• 三大駅伝を振り返る大八木監督=都内ホテルで(松本真依撮影)

  • 今季のチームを引っ張る新主将・撹上=都内ホテルで(町田敦子撮影)

  • チームを支えた4年生=都内ホテルで

第15回大学三大駅伝報告会

[陸上競技部]格を上げたチームで三大制覇へ!来季主将は撹上(2012年02月17日 16時18分)

 第15回大学三大駅伝報告会が2月16日、駒澤大学陸上競技部後援会主催のもと都内ホテルで行われた。会場には高林祐介(09年度卒、現・トヨタ自動車)や飯田明徳(10年度卒、現・Honda)ら陸上部OBをはじめ、多数の来賓がかけつけ、選手たちの健闘を讃えた。
 駒大の11年度駅伝成績は出雲駅伝2位、全日本大学駅伝優勝、そして箱根駅伝は準優勝。4年振りの王座奪還に手は届かなかったが、駒大の往路記録を更新し、スピードで勝負を見せた。大八木弘明監督や今年度主将の井上翔太(G4)らが挨拶し、今季を振り返り、チームへの思いを語った。
 また、来年度の新体制が発表され、主将に撹上宏光(経3)が就任。以下は監督と選手のコメント。

◆大八木弘明監督
「昨年は東日本大震災があり、非常に大変な年。福島出身の人間として、少しでも復興のために震災の人たちのために何か役に立てれば、と三大駅伝に向けて選手とひとつになって戦ってきました。今回は勝負の年、と撒いた種がようやく実りました。選手には三大駅伝で1つは勝とう、と言ってやったのが全日本です。2つと言えば良かった…1つ勝ってから楽な気持ちになったのか、大事な箱根で大差で完敗しました。本当に悔しくて、完璧に負けたんですけども、その悔しさはずっと残っています。もう一回、今年は撒いた種がもう一回開く年だと思います。テーマとして、駒澤大学は速い、だけでなく強いと言われたい。今年は強さをアピールしながら、駅伝やトラックを戦っていきたいと思っております。駒大の今はトラック&駅伝!今年の三大駅伝は皆様に感動を与えられる、勇気づけられるように、三冠を狙えるように頑張っていきますので、応援宜しくお願いします」

◆井上翔太(主将)
「今回の箱根駅伝は東洋大に大差をつけられての準優勝、非常に悔しい思いをしました。そしてまた、自分たち4年生は箱根駅伝の優勝を経験することなく卒業になってしまいました。しかしながら、この4年間で本当に多くの経験と感動をすることができました。今シーズンの駅伝は、優勝を確信して挑んだ出雲、その悔しさをもって臨んだ全日本大学駅伝で見事に優勝。そして箱根駅伝では2位、タイム的には駒大記録を上回るものになったのですが、その上をいったのが東洋大でした。その差はどこにあるのか、自分なりに考えたところ全日本で優勝し、箱根への気持ちが東洋大より弱かったことにあったのだと思います。最後の負けは全力で取り組んだ結果なので悔いはありません。来年は優勝してくれると信じています。これから実業団で頑張っていきますので、応援宜しくお願いします」

◆撹上宏光(新主将)
「私のこの体格を見てのとおり、ひょろひょろで頼りないイメージを持たれるかもしれませんが、それを払拭する強い気持ちを持ってチームを引っ張っていきます。また、撹上という名前にそぐわないように、チームの格を上げていきたい。私自身の目標として、今年度チームの試合に対する気持ち、団結力を高めていくとともに、各個人の自覚を意識して精神的に強いチームを作っていきたいと思っています。また、この会に参加してくださる後援会の方々をはじめ、陸上部を応援してくださる全ての人々に感謝を持ちながら、監督・コーチの指導のもと、日々練習に励んでいきます。今年、必ず三冠達成します!公言したからには実現したいと思っておりますので、応援のほど宜しくお願いします」

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