• 接戦を繰り広げるが、勝利を上げることができずに肩を落とす中村祥=日野市市民の森ふれあいホールで(瀧埜ひとみ撮影)

  • 加藤は巧みにボールを使い分け、チームで唯一の勝利を挙げた

王者を前に善戦するも、大金星逃す

[卓球部]春季関東学生リーグ1部・明大戦(2012年05月04日 23時48分)

 春季関東学生リーグ1部・明大戦が5月4日、日野市市民の森ふれあいホールで行われた。結果は以下の通り。

駒 大1―4明 大☆
●佐々木雄野(営1)0―3平野○
○加藤悠二(商3)3―2松下●
●中村祥吾(法2)2―3根田○
●加藤、佐藤 究(経3)組0―3神、平野組○
●佐藤0―3岡田○

 春季リーグ戦が開幕。新年度初の団体戦は、昨秋の優勝校・明大と対戦。1番手で出場した佐々木は初出場ながら得意のサーブで得点するなどエース格の選手相手に堂々のプレーを見せるが敗れる。一方、加藤は苦しい戦況にもラリーやサーブの使い分けで相手のミスを誘う。そこで流れを引き戻すとドライブを打ち込み、フルセットデュースの接戦を勝ち取った。続く中村祥は、序盤2セットを落とし、後がなくなる。それでも早い球のラリーにも粘りをみせ対応し、最終セットまで持ち込んだ。スマッシュを次々と決め、9連続得点で勢いづくが、逆転負け。その後、ダブルスと佐藤も敗れ、大金星を飾ることこそできなかったが、格上校相手に善戦し、上々の幕開けとなった。

◆長崎隆志監督
「(今日は)十分明日につながる試合。佐々木は、決して悪い試合ではなかった。次にバトンタッチできる試合で良かった。(加藤)悠二にいい流れがきた。悠二は、リーグ戦という中でも相手に何が効いているかをよく見れていた。(中村)祥吾はよく粘っていた。速さについていけていて、持ち前の粘りがでていた。よく頑張っていた。(明日は)今日の試合内容なら、十分自信を持って臨める」

◆渡邉 賢主将
「(初戦は)負けたけど内容はあった。連続で点を取られても、応援が声出していい雰囲気だった。サーブやレシーブがしっかりしていればいい勝負ができることがわかったし、全体的にみんな成長していたと思う。(今季は)長期間の日程できつくなってくると思うけど、今日みたいに全員で戦っていきたい。(明日は)強い相手だけど、向かっていく気持ちでいけばチャンスはあると思うので頑張りたい」

◆加藤悠二
「(今日は)3セット目でサーブを変えたら、リズムが合ってきた。4セット目のタイムアウト前は焦ってミスをしたが、その後はゆっくりプレーすることができて気持ちの面で楽になれた。(チームは)佐々木は、相手がとても強いけど思い切って元気にやってた。おかげでやりやすくなった。100点。(明日は)上位に入るには明日の2戦が重要。1人1人が自分のできることをしっかりやる」

◆中村祥吾
「(リーグ開幕は)去年の春に悔しい思いをして、それを忘れずに練習してきた。駒大が勝つという気持ちでやった。(今日は)下回転のサーブが思ったより相手に効いてたけど、攻撃がそればっかりになって5セット目では最後相手にペースを握られてしまった。(明日は)今日は強豪相手にある程度戦えた。今日みたいな試合をやるように考えてやれればいいと思う」

◆佐々木雄野
「(初出場は)緊張はしなくて、いつも通りの感じで調子はよかったけど、それ以上に相手が強かった。いくら相手が強くても(加藤)悠二さんみたいに1球も無駄にしないで1球1球を大事に戦えばどんなに負けててもきつくても最後にはチャンスがあるって改めて思った。(明日は)どの相手に対しても向かっていく立場。とにかくがむしゃらに頑張りたい」

【春季関東学生卓球リーグ1部リーグ 現順位表】(※得失点で計算)
   1位 明 大(1勝0敗)
   2位 専 大(1勝0敗)
   3位 日 大(1勝0敗)
   4位 法 大(1勝0敗)
   5位 中 大(0勝1敗)
   6位 早 大(0勝1敗)
   7位 駒 大(0勝1敗)
   8位 埼工大(0勝1敗)

      
 なお、次戦は5月5日、早大戦が10:00から、中大戦が15:00から日野市市民の森ふれあいホールで行われる予定。

■会場へのアクセス
 JR日野駅より徒歩15分、多摩都市モノレール甲州街道駅より徒歩12分

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