• 積極的な攻撃を見せる林田=岐阜産業会館で(北詰友梨撮影)

  • 力強いパンチで相手を攻めあげる志渡澤

  • 格上相手に果敢に攻めた鈴木(須部 楓撮影)

林田・志渡澤完勝で準々決勝に向かう

[ボクシング部]]ぎふ清流国体・成年男子ボクシング競技2日目(2012年10月06日 01時55分)

 ぎふ清流国体・成年男子ボクシング競技2日目が10月5日、岐阜産業会館で行われた。結果は以下の通り。


【フライ級】
林田将太(経2)○(10)ポイント(3)●翁長俊行(沖縄)
安納佑樹(経2)●(5)ポイント(8)○華井玄樹(岐阜)
志渡澤和広(仏3)○(14)ポイント(4)●本間佳佑(新潟)

【ライト級】
長谷川慎之介(禅2)●(3)ポイント(13)○寺岡功太郎(大分)

【バンタム級】
鈴木涼太(地2)●RSC○藤田大和(岡山)

【ライトウェルタ-級】
石崎 遼(営1)●失格○中山堅人(香川)

【ウェルター級】
大内恭平(08年度卒・三宅医学研究所)●(10)ポイント(10)○入江遼太(兵庫)


※RSCとはレフェリー・ストップ・コンテストの略 
※()内数字はポイント数

 国体2日目、駒大生は6名出場。うち2人が勝利を手にし、次のステージへと駒を進めた。フライ級・林田は1R目で主導権を握り、そのまま上下の打ち分けと強弱のある攻撃の組み合わせで終始積極的に攻める姿勢を見せた。途中相手と組み合い圧される場面もあったが、危なげなく初戦を勝利で飾った。同じくフライ級・志渡澤は階級を下げて挑んだ初試合。リング中央で激しく打ち合い、2R終盤ダウンを奪う。持ち前のパンチ力とパワーで相手を圧倒し大差での勝利を収めた。昨日に続く2戦目を格上相手に奮闘したバンタム級・鈴木はあえなく敗退。悔しそうな面持ちで試合を終えた。

◆小山田裕二監督
「(林田選手は)体のキレがなかった。前にもあったが、明日には上がってくる。まっすぐ下がりすぎ。切り返して左右にいっていた。上体がのけ反って被弾するところがあった。揉み合いになる前に打つ。前にでてくるのに対して対応しきれず、突き放す試合をして欲しい。我慢してカウンターをとる。10-3ならRSCにできる試合だった。(志渡澤選手は)減量の影響でキレがなかった。相手にヒットしてないのと、単発だったし、振り回しすぎだった。コンビネーションを使ってちゃんとヒットさせる。(鈴木選手は)ちょっと(相手の出方を)見すぎ。力の差があるけど、打つための前作業が必要。もっと当たらなくても積極的にいくべき」

◆志渡澤和広(仏3)
「(今日は)階級を2つ変えて、フライ級でちゃんと動ける試合ができるか心配だった。スピードでついていけるのかと。1Rやってみて、そこまでスピードに差がなく、パワーで押せると思った。好感触で、1ポイントももらってない自信があったので、個人的には少し不満。リード差があっても、減量がきついのでずっとこの階級でやりたいとは思わないが、言われた階級でベストを尽くしたい。(減量の影響は)落とした方がスタミナが心配だった。ただ、フライ級の中では自分は大きい方で、小さい選手に対してプレッシャーをかけやすい。今までの自分にはなかったこと。この階級はリードと身長差の威圧感が使えていい。逆に、今まで自分より大きい相手にしてきたことをされてるな、と感じた。(次の相手は)かなり押して来るタイプ。引きながら合わせるのが得意なので少しもこっちを見ずに押して来るのはやりにくい。プレッシャーかけつつポイント取りたい。(次の目標は)パンチが思っていたよりも重く、相手に効いていたので、行けるときに行って終わらしたい。いつも冷静になって色々考えてしまうので、もっと熱くなって戦いたい。連戦なので明日も頑張る」

◆鈴木涼太(地2)
「(試合を返って)完璧負けました。それほどでもないと思ったが、やっぱり強かった。うまかったし、上にいかれた。悔しい。強かった。また新しい課題が見つかったので、その課題を磨いて、全日本やリーグ戦に繋げたい。(これからの目標)全日本もあるので、初戦突破できるように頑張る」

◆林田翔太(経2)
「良かったです、勝てて。(今日は)1R、リードついて、自分のペースでとってみようと思っていた。結果様子見になってしまって、思ったよりポイントをとれなかったので、もっと取りたかった。2Rは余裕あったが、3Rは余裕なかった。全体を通して、組み合ってから相手をさばききれてなかった。スタミナは大丈夫だった。(監督からは)相手が捨て身できたら、さばけるようになれと言われた。(次の試合は)相手が必死でも相手のペースにのまれず平気だよって言う顔をして相手をさばきたい。それと確実に点を取ること。みんなの声援のおかげで今日は勝つことができた」

◆長谷川慎之介(禅2)
「(試合を振り返って)緊張しすぎて体にキレがいつも以上になかった。相手はキャリアを社会人で積んでいて、試合のもっていきかたがうまく、連打を打ってもポイントがとれないブロックやパンチの殺し方を知っていた。ポイントがとれず、疲れたところにもらって、ペースがうまくもっていかれた。(監督からは)緊張して動きが遅かった。緊張してもいいが、し過ぎはダメだと言われた。(今日の試合はどんな気持ちで挑んだか)最初同じ県の駒大出身の安納が試合をしていて、流れを変えたかった。(これからの目標)1番はリーグ戦に出たい。駒沢は1部なのでこの先試合に出れるようにしたい」

◆石崎遼(経1)
「(今日の試合は)1Rで熱くなり過ぎて減点された。もったいなかった。(監督からは)試合中熱くなり過ぎ、冷静になれと言われた。(今日どんな気持ちで試合に挑んだか)団体だし、なるべく自分も勝ってチームも勝つ。(これからの目標)もう一度基礎からやり直したい」

なお、大会3日目は10月6日、11:00から岐阜産業会館で行われる予定。

■会場へのアクセス
JR岐阜(ターミナル内)及び名鉄岐阜(新岐阜)乗り場より、「県庁」・「ふれあい福寿会館」行きに乗車「産業会館前」下車。

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