がり、厳しい表情で食らいつき初出場で5位入賞を果たした。窪田は、終始自分のペースを刻み、残り1kmを過ぎ、集団の先頭に出てロングスパートをかける。ラスト400mで後方の選手にかわされたが、7位入賞と粘りのレースをみせた。


◆大八木弘明監督
「(今日は)80点ぐらい。窪田は3月のケガから復調してきたと思う。1ステップずつあげていってもらえれば良い。(ラスト1キロのスパートは)遅いくらい。もっと早いスパートをかけて、そのままのスピードでいかないと勝てない。あとはやっぱり精神的に我慢が足りない。中村は最近試合が多かったから疲れていると思うから、慎重に休ませながらユニバに調整していきたい。(OBと走っていたが)それぞれよく頑張ったと思う。全体的に見て良かった」

◆窪田 忍
「(今日は)良い緊張感で出来たが、まだまだかなと思う。(イメージしていたレースは)すごく波があると思っていた。ラスト2周でいこうと決めていて、いったのは良かったが、ラスト1周動かなくなって抜かれてしまった。(故障明けから)少しずつ戻せていて、だいぶベストな状態に近づいている。こうして日本選手権にある程度合わせてこれたが、まだまだ足りない部分等あるので、今後の記録会等でしっかり記録を出せるよう強化していかないといけない。(全体的に)ここまで調子を戻せてこれたのは良かった点だと思う。反省点としては、ラスト2周で仕掛けたが最後までもたなかったのと、後輩である中村に負けたというのは、4年生としてキャプテンとして、ダメだった」

◆中村匠吾
「調子は特別良いというわけではなかったけど調整は上手くできていたのである程度のところまではいけるという感じはあった。(レースでは)自分の今の力がどこまで通用するかというのを試せる場だと思っていたので積極的にいけるところまでいこうと。(周りの選手について)宇賀地さんとか積極的に前で引っ張ってくれていたけどそういう部分で強いと感じた。今回は最低限、入賞できたというのは次に繋がるし、窪田さんみたいに前に出て仕掛けたりする部分ではまだまだ自分に足りない部分だと思う。また残り5周辺りでもう少し気持ちの面で我慢できればというところがこれからの課題。(これから)ユニバに向けてしっかりとした走り込みをもう一度行ってハーフマラソンで金メダルを取れるようにやっていきたい」

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