• 苦戦を強いられるも鋭い拳打で活路を見出す田中=岐阜産業会館で(須部 楓撮影)

  • 2連覇への思いを込めて放つ会心の一撃を放つ濱崎

  • 優勝の喜びを分かち合い笑顔を見せる

ボクシング秋の陣、ダブル優勝!!

[ボクシング部]ぎふ清流国体・成年男子ボクシング競技5日目(2012年10月08日 21時07分)

 ぎふ清流国体・成年男子ボクシング競技が10月4日~10月8日、岐阜産業会館で行われた。結果は以下の通り。

【ライトフライ級】
田中亮明(商1)○(10)ポイント(9)●谷口将隆(兵庫)

【ミドル級】
濱崎良太(禅4)○(14)ポイント(10)●竹迫司登(大阪)

※()内数字はポイント数

<優勝>
 【LF】田中亮明(商1)
 【M】濱崎良太(禅4)

<3位入賞>
 【F】志渡澤和広(仏3)
 【F】林田翔太(経2)

<5位入賞>
 【LF】星島義樹(国3)

 決勝戦には駒大から濱崎・田中が出場し、華々しい成果をあげ国体を締めくくった。成年の部での初優勝を狙う田中は今までの試合とは異なり、拮抗した試合展開。2Rで奪取した1ポイントの差が勝負を決め、大学1年生にしてライトフライ級の頂点に立った。ミドル級・濱崎は、決勝戦という重圧を跳ね除け、力強くかつ落ち着きのあるプレーを貫き通した。相手の攻めを堅固なガードで防いでは、的を絞ったパンチでポイントを奪い、時折プレッシャーをかけて相手をコーナーに追い詰め連打を浴びせた。全てのRでポイントをリードし、堂々たる試合運びで国体2連覇という偉業を達成した。

◆熊本道之岡山県監督(駒大OB)
「(岡山県出身の濱崎選手について)弱気なところが出ていてよくなかった。余裕とか隙を見せたのでパンチをもらってしまった。点差が開いたので良かったがもうちょっと力のあるパンチを出してほしい」

◆林田太郎コーチ
「(優勝した2人について)田中は、3Rスタミナ切れて手数が少なかった。これでは、全日本で日大の柏崎には勝つことは厳しい。濵﨑は、前の手のジャブができていなかった。(試合後にかけた言葉は)特にないが、おめでとうと言いたい。2人とも実力はあるから、チャンピオンとしての誇りとプライドを持ってほしい」

◆濱崎良太
「(試合の感想)体調は普通で、疲れは残っていた。ストレートを打っていけと指示を受けていた。指示されたことはできたかなと思う。(前回までの試合と比べて)今日の試合は、しっかりガードができたかなと思っている。(点数は)100点満点中80点。マイナス20点は、相手を倒し損ねたから。(相手の印象)相手の選手は前に1回全日本で対戦し、勝利しているので、いけるだろうと自信はあった。(3R目はRSCを狙っていたか)狙ったけれど、スタミナがもたなかった。その理由は、3日連続試合で、3試合目の最終Rだったので疲れが残っていたからだと思う。(熊本監督からは)いつも通りに、いらないものをもらわずに、ストレート、ストレート。リーチと身長を生かして、自分のスタイルで行けと言われた。よくできたかなと思う。(国体を振り返って)不調、いや絶不調だった。でも、なんとか勝ててよかった。(応援してくれた皆さんに)本当に応援がなければ、勝てなかった。応援のおかげで、調子が悪くても上げて行くことができた。本当に皆さんのおかげ。(全日本への意気込み)今日のような試合を絶対しない。初心に戻り、挑戦者のようにガンガン攻めて全員しとめる」

◆田中亮明
「1回戦は順調だったが、準決勝は苦しい試合だった。勝ったのは周りの応援のおかげ。ライトフライ級は自分と3つ上の華井さんと被っていて、華井さんは4年生で地元の先輩だし、出たいと思っていたと思う。だけど自分が出させてもらったので、先輩のためにも、周りの応援のためにも負けられないと思った。厳しい戦いだったけど、勝てた。(決勝の出来は)反省だけでいくと、前の手を使えてなかったし、いろんな反省点がある。全日本もあるので、頑張る。(地元開催での国体優勝)地元なので、きっちり倒して勝ちたかった。自分のボクシングは勝つことが重要なので勝ててよかったし、勝ったら周りの人が喜んでくれるので。(全日本に向けて)リーグ戦で負けた相手とか、国体に出てない人も出るので、今のままでは優勝出来ない。国体の反省を東京に戻ってしっかり練習して全日本に臨みたい」

※掲載が遅れましたことをお詫び申し上げます。

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