• わずかな差で勝利を逃した田中=後楽園ホールで(高橋春子撮影)

  • 強気の姿勢でリーグ戦初勝利を決めた奈良(大久保翠撮影)

  • 鋭い目つきで相手に食らいつく宮本(高橋春子撮影)

強豪相手に一歩及ばず、連敗続く

[ボクシング部]第66回関東大学ボクシングリーグ戦(2013年06月08日 11時03分)

第66回関東大学ボクシング1部リーグ対拓殖大戦が6月8日、後楽園ホールで行われた。結果は以下の通り。

駒大3―6拓殖大☆

【LF】田中亮明(商2)●(6)ポイント(6)○王 賢吾
【F】林田翔太(商3)○(10)ポイント(5)●野邉優作
【B】渡部哲也(商4)○(13)ポイント(5)●橋本昌志
【B】奈良楓也(営2)○(8)ポイント(6)●上之原龍樹
【L】志渡澤和宏(仏4)●(3)ポイント(7)○藤田健児
【L】宮本太一(現4)●(9)ポイント(16)○藤田大和
【LW】松下拓也(法2)●(2)ポイント(10)○井上浩樹
【W】高田侑典(経2)●(4)ポイント(8)○齋藤 晶
【M】鬼倉龍大(経1)●RSC○高橋 諒

※()内数字はポイント数
※RSCとはレフェリー・ストップ・コンテストの略

1勝1敗で迎えた拓大戦。ライトフライ級田中は拮抗した試合を展開。3Rから攻めの姿勢で挑むがスピードが足らず、惜しくも僅差で敗れた。バンタム級渡部は手数の多さとボディーへの的確なパンチで相手を攻撃。中盤では、積極的な姿勢で相手を自分のペースに持ち込み勝利。同じくバンタム級、今季初出場奈良は、軽快な試合運びで安定感を見せる。終始前に出る攻めの姿勢で勝利を手にした。ライト級宮本は全日本準優勝経験のある強豪を相手にも怯まず序盤から強気で攻める。連打に押されず迎え撃つも、終盤から流れに呑まれ勢いを取り戻せず敗戦。負けが続く中で迎えたウェルター級高田は1R冷静に相手を見ながら応戦するが2R以降リズムを崩され敗戦した。この時点で駒大の負けが決定し、2試合連続の黒星を喫した。

◆小山田裕二監督
「(今日の総括)勝ってほしい選手が負けたりして負けるべくして負けたという感じ。(田中選手は)打たないと勝てないし、手数が足りない。打ってしっかり潰してやろうという気持ちがない。小手先だけで勝とうとしていた。(奈良選手は)よく言われてることを出来ていた。(拓大に対する対策は)拓大に対する対策はなかったけど、この間東洋に負けたので東洋戦で悪かった所。例えば手数を出す、下がらずに前に出るなどの基本的なことが出来ていなかった。相手どうこうよりも自分たちがやるべきことをやること。(高田選手は)よくなかった。1Rはよかったけどね。高田も細かい基本的なことが出来ていなかった。例えば体を預けて何もやらないとか、打てる位置に動いて手を出すなど基本的なことを言ってるけど出来ない。基本が出来ないと勝利には近づけない」

◆宮本太一主将(現4)
「(今日は)今回は試合には負けてしまったが、相手はチャンピオンになったこともあるくらい強いということで気持ちは負けずに勝ちたいという気持ちをだしてできた。(反省点は)いつも真正面から攻めるが、サイドから打ったり、来たら下がって打つなどの細かいテクニックを使っていきたい。(前回の試合は出場は無かったが)休んでいる間に基礎練習ができたのでその点ではよかった。(次戦は)チームは連敗してしまったので次は勝てるようにしたい。(チーム全体の雰囲気は)周りの選手も声を出しているがそれ以上に個人個人が意識をしてやっていきたい」 

◆渡部哲也(商3)
「(今日は)試合に勝ったので100点。(自身の評価は)リードパンチをあてて、力まないということを意識した。相手とくっついた時はボディを狙って打って当てたらうまくいけた。(相手の印象)1回2年前にスパーリングをやったことがあって、その時はやりずらかったが今回は意外と噛み合った。(今日の結果は)下がり過ぎてしまって相手にポイントを与えてしまった。そうすると負けると思ったので積極的に前に前に攻めることを意識した(次戦は)リードパンチをうまく使えていないのでそこは意識していきたい」

◆田中亮明(商2)
「(今日は)消極的な試合になってしまったが、1・2戦よりかは体は動いた。(消極的とは具体的に)パンチの回数やチャンスで前にでれなかったようなところ。(相手の印象)パンチのタイプも含めて自分と似たようなタイプ。高校の時に練習したことがあって、その時も自分と似た相手だなと思った。(似た相手はやりずらかったのでは)気迫があれば勝てた。チャンスのところで前にこられてしまった。雰囲気で負けてしまった感じもする。(似た相手に対する対策は)サウスポーの選手と練習してもらったりしている。(今日は納得がいかなかったか)そういうわけではない。ケガをしているわけではないので、しょうがないで終わらすことはできない。負けたという結果は結果で受け止めるしかない」

◆奈良楓也(営2)
「(今日は)1回目の試合で負けていたので、勝てて良かった。(相手の印象は)パンチが強い。一発が効いた。(良かった点は)前回は下がってしまったが、今回は下がらずに行けた。(チームの負けについて)惜しいところで負けてしまった。(監督からは)前回よりは良かったと言われた。(対策は)パンチが強いのでどんな形でももらわないように。(自分の持ち味)前の手のジャブ(リーグ戦の目標)試合に出してもらえるように頑張る」

 
 なお、対東農大戦は6月22日、後楽園ホールで行われる予定。

■会場へのアクセス

JR中央線・総武線 都営三田線 水道橋駅下車 徒歩1分
大江戸線 春日駅下車 徒歩5分
丸ノ内線・南北線下車 後楽園駅下車 徒歩1分

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