• 2部残留を決めガッツポーズする原口=上柚木公園野球場で(服部萌香撮影)

  • 植松は1回、先制となる右前適時打を放った

  • 片柳は打っては貴重な追加点、守ってはチームを救う好捕と好守で活躍

6投手継投!逃げ切り勝利で2部残留

[準硬式野球部]東都大学準硬式野球春季リーグ2部3部入替戦(2012年06月04日 01時50分)

 東都大学準硬式野球春季リーグ2部3部入替戦、対城西大2回戦が6月3日、上柚木公園野球場で行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

城西大 000 000 001 1
駒 大 101 000 00× 2

      打安点
(8)笠 井 420
(4)植 松 311
DH 向  300
(3)高 木 410
(5)藤本耕 410
(7)片 柳 411
(2)鹿 嶋 410
(6)藤本誠 300
(9)道 場 100
     計3072

▽二塁打=片柳、笠井
▽三塁打=笠井

     回  打安責
 高 橋 3  1110
○岸 野 3  1110
 河 野 1/3 100
 川 口 0/3 100
 坂 東 2/3 300
 原 口 2  1121

 初回、先頭の笠井勝(法2)が右中間三塁打で先制の好機をつくると、植松俊紀(商3)の右前適時打で先制に成功。3回には2死一、三塁から片柳慶久(法2)の右前適時打で追加点を奪う。先発・高橋謙太(営1)をはじめとした投手陣が相手に三塁を踏ませない投球で相手打線を圧倒。迎えた最終回、6番手・原口拓弥(政4)が1死一、三塁から中前適時打を浴び1点差に迫られる。なおも2死三塁の危機となったが片柳が攻守を見せ試合終了。6投手の継投でリードを守りきり、2部残留を決めた。

◆長谷川和夫監督
「今日のゲームは内野手がキビキビして、原口も調子悪くて後半すんなりとは打ち取れなかったけど4年生は引退ということでやってくれた。勝ててよかったけど、明日から反省してチームを一つにして次のシーズンに向けてスタートしなきゃいけない。(2部残留が決まったが)残留できてよかった。(今季は)一生懸命頑張っているけどゲームに対する執着心、勝ってやるぞという気持ちの面で甘いところがあった。技術面は変わらない。精神面を鍛えなきゃ。(来季は)最下位からのスタートで優勝しかない」

◆植松俊紀主将
「(今日は)本当よかった。ベストゲームだと思う。(先制打は)笠井が足速いのでゴロを転がせばと。結果がついてきてよかった。(終盤ピンチだったが)ミス出てピンチになって8回0点で9回1点取られたけど、集中していたし抑えられた。(主将としての今季は)正直、最初ポンポン取って負けが込んで苦しかった。去年の秋よりも責任を感じた。来季は主力の4年生が抜けるので1、2、3年生で競争になる。一からのスタート。(来季の目標は)優勝、(1部)昇格。去年からの目標でいかに近づけるか」

◆鹿嶋勇太(営4)
「(4年間を振り返り)短かった。一生懸命やってきたから短かったって思えて、それが良かった。(印象に残る試合は)入替戦。1年の春に1部から2部の入替戦やって、あれが一番。(同期に一言)ありがとう。(後輩に期待することは)学生野球は最後だから、精一杯悔いの無いようにやってほしい。(進路は)指導者として。(一番の思い出は)キャプテンになったときの合宿。施設とか変わっていろいろ新しくなって大変だったけど、それなりに頑張ってできたかなと」

◆高木健太(商4)
「(今日で引退だが)とりあえず残留が決められて良かった。(4年間を振り返り)硬式辞めて挫折してこうやって呼んでもらえてできたっていうのが一番。(印象に残る試合は)思い出っていうより、最後良い試合で飾れて良かった。(後輩に期待すること)2部優勝っていうのは機会があればやっていただきたい。(期待する選手は)畑山と秋元。(チームに残せたこと)迷惑もかけたし、自分のやったことがそれなりにプラスになってくれていたらいい。(後輩に一言)1部に上がっていただくこと。あとはもう頑張れと」

◆原口拓弥
「(2部残留が決まったが)最後ハラハラさせてしまったけど最低限のことはできた。調子どうこうよりも何とか抑えてやろうという気持ちだった。結果的に気合いが空回りした感じになったが最後は踏ん張れて良かった。(印象に残る試合は)今季であれば青学の2戦目。負けたら入替戦というなかで、ビハインドで登板して流れを作って、高木が満塁弾。自分の野球人生の中でも印象に残る試合。(後輩に期待すること)ピッチャーは4年で自分だけだったけど、下にはピッチャーもたくさんいるのでみんなで競争していって欲しい。(同期に一言)野球中心の4年間。ここで学んだことを生かしてこれからも付き合っていけたらいい」

◆道場賢登(商4)
「(入替戦は)後輩に3部で野球をやらせるわけにはいかなくて4年の意地もあった。(4年間は)勝てなくて辛い時期もあったが最後に2勝できて良かった。1年の時は1部で1部、2部、3部を経験して下級生のころから試合に出ていい経験だった。(同期には)ありがとうと言いたい。(後輩には)入替戦に落ちた悔しさを忘れないでほしい。次のメンバーは入替戦には落ちるメンバーではないので経験を生かして、次は昇格の入替戦に行ってほしい。(期待する選手は)高校の後輩の植松、秋元、耕平。(駒大準硬式とは)大学で部活をやっていないのは考えられないのでありがとう」

◆山本泰明(市4)
「(引退だが)春は出てないけど、最後のリーグ戦を2部で勝ちで終われたことは良かった。(4年間を振り返り)3年秋に、当番校で手伝わせてもらえたことは一番良い経験になった。選手としてだけでなく、主務としてもチームの役には立てたかなと。(チームに残せたこと)やっぱり学生であるから、野球と勉強を両立すること。学生の模範となるような行動を。(後輩たちに期待することは)とにかく1部昇格を。自分たちは3季で一度も達成できなかったので、今の3年生には期待したい。(同期に一言)ありがとうの一言」

◆山本佑太郎(商4)
「(4年間を振り返り)短かった。でもやっぱり楽しかった。(印象に残っていることは)昨年の秋季リーグの最終戦で初めてコマスポに載ったこと。(同期に一言)やっぱりありがとうしか言えない。(後輩には)1部の雰囲気を味わってもらいたい。今しか出来ないし、1部は上手い人が多いのでレベルの高いところでやってほしい。(期待している選手は)3年でピッチャーの黒川。伸び悩んでる感じだったので、1つ抜けてくれればと。(駒大準硬式とは)大学生活を象徴するもの」

◆片柳慶久
「最後だけ緊張した。けがをしちゃって、2節分出られなくて、チームに貢献したかった。本職じゃない外野でしたけど頑張った。(適時打は)昨日も1本打てなくて、とりあえず打てて良かった。(打撃は)特別にいいわけではないがチームのために頑張った。(来季は)次のシーズンから鹿嶋さんがいなくなるので僕が頑張る。(打順は)自分が打てればチームに貢献できればいいので先輩が抜けたら自分にプラスアルファないと戦力が落ちるのでもっと頑張る。(目標は)個人を見たらレベルが低くないので、ゲームに慣れて、対応しないといけない。勝てるようにするためにはチームを一つにして勝てるようにしないといけない」

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