小島、加藤が健闘するも連勝ならず

[卓球部]春季関東学生リーグ１部・専大戦(2012年05月10日 00時06分)

　春季関東学生リーグ１部・専大戦が５月９日、横浜文化体育館で行われた。結果は以下の通り。

駒　大２―４専　大☆
●佐々木雄野(営１)０―３王○
○小島　渡(国２)３―２佐々木●
●鈴木大地(営２)０―３飯野○
●加藤悠二(商３)、佐藤　究(経３)組２―３田中、川島組○
○加藤３―１厚谷●
●吉田拓磨(経１)０―３田中○

　前戦から３日空いて行われた大会３日目。２番手で登場したリーグ戦初出場の小島は、緊張からミスが目立つが、徐々に本領発揮。独特の回転がかかった球で相手を苦しめると、第４セットには相手にほとんど得点を与えることなく最終セットまで持ち込んだ。苦しい展開となりながらも、最後には連続得点で逆転勝ちをおさめた。その勢いをつなぎたい鈴木、ダブルスも接戦を繰り広げるが惜しくも敗退。その後、加藤がカットマンの選手相手にコースを突いたドライブやスマッシュを次々と決め勝利し、なんとか持ちこたえた。続く１年生の吉田は、初出場ながら果敢に激しいラリー戦を繰り広げるが、相手の長短ついた球に翻弄され、初白星を飾ることはできなかった。これでチームは連勝を逃すが、初出場選手とエースの活躍で残る３戦へ向け、望みをつなげた。

◆長崎隆志監督
「(今日は)４―１と４―２とでは全然違う。なかなか勝てなくて、もどかしい状態から５番手で(加藤)悠二はよく踏ん張ってくれた。精神的に充実しているから簡単にはくずれない。(吉田は)堅かったかな。３―２の逆境を背負ってしまっていた。だけどみんな悲観するような内容ではなかった。残り３戦死ぬ気で勝っていくだけ。今の力があれば十分戦える。１戦１戦やりきるだけ」

◆渡邉　賢主将
「(今日は)初出場の選手が活躍してくれたのがよかった。小島が勝ってくれたのは良いニュース。(吉田には)初出場で緊張してるのは当たり前。のびのびやってこいと。(チームは)去年に比べたら確実にステップアップしてる。負けはしたけど、一人一人の内容は悪くなかった。(明日は)相手は全敗しているとこなんで絶対に負けられない。今日のことはリセットして次に備える。」

◆加藤悠二
「(今日は)６番目の吉田がまだ試合に出てなかったからなんとかして回したかったし、ダブルスで負けて申し訳ない気持ちもあった。なにがなんでも勝とうと思った。カットマン相手に粘り負けはしたくなかった。３セット目の競った場面の１本は本当に大きかったと思う。(次戦は)絶対勝っていかなきゃいけない。ダブルスも勝っていかないといけない。１試合１試合勝つことを考えていく」

◆小島　渡
「(初出場・初勝利は)自分が勝てたのは嬉しいけど団体で負けたのが悔しい。緊張したけどベンチのアドバイスで緊張をほぐせた。自分は頭が真っ白だったから、相手の最後のタイムアウトで助かった。(自分の勝利は)チームを盛り上げられたので良かった。(次戦は)どこでまわってくるか分からないけど、勝っても負けてもチームを盛り上げるプレーをしたい」

◆吉田拓磨
「(初出場は)緊張した。３―２で先輩達がつないでくれたので期待に応えかった。先輩からはのびのびやれと言われたけど、緊張のせいか勝とうという気持ちがひとり歩きしてしまった。格上でもラリーに持っていけば簡単に負けないと思ったが、その前に自分がミスしてしまった。(次は)出れるかは分からないけど、思いっきり自分のプレーをしたい」


【関東学生リーグ１部リーグ成績 途中経過】

　　　１位　明　大(４勝０敗)
　　　２位　専　大(４勝０敗)
　　　３位　早　大(３勝１敗)
　　　４位　日　大(２勝２敗)
　　　５位　駒　大(１勝３敗)
　　　６位　法　大(１勝３敗)
　　　７位　中　大(１勝３敗)
　　　８位　埼工大(０勝４敗)

　なお、次戦は５月10日、埼工大戦が11：00から横浜文化体育館で行われる予定。

■会場へのアクセス
　ＪＲ京浜東北・根岸線「関内」駅より徒歩５分