• 終盤一気に追い上げを見せる上野=長居陸上競技場で(上田将大撮影)

上野、7位入賞で復調の兆しを見せる

[陸上競技部]第96回日本陸上競技選手権大会 ロンドンオリンピック代表選手選考競技会(2012年06月08日 23時57分)

 第96回日本陸上競技選手権大会1日目が6月8日、大阪市長居陸上競技場で行われた。駒大からは5000mに上野が出場。結果は以下の通り(上位3名までと駒大関係のみ)。

<5000m>
1位 出口和也(旭化成) 13:47:17
2位 竹澤健介(エスビー食品) 13:47:54
3位 若松儀裕(日清食品グループ) 13:47:75
7位 上野 渉(政4) 13:51:30
   高井和治(06年度卒、現・九電工) 失格(内側ライン上・その内側を走ったため)

オリンピック代表を狙う多くの実業団の選手が出場する中、去年に引き続き5000mに出場した上野。集団の真ん中からスタートし、序盤は後方につけてレースを進める。集団の中でペースを維持していたが、3000mを過ぎたあたりで一気に2位へ順位を上げ、先頭争いを演じる。ラストスパートでは競り負けてしまったが、7位でフィニッシュし大舞台で入賞を果たした。

◆大八木弘明監督
「(今日のレースは)よく頑張った。しかし、もう少し頑張れば最後の一周で行けたと思う。終盤からOB(の高井)についてき、後ろの集団をを引っぱっていったのがよかった。結局、最後に抜かれてしまったが、この後に繋がるいいレースになった。(レース前には)とにかく集団について行くようにと言った。結果として、7位に入れたのでよかった。来年の日本選手権では標準記録を突破できるようになって欲しい」

◆上野 渉
「(コンディションは)良い感じに調整してこれて、今日は勝負しようという気持ちで臨んだ。関東インカレ後、合宿をして練習を積めたので粘ることができた。(監督からは)我慢してラスト勝負していけと言われた。ロングスパートのつもりだったが、上げることができず結局抜かれてしまったので、それはこれからの課題。あれだけできれば今日のところは合格。(結果は)手応えを感じた。ラストもっと我慢できればもっと上を狙えたと思う。今の自分の力だったら入賞が第一目標だったので、最低の目標は達成できた。来年は10000mでA標準を切りたい」

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