• 苦しい表情を見せる久我=国立霞ヶ丘競技場で(須部楓撮影)

  • 5位入賞でポイントを獲得した後藤田

  • 障害物の水をこえた染谷(野口理菜撮影)

ハーフ入賞するもあと一歩及ばず

[陸上競技部]第91回関東学生陸上競技対校選手権大会(2012年05月19日 22時38分)

 第91回関東学生陸上競技対校選手権大会3日目が5月19日、国立霞ヶ丘競技場で行われた。駒大からはハーフマラソン決勝に久我、後藤田、湯地が、3000mSC決勝に染谷、宮下が出場。結果は以下の通り(上位3名と駒大のみ)。
※駒大は2部校

<ハーフマラソン決勝>
1着 野本大喜(拓大) 1:05:35
2着 内藤寛人(東農大) 1:05:49
3着 木村翔太(東農大) 1:06:01
4着 久我和弥(社4) 1:06:01
5着 後藤田健介(法4) 1:06:08
10着 湯地俊介(歴3) 1:06:41

<3000mSC決勝>
1着 潰滝大記(中央学大) 8:45.04
2着 佐野雅治(東農大) 8:56.88
3着 山村 隼(青学大) 8:57.80
4着 染谷滉二(法3) 9:03.80
10着 宮下紘一(経1) 9:18.43


関カレ3日目、ハーフマラソンに駒大からは久我、後藤田、湯地の3名が出場した。先頭集団で力を蓄めていた後藤田は5週目を過ぎた辺りで勝負に出る。後続を突き放しトップに出たが、後半粘り切れず5位でフィニッシュした。
3000msc決勝に出場した宮下は中盤に第3集団から落ち、苦しい走りとなった。染谷は先週に続き、中盤まで第3集団にとどまるも、ラスト1000mから怒涛の追い上げをはかり、4位入賞。自己ベストを更新する健闘となった。

◆大八木弘明監督
「(今日のハーフは)良くない結果だった。我慢が全然できていなくてとびでてしまって、離されてしまった。いいパターンではない。17~8kmの勝てる、と思ったときに飛び出さなくてはいけないのに、13~4キロで出てしまったから後半持たなかった。自分の力を理解しながら行くべきだ。久我は周りのペースにはまっていた。自分から仕掛けなくてはいけないのに、仕掛けられなかったので負けた。3000mSCの染谷は落ち着いて行けたのではないかと思う。最後の1000mで頑張っていたので、少しずつ力がついてきたのでは。宮下は一年生だし、決勝に出られたのは来年のためのいい経験になった。(明日の関東インカレ最終日は)5000mに出場する3人が外国人選手もいる中で、どこまで行けるか。目標は3番以内。3人ともポイントをとって欲しいので、村山、窪田は最近調子が良いし、自信を持って行って欲しい」

◆久我和弥
「(コンディションは)まずまず。暑さなどの条件はみんな一緒だから気にしなかった。(監督には)前半は抑えて走って後半5kmから仕掛けるように言われた。(今日のレースでは)5kmでペースが安定するように、先頭集団について優勝争いに絡めるようにしようと考えていた。けど、後半の大事なところでペースの上げ下げに冷静に対応出来なかった。(今日の走りは)40点くらい。(最後苦しそうでしたが)客観的にそう見えたのは4年もやってきて情けない。スタミナもだけど、1番は気持ちが甘かった。(最後の関カレでしたが)先輩としていい走りをしたかった。先週に村山が1万mで優勝するなど後輩が頑張っているのに出来なかったことが悔しい。うちは強い駒澤と注目されているので、下に伝えていかなければならないのにそれにそぐわれる」

◆後藤田 健介
「(今日のコンディションは)ふつうだった。(後方からの追い上げは)集団で走っていたのを崩して、少人数で走りたかった。感覚的にいけると思ったので、気候条件やペースを考えていなかった点では反省している。(監督からは)後半勝負だと言われていたが、感情が先走ってしまった。本来なら17~8kmで上げる予定だったが我慢できなかったし、ロングスパートしなければと思った。(今日のレースは)50点。2部での優勝目指していた。駒澤は箱根にも出ている学校だから、強さを見せなきゃいけないと思った。今年初めての関カレで、最初で最後だったが、悔いを残さないで最大限に力を出したかった。こういうレースになってしまったが、改善点になった。他のチームとの差がわかった。しっかり4年が決めなければならない。自分自身を見つめ、後輩を引っ張っていく存在になりたい」

◆湯地俊介
「(今日のコンディションは)朝早かったし、予想していたよりは暑さもなく体調も良かった。(監督からは)レース前はチームの代表としてアピールの場だから頑張れと言われ、レース後はまだまだ力がない、精神的なものだから総力的頑張れと言われた。(今日までは)午前中の暑い中での練習を重ねてきた。(今日のレースの自己評価は)100点中10点。良くて15点。-90点の部分は最低でも入賞したかったし、冷静さに欠けたところ。後藤田さんが出たときに落ち着いた走りができれば良かったができなかった。練習不足だと感じた。(今日の結果を踏まえて)この結果が今の自分の力なので反省して今後につなげていければ無駄になることはない。大事な経験をさせてもらった。マイナスではなく、しっかり前向きに受け止めていきたい」

◆染谷滉二
「(今日のコンディションは)先週のレースでの上半身の疲労があり、よくなかった。ジョグでペースを落として、バネ溜めをする調整をした。(監督からは)ラスト1000mで落ちるので、しっかりあげていくように言われた。(終わってからは)よかったと言われたので、最低限のことはできたと思う。(今日の試合は)60点。走力が足りなかったことや、調子の整え方など、反省点は挙げればきりがないが、これからは、うまく調子をピークに持っていくようにしたい。(2000mからの追い上げは)先頭が早かったから、ラスト1000mで追い上げようと思っていた。2000mまでは自分の走りをしようと思っていた。3位までに入りたかった。出来なかったのは、余裕を持ちすぎたのが原因だと思う。自己ベストだったが目標のタイムの8分55秒に届かなかった原因は障害の飛び方や走力が足りなかったから。(今後の課題は)走力が足りないから、走りこみをして、夏明けまでには調整していきたい」


 なお、関東インカレ4日目は5月20日(日)、同会場で行われる。

■競技場へのアクセス
・JR総武線(各駅停車) 「千駄ヶ谷」駅下車、徒歩5分
・JR総武線(各駅停車) 「信濃町」駅下車、徒歩8分
・東京メトロ銀座線 「外苑前」駅下車、徒歩15分
・都営地下鉄大江戸線 「国立競技場」駅下車(A2出口)、徒歩1分

発行冊子最新号一覧背景(左)

陸上競技部の前後のニュース

発行冊子最新号一覧背景(右)
発行冊子最新号一覧背景(左)

前後のニュース

発行冊子最新号一覧背景(右)