• 審判の判定に対し、不服を訴える太田誠監督=神宮球場で(野澤俊介撮影)

投手陣崩壊。東洋大戦2連敗で勝ち点奪えず

[硬式野球部]東都大学春季リーグ対東洋大1,2回戦(2005年04月28日 20時14分)

東都大学春季リーグ対東洋大1回戦
駒大 001 000 000=1
東洋 003 010 10×=5
藤沢、●小野、奥山、笹田、石丸-笹倉
二塁打=笹倉、堂薗
昨秋の覇者・中大をくだし、勢いに乗りたい駒大の相手は東洋大。東洋大の先発は日大戦2,3回戦を連続完投し、勝ち点1をもたらした本格派右腕・大場だ。苦戦をしいられると思われた試合だったが、3回表の駒大の攻撃。無死から笹倉光平(経3)が二塁打を放つと、「緊張して寝れなかった。バントが出来ないと使ってもらえないから」と話した2番・宮川裕行(法4)がスクイズを決め、1点を先制し、スタメン抜擢に見事応えた。しかし、その裏、駒大先発の藤沢昌司(法2)に見切りをつけ、代わった小野一真(営3)が四球からリズムを崩し3点を奪われ逆転を許した。駒大は結局、大場を打ち崩す事が出来ず、散発6安打で敗退。初戦を落とし苦しいスタートとなった。
東都大学春季リーグ対東洋大2回戦
東洋 020 222 100=9
駒大 030 100 000=4
増井、奥山、●秋山、小野、石丸-笹倉、大野
▽二塁打=野本 
勝って3回戦へつなげたい駒大。2回表に2点を失い、なんとか追いつきたい駒大はその裏、主将の新井良太(経4)の中前打でリズムをつくると、「今日負けたら終わり。思いっきりやろうと思った」と話した野本圭(営3)の右中間2点適時打で同点に追いつくと、続く笹倉光平(経3)の内野安打の間に野本が帰り逆転に成功。しかし、4-4で迎えた5回表、二死2,3塁から東洋大・福田の2点適時打で逆転を許すとその後も小刻みに点を奪われ9-4で敗れた。
 この試合一番目立ったのは、四死球11個という投手陣の制球の乱れ。太田監督は「この状態のままでは駄目。投手陣をなんとかしていかないと」と話す通り、それが9失点という結果を生んだ。勝ち点を得られず、優勝争いから一歩後退した駒大。8季ぶりの優勝へ、駒大の奮起に期待したい。

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