• 色紙にサインを書き笑顔を向けてくれた白崎=駒澤大学で(野木聡介撮影)

  • 終始和やかなムードで進んだ対談

年末SP!白崎浩之~プロへの道~

[硬式野球部]特別対談(2012年12月29日 12時25分)

 今秋、プロ野球ドラフト会議で横浜DeNAベイスターズから1位指名を受けた白崎浩之選手。ドラフトを終えた今、正直な心境を語ってもらった。
※なお、本取材を行ったのは11月下旬です。

――今の心境は?
選ばれたからには頑張らなければならないなと素直に思っています。
――プロ野球選手になったという実感はわいてきましたか?
まだあまりプロの選手みんなと練習をしたりはしていないけど、こう新聞とかメディアに多く出るようになって少し感じるようにはなったかな。
――ドラフトの前日は正直、何か考えましたか?
「寝れないだろう?」とかそういう電話がたくさんもらっていたんだけどそれが少し嫌で、もう11時ぐらいには寝てたかな。でも全然プレッシャーとかはなかった。
――当日、ドラフト会議を終えてチームメイトからはどんな言葉をかけられましたか?
そこまでみんなと話す時間もなかったけど、普通に「おめでとう」というのはみんなに言われました。でもやっぱりそういう単純な言葉が1番うれしかったりしますね。
――1番最初に誰に報告をしましたか?
電話とかメールとかたくさんきてたけど、とりあえず親には先に言いましたね。
――ご両親からはどのように声をかけられましたか?
素直に「おめでとう」って。
――仮契約も終えて
紙に契約金がどうのって書いてあっただけなので特に何も思わなかったし、実感とかもあまりなかった。
――両親になにかしてあげたいというのはありますか?
とりあえず、ゆっくり旅行にでも行ってもらえるようにはしたいですね。

――DeNAと聞いて思い浮かべるものは?
やっぱり中畑さんがいるということが1番最初に浮かびますね。
――中畑監督の印象は
とにかく元気だなっていうところしかテレビや新聞では見ないので、実際に同じチームでやってみたらどういう人なのかなっていうのはまたこれから分かってくるところ。楽しみです。
――1軍スタートとも言われていますが
それは自分の頑張り次第で変わってくると思う。もちろんケガしたら出られないし、結果が出なくても1軍にはいられない。そういうのを頭に入れながらしっかり練習したいです。
――どんな選手になりたいですか?
やっぱり1番はファンの方に応援されるような選手になりたい。
――プロで戦うのが楽しみな選手は?
やっぱり、各チームのエースと呼ばれるような選手たちみんなと戦ってみたい。
――中畑監督には「ハマのもこみち」とも呼ばれていましたが
仮契約のときに、しっかり否定しておきました(笑い)。
――さわやか、イケメン、と言われていますね
あまりそういうこと言われたこと無いからなぁ。もう今は盛り上がるだけ盛り上がっていただけたら(笑い)。

――秋は試合後にもサインや写真を頼まれている場面が多く見られましたが、シーズン中もプロを意識していましたか?
やっぱり意識してなかったと言ったらすべての行動が嘘になってしまうし、意識はあった。でも、そういうのも自分のなかで受け止めながらやっていたので意識しすぎて力んだとかそういうことは全くなかった。すごく意識したかっていわれたらそこまででもなかったですけど。
――秋は春に首位打者を獲得して期待がかかるなかでのシーズンでしたが
最終的に3割に乗せられて良かったなっていうのが正直なところ。本当にそこまで自分が納得するような数字、結果ではなかったですね、秋は。でも、それも含めて自分の力なのかなって思うので、またこれから練習を積み重ねて上の世界でも通じるようにしっかりやっていきたい。
――2年間、名門・駒大の4番を務めました
実際、自分は〝4番″というタイプではないと思っていたので、その中でずっと4番を打たせてもらえていたことは、小椋前監督も含めチームに本当に感謝したいです。
――春季リーグ前レーシック(視力矯正手術)をしたとのことですが
はい、やっぱり違いました。がちゃ目だったので。距離感とかも今まで特に気にしたことはないし日常生活では何も問題なかったけど、左目が本当に弱くなってきたんでやろうと思って。そしたら全然違って見えるようになった。
――手術後に特に変わったところはありますか?
3Dになって見えるようになったというか、今まではあまり気づいてなかったけどくっきり見えるようになったというのは本当に感じた。
――野球選手で片目だけ弱いという人は多いのか
どうなんですかね、でもやっぱりプロの人でも結構がちゃ目っていう人は聞くかもしれないですね。

――学生野球を終えて
大学野球は1・2年生はすごく長く感じたけど、3・4年生になってからは本当にあっという間に過ぎてしまったなって。
――思い残したことはありますか?
3年生のときにもっと打てていればなぁとは思う。でも、ああいう失敗があってこその春だったり秋の結果があったのかなとも思うので、無駄なことはなかったんじゃないかなって。
――ここはまだまだ通過点?
そうですね、まだまだ通過点です。
――今後は
まずは試合に出ないと結果もなにも出てこないので、そこを最優先の目標にしてやっていきたい。


◆白崎浩之(しらさき ひろゆき)
1990年8月20日生まれ。183cm87kg。法学部法律学科4年生。埼玉栄高出身。チームの主砲として2年次から2年間4番を務めた。最終学年の春には打率.395の自己最高成績で首位打者を獲得し、ベストナインも受賞。秋も高打率を残し、ドラフト1位指名を受けた横浜DeNAベイスターズへの入団が決まっている。

◆引退特別企画◆
 今回、白崎選手に書いていただいた色紙を抽選で2名様にプレゼントします。希望者ははがきに郵便番号、住所、氏名、年齢、職業、電話番号、コマスポへのご意見・ご感想を明記して、〒154-8525東京都世田谷区駒沢1-23-1 駒大スポーツ新聞編集部「2012年度白崎浩之色紙プレゼント係」までお送り下さい。〆切は1月31日(木)です。当選者の発表は発送をもって代えさせていただきます。皆さん奮ってご応募ください。

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